ことわざ

一難去ってまた一難の意味・使い方

2018-06-07

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意味

一つの災難を逃れて、もしくはやり過ごしてほっとする暇もなく新たに別の災難が降りかかること。
次々と引きつく暇もなく災難に見舞われること。

由来

「難」とは災難や困難のことで、天災などの人の力ではどうにもならないものから人為的な困難や窮地まで幅広く含んでいます。これは災難が「2回やってくる」という意味ではありません。災難が「続いてやってくる」ことを表しています。

また、この考え方は欧米でも同じようで英語表現にもいくつか似たものが見られます。
Jumping from the frying pan into the fire.
(フライパンからジャンプして火の中へ)
One disaster after another.
(一つの災難の後にまた別の災難)
To take one foot out of the mire and put in the other.
(片足をぬかるみから抜き出し、片足をぬかるみに踏み入れる)
If the Bermudas let you pass you must beware of Hatteras.
(バミューダ諸島を無事通過したら、ハッテラス岬に気をつけねばならない)
というものがあり、どれも一つの災難が終わったと思ったらすぐに次の災難が降りかかっています。

似た意味の言葉

前門の虎、後門の狼」・・・後ろから追いかけてくる狼を一瞬振り切ったと思ったら前方には虎が待ち構えているという状態です。次々と災難に襲われている様子がわかります。

「火を避けて水に陥る」・・・火事などの火から逃れたと思ったら、今度は海や川などの水にはまってしまって溺れる可能性が出てくるというものです。これも災難が続いています。

意味の変遷

現在でも意味が変わることなく使用されていることわざです。
「めんどうな仕事を押し付けられてやっと終わったと思ったら新しい仕事を命じられた。一難去ってまた一難だ」というようにビジネスシーンでも使用されますし、「大きな地震があって、なんとか耐えきったと思っていたら今度は近くから火事が出て逃げないといけなくなった。一難去ってまた一難だ」というように天災が絡む場合は災難が続くことが多いために使用されることも多くなります。

また、映画やアニメなどでも主人公がピンチに陥った際は何か一つ脱出できたと思っても大抵はピンチが連続します。一人の敵から逃げ切ったと思ったら別の敵が出てきたり、怪物から逃げたと思ったら別の罠が作動するといった感じです。これも一難去ってまた一難と言えるでしょう。

使用法、使用例

「いやあ、困ったよ。浮気がばれて大ゲンカした後になんとかなだめて家に帰ったら別の浮気相手が家に来ていたんだ。本当に一難去ってまた一難だったよ」
「それは単純にお前が招いた災難じゃないか?」 

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