ことわざ

九死に一生を得るの意味・使い方

2018-06-07

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意味

ほぼ助かる見込みのない状態から、かろうじて助かること。
とても助かるとは思えない危険な状態から、奇跡的に助かること。
ほとんど絶望的な状態から助かるという幸運を強調する際にも使用される。

由来

「九死」とは、ほとんど助かる見込みがなく、ほぼ死が間違いないというほど危険な状態のことを指します。割合的にも90%の死の確率とも言えます。「一生」とは助かって生き延びることができるということです。割合的には10%となります。多くは怪我や病気、追いつめられたときなどに使用します。その際、ほとんど助かる見込みがないという前提でなければいけません。

例えば脳卒中で倒れてしまい、数分以内の処置が求められるようなときにたまたますぐ近くに医者が居て助かった。普段は誰もいない海で泳いでいるときに溺れてしまったが、運よくレスキュー隊員が近くで訓練をしていて助けられたというような、普通に考えれば絶望的なところをギリギリで助けてもらったときなどに使用されます。

また、悪人などに追いつめられて、もう助からないと諦めたときに応援が来て助かったりしたときなどに「九死に一生を得た」という表現を使用します。

英語表現では、
To have a narrow escape.
(ぎりぎりのところで逃れる)
というものがあり、きわどい所で助かったということを表しています。

似た表現では「万死に一生を得る」というものがありますが、この場合はさらに「死の確率」が上がっているために助かる可能性はさらに低かったとも考えられます。

意味の変遷

近年、現実でも使用されますしアニメやマンガ、映画、小説などでは頻繁に使用されている表現です。ただし「九死に一生」の割合としては9割の死が前提となりますので、少しの危機などでは本来使用することができません。最近では少しのピンチなどでもうまくいった場合に使用されることがあり、少しハードルが下がっているとも言えます。

また逆に助かる可能性が10%もあるので、これを「奇跡的に助かる」という表現と合うかどうかでも議論はあります。10%あるのであれば、それは「奇跡」とは言えないというものです。しかし重病や重症の際に医師に「成功率は10%」と言われれば、多くの人は絶望的になることから、そこから助かった場合は「奇跡的に助かった」と言っても良いという考えもあります。

使用法、使用例

「危なかった!さっき交差点で俺の5cm横をダンプカーが突っ込んで行ったんだ!」
「それは九死に一生を得たな。ラッキーじゃないか」

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