血圧

冷え性の原因にはどのようなものがあるか

2018-06-08

関連キーワード

常に体が冷えているような感覚を自覚してしまう辛い冷え性。その原因にはどのようなことが考えられるでしょうか。
冷え性と聞くと「女性に多い」というイメージがあります。男性にも冷え性はありますが、女性から比べると少ないと言えるでしょう。男性の場合、女性から比べ、男性ホルモンの働きにより筋肉量が多く、皮下脂肪量が少なく、血行が良いことが、冷え性を少なくしていると考えられます。
しかし、冷えを感じている男性がいるのも事実ですし、冷えを感じない女性がいるのも事実です。
そこで冷え性の原因を考え、お話していきたいと思います。

運動不足

全身の血液循環は筋肉の動きに関係しています。例えば、座り仕事が多い場合、足がむくみやすくなり、寒さを感じて掛け物を使ったりしますね。逆に常に走って動く仕事をしている場合、自然と身体が鍛えられ、筋肉がついてスタミナが増えると同時に循環が良くなるため、体温が上がりやすく、寒い時期でも薄着で仕事をしている姿を見かけることがあります。

上記は一つの例ですが、運動量が少ないと、それだけ筋肉への刺激が少なく、血液循環が滞り、体温調節が上手くできなくなると考えられます。運動不足を自覚しており、冷えを感じているのであれば、通勤などの時間を利用して、軽いウォーキングなどの運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。筋力がつくことで、冷え性が改善される可能性があります。

運動不足を自覚しており、筋力の低下を感じているならば、現在は冷えを感じていなくても、今後冷えを感じ始める可能性があります。適度な運動をして、血液循環を促進し、体温を調節できる身体作りをしていきましょう。

無理なダイエット

現代では、SNSなどの普及により、理想とするスタイルを広告などでもよく目にすることができます。こういった映像資料を目の当たりにすることで、ダイエット意識が芽生えやすくなってしまいます。ダイエット自体は悪いことではありません。そのダイエット方法が適切か不適切なのかに問題が潜んでいます。

「ダイエット=体重を落とすこと」と捉えている人が多いように感じられますが、体重を落としても、広告などで紹介されている理想とするスタイルにはなりません。理想とするスタイルとするには、「適切な筋力トレーニングと、トレーニング量に見合った栄養を摂ること」が求められます。その栄養も例えば油分の多い偏りのある食べ物ばかりであると筋力トレーニングの効果を実感しにくくなりますし、逆に野菜ばかりであると、たんぱく質と炭水化物量が足りず、筋力トレーニングで高負荷をかけた筋肉の回復が十分にされず、身体を痛める原因となってしまいます。

このように適切な栄養を摂らない、無理な体重を落とすだけのダイエットをしている場合、いくら運動をしていても冷えは改善されるどころか、悪化させてしまう危険性が潜んでいます。

カロリー不足に陥ると、身体は栄養を蓄えようと働くようになり、体温の放散を抑えようと働き始めます。結果、低体温状態となる場合があり、冷えを感じるようになってしまう可能性があります。

常に減量を求められるアスリートであれば、長い時間をかけて、そのような身体を作ってきているため、ほとんど問題ありまえんが、今まで何もしていなかった人がアスリートと同じようなダイエットに取り組むのは、冷え性を防ぐためにもやめた方がいいでしょう。

不規則な生活リズム

夜更かしなどで十分な睡眠を取らない不規則な生活を送っていない場合、冷え性となるリスクが高くなります。冷え性は西洋医学の考えでは、自律神経失調症、不定愁訴が原因と考えられています。不規則な生活は、自律神経の働きを乱すため、様々なストレスに対する防御力を落としてしまうことになります。

自律神経が正常に働くようにするには、基本として、「規則正しい生活を送り、十分な睡眠と栄養を摂ること」「適切な運動をすること」が求められます。自律神経が乱れると冷え性の原因となることももちろんですが、風邪などの体調不良を起こしやすくなったり、気分が落ち込みやすくなったりと、様々な形の体調不良として現れてきます。

 自律神経を整えるとされるホルモンの一つであるセロトニンは、日中に分泌が盛んになると言われています。規則正しい生活を送り、さらに分泌促進のために日中の活動量を増やすこと、活動量に見合った十分な栄養を摂るということは理にかなっていると言えます。

規則正しい生活を送って自律神経を整えていくことで、冷え性が改善される可能性は大いにあります。今一度、自身のライフスタイルを見直してみるとよいのではないでしょうか。

まとめ

冷え性の原因として考えられるモノを3つ挙げてお話しました。疾患からくる冷え性もあるため、一概には、今回お話したモノだけが原因とは言えませんが、冷えを感じやすいと思っている方は、3つの原因に自分のライフスタイルを当てはめてみて、原因となっているものがないか、参考にしていただければ幸いです。

監修:mikkumikupapa
勤務:行政看護師
専門:小児身体疾患及び発達障害

自己紹介

男性看護師として、病棟勤務の経験は15年。専門は小児科領域。特に発達障害を抱える子供が二次的障害を引き起こし、入院治療が必要となってしまったケースへの治療と看護について経験と学びを深めてきました。現在はその経験を活かし、乳幼児に関わる行政看護師として勤務しています。保育園を兼ねた職場であり、日々元気な乳幼児と関わりながら、保護者へ流行りの感染症や予防方法、成長発達に関わることなど多岐に渡る相談を受けています。自身も3姉妹の父であり、1日中元気な子供に囲まれた生活を送っています。

    ▲ページトップ