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犬の体格や性格で使い分けよう!首輪とハーネスのメリットとデメリット

2018-06-26

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犬を散歩させるときは、首輪かハーネスを付けることが常識となっています。
狂犬病予防注射と鑑札着用が法律で義務付けられているので、鑑札を首輪に付けている飼い主も多いのではないでしょうか。ハーネスは散歩から帰宅後に外さなければなりませんが、首輪は家の中で付けていても邪魔にならず犬へのストレスも少ないとされています。近年では5kg以下の小さな犬種を飼う家庭が増えているため、首輪を付ける個体が減ってきているそうです。
でも、本当に首輪なしで暮らす生活が犬にとって最善の方法なのでしょうか?

首輪とハーネスには、どちらにもメリットとデメリットがあります。両者の特徴や使い方を再度おさらいしながら、愛犬に最も適した使い方を考えてみましょう。

犬に首輪は必用なの?ハーネスとの違いについて

◇首輪の特徴

首輪は、非常にコンパクトで使いやすい犬用アイテムです。首の周りを囲むだけのシンプルな造りなので、装着や取り外しがしやすく犬への負担も少ないとされています。素材やデザインも様々なタイプがあり、ファッション要素を兼ね備えている素敵な首輪も多いですよね。散歩のときには外れづらい頑丈な首輪、家の中では肌ざわりの良い柔らかな布製など、用途によって使い分ける飼い主も増えています。日本で犬に首輪を付けるように義務付けられたのは明治時代だったそうです。当時は、飼い犬と野良犬を見分けるための有効な手段でした。野良犬は殺処分の対象とされていましたが、飼い犬であれば免れることができたのです。これは、現代でも基本的には変わっていません。首輪は、散歩させるためだけはなく、飼い主と愛犬を「真の意味で繋ぐ」重要な役割を持っています。

◇ハーネスの特徴

ハーネスは、散歩用アイテムとして小型犬から大型犬まで幅広く使われています。首輪とは違い首から胴周り全体を固定できるので、犬の動きに合わせて無理なく制御することが可能です。ハーネスは、盲導犬のシンボルとしても有名なアイテム。犬の動きが飼い主の手に伝わりやすく、安全な歩行を補佐するための役割を担っています。体への負担が少なく牽引に向いている造りなので、荷物や人を運ぶ労働犬にもハーネスが採用されています。元来は、犬の首にかかる負担を軽減し働きやすくするためのアイテムだったのですが、近年は家庭犬の散歩アイテムとして広く使われるようになりました。家庭犬用ハーネスには、犬の体への負担が少なく小型犬でも使いやすい様々なタイプが豊富です。一般的には外出時のみ着用させることが多いのですが、介護用など室内で着用OKの胴着タイプも出回っています。

首輪とハーネスのメリットとデメリット

首輪のメリットとデメリット

首輪は、犬と初めて暮らす人でも使いやすいアイテムです。散歩へ行くときはリードを繋ぐだけでOKなので、ハーネスより短時間で身支度できます。首輪はハーネスより行動に制限をかけることができるため、しつけにも有効なアイテムです。室内でも付けたまま過ごせるので、危険な場所へ行きそうになったら首輪で引き戻すことができますし、問題行動を起こしたときでも制御しやすくなります。特に、体が大きな犬種は抱き上げるより首輪を掴んだ方が素早く対処可能です。抱っこが好きな小型犬の場合は室内で首輪を付けない飼い主も多いのですが、できれば室内用の首輪を付けることをおすすめいたします。もし、愛犬が家から脱走したり災害などに巻き込まれたりしたときでも、鑑札を付けた首輪があれば飼い主の元へ戻れる確率が高くなるからです。

犬の首輪は活用しやすい優秀なアイテムですが、デメリットもあるので覚えておきましょう。特に、散歩中の取り扱いには要注意です。リードを強く引っ張るクセのある犬の場合は、首や喉だけでなく頭部への負担も大きくなります。リードを引いたときにゼイゼイと苦しがるようなら首輪は向いていません。外出するときはハーネスに変えた方が良いでしょう。

ハーネスのメリットとデメリット

ハーネスは、胴全体に装着するアイテムなので、犬への負担が少なくなります。圧力が分散できる構造になっていて首への圧迫が少なく、自由に動き回っても呼吸器や頭部への負担が大幅に軽減可能です。特に、マズルが低くて呼吸器系が弱い犬種や、内臓機能が低下している老犬の散歩には向いています。怪我・病気・老化などが原因で歩行困難になった犬でも、介護用ハーネスを着用させることで散歩が可能になるケースも多いようです。ハーネスは、しっかり装着すれば首輪のようにスポッと抜けてしまうこともありません。動きが活発でゆるんでしまう場合は、服のように着せて固定できるベストタイプを試してみましょう。

散歩アイテムとしては優秀なハーネスですが、ほとんどのタイプは家の中では装着しません。何も付けていない状態になると、犬のストレスは軽減されますが、万が一のときの対応に遅れてしまうことがあります。他のデメリットとしては、装着しているときでも首輪に比べて行動が制御できないことです。体格の大きな犬種なら、簡単に飼い主を引っ張り回すことができます。散歩中にしつけを取り入れたいときは、ハーネスではなく首輪の方がおすすめです。

首輪とハーネスは、どちらにもメリットとデメリットがあるので、犬種や性格に合わせて使い分けていきましょう。健康状態に問題のない犬なら、どちらか一方を選ぶのではなく、首輪もハーネスも付けられるように慣れさせるのもおすすめです。訓練をするときは首輪、軽い散歩ならハーネスなど、用途に応じて使い分けることができるようになります。犬との暮らしに欠かせないアイテムを上手に利用し、信頼関係と絆を深めていきましょう。

監修:ソラノアンジュ

愛するペットと暮らす充実した幸せな人生。その素晴らしさをたくさんの人に伝えたくて、ペットライターの道を選びました。
長年の執筆経験で得た情報を元に、あなたの可愛いパートナーを探すお手伝いができれば幸いです。

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