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深みとまろやかさ、強烈な芳香≪おすすめ熟成ワイン5本≫

2018-07-11

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ワインの魅力といえば、やはり熟成。樽熟成をしっかりと経た後、適切な環境で瓶内熟成されたワインの味わいは、ヌーヴォーとは違った深みとまろやかさ、強烈な芳香があります。
ここでは、おすすめの熟成ワインを数本紹介します。

シャトー・レスタージュ・シモン 2000

フランスボルドー内でも、高級ワインを多く産出する地区、オーメドックにあるワイン「シャトー レスタージュ・シモン」。同ワイナリーは、サンテステフの北に位置しており、かの有名なシャトー・ソシアンド・マレとも近い場所にある名門ワイナリーとして知られています。

シャトー・レスタージュ・シモンは、階級付のシャトーではありませんが、ギ・サボワをはじめ、アラン・デュカスなどの大変有名なレストランにオンリストされたことで知られており、フランスでは知る人ぞ知る、高品質ワインを生み出すシャトーとして有名なのです。

シャトー・レスタージュ・シモン 2000」に使用されているブドウ品種は、メルローが67% カベルネ・ソーヴィニヨン27% カベルネ・フラン6%という、メルロー主体のブレンド。

ボルドーの右岸を思わせる、まろやかで官能的な味わいが魅力です。さらに、熟成は2000年ということで18年以上。もっとも、シャトー・レスタージュ・シモンの評価が高かった時期の1本であり、まさに掘り出しものとして知られている超有名ワインなのです。

1998年 アントナン ロデ

フィサン熟成というと、カベルネソーヴィニョンやメルロー、ネッビオーロなど、フルボディ系のワインを造るブドウ品種によるものが多くあります。

しかし、ブルゴーニュ地方のワインも繊細でありながら力強いピノ・ノワールで造られていることが多く、品質が高いブルゴーニュワインであれば、数十年以上の熟成に耐える、ということでワインファンにも注目され続けられています。

ただし、ロマネコンティなど高級ワインの場合、熟成を経たアイテムとなると100万円以上の価格となってしまい、なかなか手に入れるのが難しい現状です。そのため、品質が高いながらも、さほど知られていないAOCのブルゴーニュワインを手に入れるのが、熟成ワインファンの楽しみです。

「1998年 アントナン ロデ フィサン」は、現地では知られるフィサンというAOCですが、国内ではまだまだ認知度が低く狙い目の産地です。さらに、アントナン ロデはブルゴーニュで名門ネゴシアンであり、現代のブルゴーニュには珍しく、適正価格で販売されています。

ヴィンテージは優良年とも言われている1998年もので、ピノ・ノワールがまろやかに、そして華やかに落ち着いた味わいになっています。1998年のピノ・ノワールでここまで良い品質は少ないので注目すると良いでしょう。

オチョア・ヴェンディミア・セレクショナーダ 2005

ボデガス・オチョア熟成ワインの魅力は、熟成によるまろやかで重厚感のある味わいです。熟成を経たことにより、若い頃には苦々しかった味わいがワンランクアップし、非常に飲みやすくなるところが最大の魅力でしょう。

さて、そんな熟成ワインの品質が高く、さらに適正価格で手に入れられるのがスペインです。ボデガス・オチョアが醸す、「オチョア・ヴェンディミア・セレクショナーダ 2005」は、まさにその魅力を詰め込んだ1本と言えるでしょう。

自社畑から最高のクオリティーを得るというコンセプトでワインを造るワイナリーとして知られており、徹底したこだわりを詰め込まれた、深淵なる味わいのワインとしても話題です。ナバーラという有名ワイン産地で最も古いと言われているワイナリーであり、その歴史は14世紀まで遡るとも言われています。

しかし、歴史の古さだけではなく、標高400mの高地、石灰 質に富む粘土質、そして雨量が少ないことから健全なブドウが生まれる土地としても魅力です。

日光量も多く、糖度がしっかりと上がってから収量を落として収穫されるので、充実した旨味を楽しめるワインが産出されます。今回使用されているブドウ品種は、テンプラニーリョ、メルロー、カベルネソーヴィニヨンのボディ感が強い3品種ですが、ヴィンテージは2005年。

なんと、10数年以上の熟成を経たものであり、タンニンもまろやかに収まり、今丁度飲み頃を迎えています。世界的なコンクールでも多々賞を受賞しているワインであり、評論家たちからも高い評価を得続けている1本として話題となっているのです。

ピッツィーニ・コロナメント・ネッビオーロ[2005]

オーストラリアは安価で飲みやすいワインが多い、というイメージが強い方もいるかもしれません。しかし、オーストラリアには数多くの名門ワインが揃っており、熟成をベースとしている高級ワインも多くあることを知っておくことが必要です。

特に西オーストラリアの最高級ワインですが、「ピッツィーニ・コロナメント・ネッビオーロ[2005]」は価格も適正価格であり、オーストラリア熟成ワインの魅力を存分に味わえる1本となっています。

「ピッツィーニ・コロナメント・ネッビオーロ[2005]」は、オーストラリアでありながら、イタリア品種でワインを醸す珍しい生産者であり、このワインもネッビオーロという北イタリア産の高級ブドウ品種が使用されています。

レッドプラムや赤いリコリス、さらにはローストしたヘーゼルナッツなどの風味など、複雑性の高い味わいとなります。

2005年という10年を越える熟成を経たことで、ネッビオーロの強い酸、タンニンがぐっとまろやかになってきており、そのバランスが完全にまとまっているのです。ネッビオーロを贅沢に20ヶ月間樽熟成させるという、驚きの手法も魅力です。

ヴィクトリア州キング・ヴァレー という土地は冷涼なだけあり、繊細さも楽しめます。一度は飲みたい、最高峰ワインのひとつでしょう。

2000年 ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ/ドメーヌ・ド・ボーリュー

白ワインの熟成ワインと言えば、シャルドネを思い浮かべる方が多いかもしれません。白ワインは赤ワインと比較してタンニン量が少ないため、酸化しやすく、酸が立ってしまい飲み頃を直ぐに過ぎてしまうところが弱点です。

しかし、品種や熟成法などに注意すれば、10年以上の熟成をも耐える、素晴らしいワインとなります。「2000年 ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ」を醸すドメーヌ・ド・ボーリューは、フランスの北部ロワールのヴァレ村という場所で白ワインを醸す、1950年生まれのドメーヌです。

ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌという、「ミュスカデ」というブドウ品種を使用した溌剌とした酸を持つ、シャープなワインで有名なAOCながら、熟成された白ワインもストックしているのです。

2代目当主のジョゼフが手掛けるミュスカデですが、結婚式でたまたま口にしたその味わいに衝撃を受け、その翌年から熟成させるワインを造り始めたと言われています。ミュスカデは、シュールリーという、樽熟成を経て旨味をワインに与える技法が義務づけられています。

そのため、樽由来のポリフェノール分が溶け出しており、さらに味わいもいつまでも溌剌とさせることができ、程よく酸化もされるので熟成に耐えうる状態になります。パリやロワールのレストランでも引っ張りだこのワインであり、手に入れるしか今しかない、という希少なワインとなっているのです。

熟成ワインは魅力

ここでは、熟成ワインを紹介しました。どれも魅力的です。ぜひ、手に取ってその味わいを確かめてみてください。

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