ガーデニング

本当は寒さにも暑さにも弱い!シクラメンの育て方

2018-08-04

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寒さが厳しい冬の室内で、長い間うつむき加減に咲いてくれるシクラメンは、毎年新品種が登場することや、寒くなると園芸店の店頭に数多く並ぶことからも、冬のガーデニングの主役の一つです。

シクラメンの花色というと、白や赤・ピンクが定番でしたが、黄色や紫色のものも登場し、八重咲きのものやフリルがついたような鮮やかなものもでてきました。
葉っぱも斑入りのものや銀葉「プラチナリーフ」も登場し、より鮮やかさが増してきています。

大きくならないコンパクトな株に育つガーデンシクラメンは、寒さに強い品種で、冬でも屋外栽培が可能になりましたが、それは暖地限定。
ガーデンと名の付くシクラメンであっても、寒冷地ではあっという間に溶けてなくなってしまうので、気温が低すぎる期間は室内栽培します。

シクラメンは暑さにも寒さにも弱い多年草

シクラメンは、寒くなると出回り、春温かくなってくると枯れてしまう事が多いので、一年草と思われがちですが、実は長年育てることもできる多年草であり、球根植物です。

シクラメンは冬に数多く出回るので、寒さに強いと考えている人が多いのですが、寒さにも暑さにも弱いデリケートな植物です。
シクラメンは生育適温が10〜15℃という、えっ?と思う温度が生育適温で、5℃を下回ると溶けるように枯れ、20℃を超えるとぐったりして枯れてしまうことがあります。

春になると、気温が上がりすぎるために、大部分が枯れてしまいます。
いつも室内においているから、暗すぎるだろうと、温かい日に外に出して日光浴させると、ものすごく弱ってしまうことがありますが、シクラメンにとって暑すぎる環境の為せる技です。

シクラメンは明るい涼しい場所で管理して

シクラメンは、日当たりの良い屋外で管理した方が、蕾が増えて花つきが良くなりますが、温度条件をクリアするのが難しいので、明るい窓辺で育てるのがおすすめです。

冷暖房の風が直接当たらない、できるだけ日当たりが良い、でも、温度がちょっと涼しいくらいの場所で育てましょう。

暑すぎたり寒すぎたりすると、あっという間に弱って枯れてしまいますが、ずっと室内管理していると、日照不足気味にはなりますが、それが原因では直ちに枯れてしまうことはありません。
無理に屋外栽培しようとするよりは、室内のできるだけ明るい環境において、「最適温度が10〜15℃」という温度条件をクリアした室内育ちにしたほうが、管理も容易になります。

シクラメンの水管理と肥料

シクラメンの鉢の大部分は、底面給水になっていて、下の受け皿に水をためておく方法で水やりをするようになっていますが、ずっと底面給水ばかりで管理していると、鉢の中に老廃物が溜まってしまうので、時々土の上から水をやるようにします。
球根や葉っぱ、花に水がなるべくかからないように注意しながら水やりしましょう。

花をたくさん咲かせるシクラメンは、肥料食いです。
蕾が少なくなってきたら、緩効性化成肥料をひとつかみ、株からできるだけ離してまいておき、2週間おきくらいに液体肥料を水の代わりに与えるようにします。

シクラメンの花殻摘みと株の組み替え「葉組み」

シクラメンの花が終わってそのままにしていると、種をつけようとするため、次の花が咲きにくくなってしまうので、花殻をこまめに摘むようにします。
花殻は、茎をくるくる回していくと、付け根からポロッと取れます。
無理に引っ張らないで、優しくくるくる回して株元から取り除きましょう。
傷んだ葉っぱも、同じように茎をくるくる回せばポロッと取れます。
花だけ摘んだり、茎を途中で切り取っておくと、そこから腐ってしまうので、必ず茎の付け根から取り除きます。

シクラメンをしばらく育てていると、花と葉っぱがごちゃまぜになってくることがあります。
シクラメンをこれからも元気に育てていくためには、ごちゃごちゃしてきた葉っぱと花茎を優しくほぐして組み替えて、花茎が中心に、葉っぱが外側にくるように組み替える必要があります。
この作業を「葉組み」といいます。

どうしても邪魔になるところに生えた葉っぱは、傷んだ葉っぱと同様に、茎をくるくる回して茎の付け根から取り除くようにします。
葉っぱを外側に来るように組み替えることで、中央の花芽にしっかりと日があたり、どんどん蕾が成長できるようにします。

シクラメンの夏越しは難しい

シクラメンの生育適温は10〜15℃なので、寒冷地でも夏に適温を維持するのは難しくなってしまいます。
シクラメンの夏越しは難しく、うまくいっても、その後の花数が前年の半分以下になることが多いので、挑戦しがいがあまりないのが現実です。

シクラメンの夏越しの方法は2通りあって、葉っぱが残っている場合は、そのまま水だけ与え続けて育てて夏越しさせます。
花数が少なくなってきた春先か、気温が下がってきた秋に植え替えたほうがより元気に育ちます。
シクラメンを植え替えるときは、根っこはなるべくいじらないように、根の周りの土はそのままにして、新しい土を加えて植え替えましょう。

葉っぱがない場合は、球根を掘り上げて、冷暗所で球根を保存して夏越しさせます。
9月ごろに、球根の1/3が埋まるように、新しい土に植え付けるようにします。

シクラメンの土は、シクラメン用の培養土を使うのがおすすめですが、赤玉土に半量ほどパーライトやバーミキュライトをブレンドした土や、普通の培養土にパーライトやバーミキュライトをブレンドした土もおすすめです。
肥料分をたっぷりと必要とするので、元肥は多めに施肥してください。

シクラメンの葉っぱの色がおかしいとき

シクラメンは大部分において室内管理していることが多いので、室内栽培の植物によく付きがちなハダニがついてしまうことがあります。
葉っぱの色がかすれてきて、なんとなく元気がなく、綿のようなものが葉についているときはハダニがついています。

薬剤を散布してもなかなか駆除しきれないので、ハダニがついている葉っぱは茎から取り除いてしまうのがおすすめですが、残すのであれば、葉の両面にベタベタになるまでベニカXスプレーをかけて駆除します。

シクラメンは花も葉もあまり水をかけないほうがいいのですが、時々葉の両面をシャワーで洗い流して置くと、ホコリも取れてハダニの予防になります。
こまめにやると逆にダメージになるので、月に1〜2回程度で良いので、時々葉を洗っておくようにしましょう。

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