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ウーパールーパーの飼育は難しくない!上手な育て方のコツとは?

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ウーパールーパーは、愛嬌たっぷりの顔とユーモラスな動きが特徴的なメキシコ原産の両生類です。
1980年代にTVCMのキャラクターとして登場。にっこり笑ったような顔つきと可愛い動きを披露し、日本に一躍大ブームを巻き起こしました。当時、ウーパールーパーという名前で紹介されたため流通名として定着していますが、正式和名は「メキシコサンショウウオ」です。近年ではカラーバリエーションも豊富でペットとして飼う人が増えてきています。
両生類特有のワイルドなイメージからは程遠い愛らしい生き物ですが、丈夫な体質で飼育方法はそれほど難しくありません。

水の中から可愛い容姿と仕草で人の心を癒してくれるウーパールーパーの魅力と、飼育方法のポイントについてご紹介します。

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ウーパールーパーの生態と特徴について

◇日本でのみ飼育可能なペット

ウーパールーパーは、メキシコサンショウウオのアルビノから生まれた独自の種類として扱われています。
分類上はメキシコ原産ですが、日本で出現した突然変異の個体を元に品種改良が行われて誕生した品種だからです。現代の日本で飼育可能なのは、日本独自の品種改良により流通している個体のみで、国際取引は禁止されています。つまり、ウーパールーパーは日本国内にしか存在しないペットということになります。
世界的に見れば非常にレアなのですが、繁殖力が高いので販売価格は500円〜3000円くらいです。体長20cm〜25cmくらいの大きさまで成長し、平均寿命は5年〜8年ほどですが、正しい環境で飼育すれば10年以上長生きすることもあります。

◇ネオテニーという特殊な生態について

両生類は成長の過程で変態を経て幼体から成体になります。
代表的な例では、オタマジャクシがカエルになる過程です。この成長段階でエラがなくなり肺が形成されます。しかし、ウーパールーパーの成長スタイルはかなり特殊です。ネオテニー(幼生成熟)という成長過程を辿るので、幼生の特徴を残したまま大きくなります。色素が薄く柔らかそうな体や、花びらのようなエラを残した可愛い顔つきをしているのは、幼い頃の特徴が残っているからなのです。
そのため、ウーパールーパーは成体になった後も陸に上がることなく、ずっと水の中で暮らします。一見すると弱そうなイメージがありますが、ネオテニーならではの優れた再生能力を持っており、生命力が強く体はとても丈夫です。

◇カラーバリエーション豊富!水環境に気を付ければ飼いやすい

ウーパールーパーのカラーは、リューシスティック・ゴールデン・ブラック・アルビノ・マーブルの5種類。
最も人気が高いのは白っぽい体で目が黒いリューシスティック。ウーパールーパーと言えば、真っ先に思い浮かぶカラータイプです。近年では、熱帯魚・両生類専門ショップの他、ネット通販でも購入することができます。色の種類が違っても育て方は同じなので、実物や画像を見ながら自分好みの種類を探してみましょう。
稀に、レアカラーの個体が販売されることもあるようです。ウーパールーパーは丈夫な個体が多いので、水環境に気を配れば飼育するのは難しくありません。排泄物や餌などの汚染が少ない清潔な水質と適温を保つことで、長生きさせることができます。

初心者でも育てやすい!おすすめの飼育設備と方法は?

◇大きめの水槽でゆったり単独飼育が基本

ウーパールーパーは共食いする性質があるので、繁殖目的以外は単独飼育が基本です。
成体でも25cm以下の個体がほとんどですが、水槽は幅45cm以上のものを用意しましょう。飼育に適した水質と適温を維持するためには、大きめの方が理想的です。水槽内には、ろ過フィルター・エアーポンプ・隠れ家(土管)・水温系を設置します。この飼育設備であれば、バクテリアの力を借りながら水を浄化することが可能です。
ウーパールーパーはきれいな水環境を好みますので、大きめの水槽でも1週間〜2週間に1回くらいは水を取り替えます。水はカルキ抜き処理を行って水温調節したものを用意し、半分くらいずつ行うのが一般的な方法です。飼育に適した水温は15度〜25度くらいなので、夏に室温が高くなる場合は冷却ファンを利用して水温を下げなければなりません。
水温が高くなると雑菌やカビが繁殖しやすくなり、水質も汚染されてしまいます。放置すると命に関わるので、水質と水温はこまめに管理しましょう。
底砂を入れるとバクテリアによる清浄効果が期待できますが、入れるのは成体になってからです。体外へ排出しやすいようにフンより小さな砂を敷いてください。

◇肉食性で食いしん坊!おすすめの餌と与え方について

ウーパールーパーは肉食性です。原種のメキシコサンショウウオは昆虫や小エビなどを食べて生きています。
日本でペットとして飼育する場合でも、その食性を理解して適した餌を与えてあげましょう。最も食いつきが良いのは生餌ですが、ペットとして飼う場合は与え続けるのが難しくなります。4cmほどの幼生から成体まで食べさせやすくておすすめなのは冷凍赤虫です。餌用赤虫を冷凍したもので、栄養価が高く食いつきも悪くありません。10cm以上に成長した後は、人工の専用フードを取り入れていきましょう。ウーパールーパーは食いしん坊な個体が多く、人工の餌を食べ過ぎると体調不良の原因となります。
できれば、1種類だけの餌で育てずに、メダカや小エビなどの生餌も食べさせてあげましょう。どんな餌でも食べ残すほど与えてはいけません。水が汚れてしまうので、残った餌は必ず取り除いてください。

ウーパールーパーは、ユニークな容姿と動きの可愛らしさで人気があるペットです。
水環境と餌の与え方さえ覚えれば、初心者でも簡単に飼育することができます。
飼いやすく愛嬌たっぷりで癒し効果抜群のウーパールーパーをペットとして迎えてみませんか?

監修:ソラノアンジュ

愛するペットと暮らす充実した幸せな人生。その素晴らしさをたくさんの人に伝えたくて、ペットライターの道を選びました。
長年の執筆経験で得た情報を元に、あなたの可愛いパートナーを探すお手伝いができれば幸いです。

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