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便秘を解消することはできる?便秘の原因と解消について

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男性より女性に多い便秘。女性に多い原因として、女性ホルモンの影響によるもの、男性に比べて括約筋や腹筋が弱いこと、骨盤が広いため腸が下垂し、腸蠕動が弱くなりやすいこと、気恥ずかしさからの排便リズムの乱れなどが挙げられます。
便秘改善薬は市販薬でも広く販売されており、気軽に入手することも可能ですが、薬を使用することで今度は下痢になってしまう可能性もあります。そのため、できるだけ薬の力に頼らず、自身の力で改善していきたいと思いますよね。

今回は、便秘の原因とその解消についてお話していきたいと思います。

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便秘の原因にはどのようなものがあるか?

便秘の原因には様々あります。腸の病気が原因で起こる場合、イレウス、腸ヘルニア、憩室炎、腸重積、腫瘍などがあります。また、神経系の病気が原因である場合、パーキンソン病、脊髄損傷、多発性硬化症、ヒルシュスプルング病などが挙げられます。他にも、筋異常疾患では、筋萎縮性側索硬化症、強皮症、内分泌疾患では、甲状腺機能低下症、糖尿病、尿毒症などが原因となる場合もあります。

上記のように腸や神経系、内分泌系に異常がない場合でも、薬剤による主作用・副作用により便秘が起こる可能性があります。解熱鎮痛剤全般、高血圧治療薬、咳止めなどの総合感冒薬、睡眠薬などの向精神薬、腰痛緩和などに使われる筋弛緩薬等々、便秘の原因となる薬剤や非常に多いです。

解熱鎮痛剤や、総合感冒薬はドラッグストアで市販されているため、入手も容易ですし、気軽に使用することができます。しかし、思わぬ便秘に苦しむ可能性もあるため、使用上の注意をしっかり薬剤師に確認するとよいでしょう。

上記に挙げた便秘の原因に、該当しない人がほとんどだと思われるため、健康な人でも便秘となる原因を以下に挙げていきます。

・食物繊維の摂取不足
・水分の摂取不足
・十分な運動不足
・規則正しい排便習慣(排便のためにトイレへ行く時間)に大きな乱れがある
・過度なダイエット
・筋力不足(腹筋の筋力不足は排便を促す括約筋の筋力不足につながり便秘の原因となる)
・ストレス
・加齢による腸蠕動運動の低下

上記のような原因が主に挙げられます。健康な人でも、このようなことが原因で便秘が引き起こされるため、この原因に対処していくことで、便秘解消をしていくことができると言えます。放置しておくと思わぬ病気につながる可能性もあるため、たかが便秘・されど便秘という思いを持って、解消していけるといいのではないでしょうか。

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便秘の解消方法について

病院に受診し、便秘の治療を受けるのであれば、第一選択として取られるのが緩下剤の内服と浣腸が一般的であると言えます。また、頑固な便秘であれば、一度内視鏡による腸内病変の有無を調べることとなるでしょう。内視鏡検査では、直接腸内を視認診断することができるため、とても精度の高い診断を行うことができます。

異常がなくても、その時の結果は後に再び同じ症状で診察を受けた場合、すぐに病変を突き止めるための重要な資料となるため、無駄なものではなく、むしろ健康だったという証明となるため、喜んでよいのはないでしょうか。

便秘の解消方法について、健康な場合起こりえる便秘の原因に対する対処をすることで解消できることが期待されます。サラダなど食物繊維の多い野菜を意識して食べることで便秘を解消させることが期待されます。食物繊維は腸内の食物残渣に絡みつき、まとめる効果があります。そのため、便があちらこちらに散らばることなく、しっかりとまとまって、腸の動きにより排出される運びとなります。

また、水分を多くとることで便に水分を吸収させ、腸内を移動させやすくすることが期待できます。大腸では便に含まれる水分を再吸収されるため、水分が少ないと便が固くなってしまうという傾向になります。そのため、十分な水分摂取が大切になるという訳です。注意したいのが、甘い清涼飲料水では十分な水分摂取とはならないということです。糖質を分解するために沢山の水分が消費されるため、腸内の水分を減らす傾向があるためです。便秘改善のための水分はよく選ぶ必要があると言えます。

十分な運動をすることにより、腸蠕動を活発にすることができることと、筋力トレーニングになるため、便秘改善が期待されます。運動は健康の基本とされる理由の一つと言えるでしょう。筋力不足は百害あって一利なしであるため、まとまった時間を運動に費やすことができない場合、通勤時間を利用した徒歩などで運動負荷を増やしてみましょう。

過度なダイエットは体に強いストレスがかかるため便秘を引き起こしてしまいます。強負荷の運動をした場合は、しっかりと食事を食べることが大切です。食事の内容も三大栄養素を意識してバランスよく食べるといいでしょう。

排便習慣を規則正しくつけることで、決まった時間に排便できるよう生活リズムを整えることができます。一日一回でも、決まった時間に排便のためにトイレに座ってみましょう。排便習慣を整えることが、便秘解消のための第一手と言っても過言ではないくらい、大切な健康のための生活習慣です。継続していくことで、決まった時間に排便できるように少しずつ体が慣れていきます。特に子どもの場合、排便習慣をつけることは、便秘を防ぎ、健康増進と成長発達を促す大きな要因となるため、大切な生活習慣と言えます。

高齢者が便秘を起こしやすいのは、加齢とともに腸蠕動運動が少なくなってくるという生理的現象によるものです。加齢による腸蠕動運動の減少は生理的なものであるため、仕方ないと言えますが、適度の運動をすることで改善することが可能です。一般的に言われていることであり、個人差も大きいので一概には言えませんが、健康のためにも日中は外での活動に汗を流してみるのもよいのではないでしょうか。

病気が原因ではない便秘の解消方法についてお話してきました。
一番大切なのは排便習慣を規則正しくつけることと考えられます。規則正しく排便習慣をつけないと、便意を感じても我慢しなくてはならない状況になり得るため、結果便秘となってしまいます。便秘は様々な要因が複雑に絡み合って起きている可能性もありますが、まずは排便習慣を整えるところから始め、その他の解消方法を試していってみましょう。

試してみよう!便秘解消方法

便秘の原因には様々な要因があります。性別や生活習慣、運動不足、偏った食事など、挙げればキリがありません。
便秘解消のため、便秘治療の市販薬は内服薬、座薬、浣腸薬など、沢山の種類が販売されています。薬を使えば簡単に解消することができますが、根本的な原因を解消しなければ、永遠に薬に頼った生活を送ることになってしまいます。
薬に頼るのも一つの方法ですが、便秘を起こしている根本的な原因を改善させることで、薬に頼らない生活を送ることができるようになります。

今回は便秘の解消方法についてお話していきたいと思います。

便秘を起こしている根本的な原因を把握しよう!

もし、便秘を起こしている根本的な原因が、膠原病、腸疾患、神経疾患、内分泌疾患、筋異常性疾患によるものであった場合、それら疾患の治療を受けつつ、便秘の治療を受ける必要があります。しかし、根本的な原因にこれらのような、便秘の原因となる基礎疾患がない場合、まずその原因を把握することが必要になります。

便秘を起こしていると考えられる原因が分からなければ、根本的な便秘解消法を行うことができません。今では、インターネット上に様々な便秘解消法について紹介されており、知識を得ることは簡単ですが、誰しもがその方法で改善される訳ではなく、紹介されている解消法を鵜呑みにして行ってしまうことで、予想もしていなかった体調不良を招いてしまう可能性も否定できません。

あまりにも慢性的に続く便秘であれば、一度、病院を受診し、調べてもらうことが望ましいと言えます。もしかすると、隠れた疾患が原因となっている場合もあるからです。便秘の場合、第一選択に消化器内科受診を考えますが、腸疾患が否定されたからといって、その他疾患も否定された訳ではありません。

しかし、消化器内科医もその他疾患の可能性を考え、専門医の紹介をしてくれますので、紹介を受けた場合、その指示に従って紹介先病院を受診し、診察を受けたほうがいいでしょう。それらすべてが否定されたとき、初めて便秘の原因は何らかの疾患によるものではないと言うことができます。

疾患による便秘の可能性が全否定されたら、それ以外で根本的な便秘を起こす原因にはどのようなものがあるのか、自分自身の生活習慣から考えてみましょう。便秘は女性に多く、その原因として、女性ホルモンと、骨盤の形によるもの、筋力が男性より弱いことであると考えられています。

しかし、便通のよい女性も沢山いるため、生理的特性以外の原因があることは十分考えられます。人それぞれ体質があるため、一概には言えませんが、多くの場合、生理的特性プラス便秘の原因となる生活習慣が当てはまると考えられます。

女性の場合、気恥ずかしさから便意を我慢しがちであり、我慢することで便意が消失し、結果便秘を引き起こしてしまうことがあるのではないでしょうか?便意を我慢すると、排便のリズムに狂いが生じ、便意が生じにくくなってしまいます。ひどくなると、腸に便が多量に滞留している状態になっても便意を感じなくなるという状態に陥ってしまいます。

また、無理なダイエットや夜更かし、完全菜食主義などの偏った食事も便秘の原因となり得ます。むくみやすかったり、疲れがたまりやすかったり、体温や血圧が低かったりする場合、運動不足で筋力が弱い可能性もあり、筋力が弱いと腸蠕動運動も促すことが難しくなるため、便秘の原因となっている可能性もあります。

原因が分かったら、原因別解消法を試してみよう!

疾患が全否定されたら、生活習慣を見直し、原因別便秘解消法を試してみましょう。基本的なこととして、野菜の摂取、水分を多めに摂取、十分な運動、決まった時間にトイレに行くなど排便リズムを作ることが挙げられます。
原因は何も一つとは限らないため、複数の要因が絡み合って便秘を起こしているのであれば、複数の要因を改善しつつ、解消法を行っていくといいでしょう。

便秘が長期間続くと、腸蠕動運動が阻害され、食欲不振、腹部膨満感、ひどくなると呼吸苦を感じることもあります。また、長い間腸に滞留してしまった便は水分が抜けてしまうため、非常に硬い便となり、排出することがとても難しくなります。結果、排便時に出血を起こしてしまうという事態を引き起こしてしまう可能性もあります。
便が慢性的に硬い状態が続くと、痔を起こしやすくなり、痔は治療しないと容易に悪化してしまいます。こういった便秘が引き起こす二次的疾患を防ぐ上でも、自分に合った便秘解消法を行っていくといいでしょう。

色々な方法を試してみたけどダメであれば、一時的に薬を使用するというのも一つの手段です。しかし、あくまで一時的な処置として、慢性的に使用することは避けたほうがいいと言えます。
慢性的に薬を使用した排便習慣を作ってしまうと、薬をしようしないと、排便できないという悪循環に陥ってしまう場合があります。これは特に子どもの場合、消化器官や骨格、筋肉が未発達であるため、陥りやすいと考えられています。自然排便ができるようにするための一時的な処置であり、あくまでも最終手段として押さえておくのがよいでしょう。

まとめ

便秘解消法についてお話してきました。排泄は人間の生理的なものであり、自然に排泄ができないという状態は、何か原因があると考えられます。その原因となっているものを把握し、原因に対する解消法をとっていくことで改善される可能性は十分にあります。

あまりにも慢性的に便秘が続くのであれば、一度医師の診察を受け、疾患がないか調べてもらうといいでしょう。便秘も続けば思わぬ二次的疾患を引き起こしかねません。痔もそうですが、イレウスなども便秘が原因で引き起こされることもあるため、排便は健康のバロメーターとしておさえていきましょう。

監修:mikkumikupapa
勤務:行政看護師
専門:小児身体疾患及び発達障害

自己紹介
男性看護師として、病棟勤務の経験は15年。専門は小児科領域。特に発達障害を抱える子供が二次的障害を引き起こし、入院治療が必要となってしまったケースへの治療と看護について経験と学びを深めてきました。現在はその経験を活かし、乳幼児に関わる行政看護師として勤務しています。保育園を兼ねた職場であり、日々元気な乳幼児と関わりながら、保護者へ流行りの感染症や予防方法、成長発達に関わることなど多岐に渡る相談を受けています。自身も3姉妹の父であり、1日中元気な子供に囲まれた生活を送っています。

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