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独身が増えている!独身を巡る様々な事情を徹底解説

2018-09-05

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結婚はそれまでお付き合いしてきたカップルが、法律的にも社会的にも1つの家族となる1つの節目です。
また、次の世代を担う子供の誕生とともに人生における大きな転機となることからも、古くより祝い事として大きな意味を持ってきました。

しかし、ライフスタイルに関する価値観の多様化や経済的な背景から、独身の方が男女とも急増しています。

1. 独身が増えている

社会の成熟化とともに、結婚に対する考え方や事情は人により様々となっており、以前は年齢が進むとともに独身であることに大きな圧力を感じることが多かったのですが、現在は以前にも増して独身の男女が増加してきています。

1-1. 一生独身となる可能性も

未婚化、晩婚化は以前より進んできた社会の現象ではありました。日本では1980年代までは皆婚が当然とされてきたと言えます。当時は恋愛に関する映画やテレビドラマが隆盛を極めており、ロマンスを求めて若い男女が積極的に理想のパートナー探しに活動していた時期で、特に女性にとって就職活動の「就活」に倣って、「婚活」という言葉が広まり、相手の男性に求める条件として「三高(さんこう:年収が高い、学歴が高い、背が高い)」という言葉も当たり前のように使われていました。

その後の長引く景気低迷と、少子高齢化の加速に伴い、こうした社会の風潮は大きく様変わりしました。まず景気低迷で就職活動が思い通りに行かなくなり、「大きな会社に入社して一生を高給で安泰で過ごす」というプランは一部の方を除き、ほぼ望み薄となってしまいましたし、それまで社会を支えてきた彼、彼女の親世代が定年退職し、定年退職した親の稼ぎで就職難をしのいでいた世代は、経済的な自立とともに、高齢化する親世代の介護負担なども圧力が高まっています。

このような状況が続けば、若い世代は勿論、本来家庭を持つべき世代の方も含めて未婚化、晩婚化に拍車がかかると予想され、現実的に加齢とともに婚姻の可能性が加速度的に低くなる結果、一生独身となる可能性も男女ともに高まっています。

1-2. 結婚しない人の事情

独身を続ける方には様々な背景、考え方や価値観がありますが、自発的に独身を選択している方と、そうでない方に区分することができるでしょう。まずは、自発的に独身を選択している方の事情を調べてみると、次のような要因があるようです。

・今の自由で気ままな暮らしを続けたい
・家庭を持つことによる責任を負いたくない
・妻帯者となることで失うものが大きい

平成バブルの真っ盛り頃は、こうした事情で結婚しない人の特徴に、単身未婚ということがありました。つまり、親とは離れて経済的にも独立しているが、様々な束縛を受けたくないという価値観や考え方を優先しているという独身者ということです。

1-3. 結婚できない人の事情

自発的に独身を選択している方の場合、ライフスタイルの1つの選択としているので、社会全体として問題化する必要はないのかもしれません。しかし、結婚する気持ちはあるが、諸事情により独身を続けざるを得ないという方は増えていること、それ自体は問題と言えるでしょう。こうした方は平成バブルの崩壊した1990年代から今日まで増え続けてきており、その背景に次のことがあると言われています。

・長引く景気低迷で自立、独立できる安定した就職先が見つからなくなった
・高齢化して身体の自由が利かなくなった親の介護をしている間に、婚期が過ぎてしまった

こうした方は、アラフォーやアラフィフといわれる世代で独身の方に多く見られる傾向があります。特徴として収入面など様々な経済的な事情から親元から離れて暮らすことができず、経済面の支援を親世代から受けて、なんとか生活している間に婚期が過ぎた、さらに親世代の加齢に伴う介護負担から婚期を逃してしまったということがあります。

2.独身になりやすい人の特徴

独身が増えている要因を、独身者を取り巻く環境の変化を中心にご紹介してきましたが、こうした外部要因以外に、独身を続けている方御自身のパーソナリティも、一定の特徴が見られます。男女によってその特徴はどういったものなのでしょうか。

2-1. 独身になりやすい男性

女性から見て、「一生独身だろうな」と思わせる男性には、次の特徴や傾向があるようです。

・マイペース過ぎる
・一人で何でも出来てしまう
・結婚相手に求める理想が高い
・些細なことでも徹底してこだわる

「マイペース過ぎる」とは、具体的には、「自己中心でわがまま」、「他人のために少しでも自分を犠牲にしたくない気持ちが強い」、「恋愛や女性よりやりたいことを優先する」、「人への思いやりに欠ける」といったものです。

「一人で何でも出来てしまう」とは、悪いことではないのですが、相手に対して心理的な圧力になる場合があります。「スキがなく、全てが完璧」な人より「完璧に見えて、少し抜けている」位の人が親近感を感じるという方が多いのではないでしょうか。

「結婚相手に求める理想が高い」は、身の丈に合わない相手を追いかけることで、現実が見えていない人に多いようです。「些細なことでも徹底してこだわる」というのは、潔癖症や神経質な人、自分の決めたルールから外れると怒り出す人など態様は様々ですが、「お付き合いする上で疲れるのでパス」ということがあるようです。

2-2. 独身になりやすい女性

次に男性から見て、「一生独身だろうな」と思わせる女性ですが、特徴や傾向は男性の場合と大きく違うということはないようです。

・何でも一人で完璧にこなせる
・相手に対する理想が高い
・自己中心で人の話や意見を聞かない
・気難しく、声をかけにくい
・向上心や自立心が強い

「何でも一人で完璧にこなせる」「相手に対する理想が高い」「自己中心で人の話や意見を聞かない」のいずれも、男性の場合とほぼ同じ特徴や傾向と言えるでしょう。また、「気難しく、声をかけにくい」というのは、コミュニケーションのきっかけのタイミングがとりにくいということで、相手が関係を深めたいという気持ちを起きにくくさせると言えるでしょう。

もし仮に、「冗談の通じない真面目な女性」と「冗談の通じる朗らかな女性」がいるとすれば、男性が関心を持つのはコミュニケーションを通じて関係を深める可能性がある「冗談の通じる朗らかな女性」ではないでしょうか。最後の「向上心や自立心が強い」といったパーソナリティを持つ女性であっても、「冗談の通じる朗らかな女性」だと事情は違ってくるのかもしれません。

3. 男性の独身者は貴族ではなくなった?

独身が増えているという現実を、より切実に受け止める必要があるのは古い価値観から抜け出しにくい傾向が強い、男性の方かもしれません。

3-1. 「独身貴族」は遠い昔

平成バブルの真っ盛り頃は、どんな大学であっても卒業さえすれば、大きな一流と言われる企業に就職できるチャンスが誰にでもありました。こうした就職を経て、経済的な安心を当然のように得た人は、自由で気ままな暮らしを謳歌できたことでしょう。特に高級車をローンで買って、お気に入りの女性を送迎したり、高級なホテルでデイナーを奢ったという経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

こうした、いわゆる「独身貴族」は最近ではほぼ見かけなくなりました。国内の新車販売台数の伸び悩みやサービス業の低迷に、こうしたことは傾向として明確に現れています。

3-2. 独身税の圧力は強まっている

家庭を持つ妻帯者には、税制面で様々な所得控除を受けられる機会がありますが、独身の単身者にはこうした機会は殆どありません。妻帯者も独身の単身者も収入面はここ数年は横這いの状態が続いているので、独身の単身者には実質的に独身税が課せられているようなものと言えるでしょう。特に少子高齢化が急速なことから、社会保障関係の支出が大きな負担となっています。

4.まとめ

独身と言うライフステージから次の段階に進めるというのは、もはや当然ではなくなりつつあります。今後は独身者を巡る環境はますます厳しいものになり、これまでの社会構造が大きく変わることが予想されています。

「一生独身かも」という思いから焦ってみたところで、この状況が変わる訳ではありません。すでにこのような状況下でどのように一人で生きていくことがベストなのかを見つめ直す時代が来ているのかもしれません。

監修:Asasei

二級FP技能士(番号:F20321015439号)
二十数年間の行政系公務員生活の後、在職中に取得した金融、投資知識をもとに自宅にて執筆活動、相談業務を実施しています。
経済や金融、外国為替などの知識を生かして株式投資やFXなど資産運用を行っています。

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