10月15日に特別公開あり! 今川氏の菩提寺、臨済宗妙心寺派の「臨済寺」を訪ねる

2018-09-11

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静岡県静岡市、葵区にある臨済宗妙心寺派の寺院・臨済寺は、駿河の戦国大名としてその名を知らしめた今川氏の菩提寺です。臨済寺では毎年春秋の2回のみ特別公開が開催されており、多くの方が境内にある貴重な文化財を観に足を運んでいるそうです。今回は、そんな臨済寺の歴史や来る秋の特別公開に向けて見どころを紹介していきたいと思います。

駿河の戦国大名・今川氏の菩提寺「臨済寺」

臨済寺は静岡県静岡市葵区、賎機山の麓に位置する臨済宗妙心寺派のお寺です。山号を「大龍寺」とする今川家の菩提寺で、今川義元の父である今川氏親が、出家した子である栴岳承芳(せんがくしょうほう、後の今川義元)のために母である北川殿の別邸跡に、今川家の家臣であり臨済宗の僧侶であった太原雪斎(たいげんせっさい)を招き、建立したという善得院が前身となっています。その後、兄である今川氏輝が急逝したため、還俗し、家督を継ぐこととなった今川義元が、氏輝を弔うために「臨済寺」と名を改め、京都妙心寺霊雲院の大休宗休を開山としたとされています。

また、臨済寺は竹千代時代、徳川家康が人質として預けられ、手習いをしていたことでも有名です。今川義元の死後、武田軍との戦や焼き討ちにより焼失してしまいますが、その後武田軍の滅亡後に駿河の地を領有した徳川家康により、正親町天皇の勅命で復興・整備が進められ、臨済寺の本堂も再建されることとなりました。そのため、臨済寺には今川家だけでなく、徳川家にまつわる宝物類も多数保管されているそうです。

一般公開は年に春秋の2回だけ! 10月15日は摩利支天祈祷会

臨済寺の境内の手前までは基本的に拝観自由ではありますが、普段は修行寺のため、建造物や庭園をくまなく散策できるのは春と秋の年2回となっています。毎年、春の特別公開は今川義元の命日である5月19日であり、秋の特別公開は摩利支天祈祷会が執り行われる10月15日に催されます。春・秋ともに、特別公開の日は境内もとても賑わっており、遠方から足を運ぶ人もいるほどの人気を博しているそうです。

特別公開の際は、国の重要文化財に指定されている本堂や、臨済寺に保管されている今川氏や徳川氏の宝物類、そして今川義元と氏輝の公像など、この時しか見られない貴重な県特物やお宝を多数拝観することができます。また、国の名勝に指定されている庭園も色々な角度から楽しめるので、ぜひ境内をゆっくりと周って満喫してみてください。

ゆっくり周って貴重な文化財を拝観しよう

いかがでしたか? 今川氏と徳川氏ゆかりの臨済寺をくまなく散策できるチャンスは年に2回だけです。来る秋の特別公開の際は、「開運 摩利支尊天」の赤いのぼりが立てられるとともに、徳川氏の家紋である「葵の御紋」が掛けられます。まずはぜひ秋の特別公開に足を運んでみてください。


臨済寺
住所:静岡県静岡市葵区大岩町7-1
電話:054-245-2740
拝観時間:9:00〜16:00(境内の手前まで)

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