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ポメラニアンを「吠えない・噛まない」子に育てるには?

2018-09-13

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ポメラニアンは、ふわふわ丸い小さなボディとつぶらな丸い瞳が魅力的な小型犬です。
聡明かつ社交的で、活発に元気良く遊ぶ姿が愛らしいのですが、吠え癖と噛み癖の多さに苦労することも多いとされています。
甘えん坊で可愛い性格なのですが、気が強い一面もあるので、警戒心を剥きだしにして、困った癖がついてしまうケースも少なくありません。これは、ポメラニアンに備わっている本能的な性質なので、成犬に育ってから抑え込むのは難しいでしょう。でも、生まれつきの本能を無理なく制御できれば、吠え癖や噛み癖を減らすことも十分可能なのです。

ポメラニアンを「吠えない・噛まない子」に育てるポイントをまとめてみました。

ポメラニアンに吠え癖や噛み癖が目立つ子が多いのはなぜ?

◇ポメラニアンの本能を理解しよう

ポメラニアンはスピッツ系の大型犬が祖先の犬種です。
イギリスでの交配を経て小型化されましたが、勇敢で警戒心が強い気質は近年の個体にも引き継がれています。ジャパンケネルクラブでは「番犬および家庭犬」に区分されており、番犬としての性質がとても強い犬種なのです。しかし、ポメラニアンは基本的に聡明で飼い主に忠実なので、やみくもに吠えたり噛んだりする性格ではありません。吠え癖と噛み癖が強く出るのは、生活環境の中で番犬としての血が騒ぐ機会が多いからです。
ポメラニアンが吠えているときの様子を思い出してみてください。飼い主や自分自身を守るために吠えていることが多いと思いませんか?
インターホンの音や、初対面の人や犬に対してなど、思い当たることが必ずあるはずです。ポメラニアンは、飼い主や自分の身を守るため、勇敢に威嚇して吠えているだけ。
安全な状況だと理解すれば、友好的になります。噛み癖が出るときは、興奮したり状況を理解できなかったりする場合が多いようです。嫌なことをされたときに拒否の意思を伝えるために噛みつくこともあります。他には、慣れていない人や犬から突然スキンシップを迫られたときなど。
私たち人間だって、知らない人がいきなり馴れ馴れしく肩に手をかけてきたら振り払いますよね。
ポメラニアンは、噛むことで警戒の意思を示しているだけなのです。

◇吠え癖と噛み癖を強引にねじ伏せてはいけない

ポメラニアンの「吠え癖と噛み癖」は、本能的な性格が表面化したものです。
これらの行動をできる限り抑えたくて、吠えたり噛んだりする度に叱りつけている飼い主さんをよく見かけます。でも、残念ながらこのしつけ方法では逆効果になってしまうことが少なくありません。ポメラニアンにとっては、大切な飼い主を守ろうとしているのに「なぜ叱られるのか理解できない」からです。自らの本能に従って行動したことを真っ向から否定されることで、飼い主との信頼関係に溝が入ってしまう原因にもなりかねません。これらの困った癖を治していくには、本能をねじ伏せるのではなく、本能が出やすい状況を作らないことが効果的だとされています。

子犬期のしつけが肝心!吠えない・噛まない子に育てよう

◇子犬の頃から丁寧にしつけを行い噛み癖と吠え癖を制御

成犬に育ったポメラニアンの本能を抑えるのは簡単ではありません。
でも、子犬の頃から吠え癖と噛み癖を表面化させない丁寧なしつけを行えば、飼い主に忠実で活発な人懐こい子に育てることができます。社会性を身につけるのにベストな時期は、生後3か月くらいまでの子犬期です。ペットショップやブリーダーから迎えた日から、丁寧にしつけを行っていきましょう。

◇吠え癖の少ない子に育てるには?

ポメラニアンの警戒心を和らげることで、吠える機会を減らす育て方をしていきます。
インターホンの音がして吠えたときは、抱き上げて「大丈夫」とやさしく声をかけて不安を取り除くことを繰り返してください。吠える度に大きな声で叱るのは逆効果になりやすいのでおすすめできません。警戒したことに対して飼い主が強く反応してくれたと勘違いしてしまうことがあるからです。知らない人が尋ねてきたときや、散歩中の無駄吠えなどにも同様に対処します。吠えた相手に対して、飼い主が穏やかに接する、あるいは無視することで、警戒対象ではないと教えることができます。全ての吠えるものに対して少しずつ慣らし、安全な生活環境で暮らしていることを理解させていきましょう。
丁寧に穏やかにしつけていくことで、ポメラニアンの長所である社交性や協調性を伸ばすことができます。

◇噛み癖の少ない子に育てるには?

ポメラニアンが噛むときは、大きく分けて2通りのケースが考えられます。
ひとつは「危険を感じた対象から身を守りたいとき」、もうひとつは「嫌なことを拒絶したいとき」です。警戒心から出る噛み癖は、飼い主が相手に対して友好的な態度を見せることで防ぐことができます。初対面の人や犬が近付こうとするときは、まず飼い主が間に入りワンクッション置くことで警戒心を和らげてあげましょう。嫌なことをされたときの噛み癖は、時と場合により難しくなります。
例えば、爪切りやシャンプーなど、嫌がっていてもしなければならない機会は少なくありません。この場合はその都度抑えるのは難しいので、普段から「噛んで良いものと悪いもの」を覚えさせることで防いでいきます。「噛む」という行動は犬の本能なので完全に抑えることはできません。でも、噛んで楽しめるタイプのガムやおもちゃなどに誘導することは可能です。
人の手に対しては、痛くない程度の甘噛みでも止めさせます。その代わり、噛んでも問題のない玩具やおやつなどを与えて楽しませてあげてください。大切なのは「人の体は噛んでいけないもの」だと覚えさせることです。メリハリをつけた丁寧なしつけを行うことで、噛む対象を制限していきましょう。

ポメラニアンは「吠え癖と噛み癖が多い犬種」だと思われがちですが、これらは本能の矛先を変えることで抑えることが可能です。
強く叱るのではなく、状況に応じた丁寧なしつけを続けることで、飼い主が大好きな可愛い子に育てていきましょう。

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