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長寿のお祝い「喜寿」と喜寿にふさわしい花

2018-09-18

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長寿をお祝いするとき、節目と言われる年齢に行う「年祝」は、十干十二支が一巡する60歳を祝う「還暦」から始まり、「喜寿」は77歳をお祝いする年祝です。
本来は、生まれた年を1歳と考え、1月1日に更に1つ年を重ねる計算方法「数え年」の77歳でお祝いしていましたが、現在は、誕生日に一つ年を取る計算方法「満年齢」の77歳にお祝いすることが多くなってきています。

「喜」の草書体が七十七に見えるから「喜寿」

77歳のお祝いを「喜寿」としたのは、「喜」の草書体が「七十七」に見えることが由来になっていると言われています。
同じ70代の年祝の、70歳を祝う「古希」が、杜甫の「人生七十古来稀なり」が由来となった、中国から取り入れたものであるのに対して、喜寿は日本で生まれた日本固有の年祝です。
喜寿のお祝いは、室町時代末期にはすでに行われていて、江戸時代以降に広く一般化されました。
かつては「人生わずか50年」と言われていましたが、その昔でも、長寿の方がいなかったわけではなかったようです。

喜寿のお祝いはいつどこでやるもの?

喜寿のお祝いは、いつ、どこで、どのようにやるものなのか、作法と言われるような決まりのあるお祝いではありません。
長寿を祝うお祝いなので、御本人の体調が良いときに、無理のないお祝いを行いましょう。
盛大に祝うかどうかよりも、御本人の意向にあうお祝い内容であることも大切です。

「誕生日」「敬老の日」といった節目の日を選んだり、GWやお盆など、人が集まりやすい連休を選ぶなど、御本人の希望も含めて良い日を選びましょう。

自宅に集まったり、お気に入りのレストランや温泉旅行にみんなで出かけるなど、形式も場所も決まりはないので、皆で楽しめる計画を立てるようにしましょう。
「喜寿になってよかった!」と思っていただけるようなお祝いができたら最高ですね。

喜寿のお祝いの色は紫色

還暦のお祝いに赤いものを身につけるように、喜寿のお祝いには紫色のものを身につけるのが一般的です。
還暦の「赤いちゃんちゃんこ」「赤い頭巾」ほどポピュラーではありませんが、喜寿のお祝いに「紫のちゃんちゃんこ」「紫の頭巾」を着ることもあります。
紫の座布団や扇子などを贈ることもあります。

同じ70代のお祝いの「古希」も、紫色が用いられているので、紫色は70代のお祝いの色と認識できます。
紫色は、かつて、身分の高い人以外は身につけることが許されない「禁色(きんじき)」だったことからも、高貴な色とされていました。
七十七歳の長寿を祝う色として、ふさわしい色です。

紫色以外に、紺色や、黄色も喜寿の色として用いることがあります。
紫色が一般的なお祝いの色であっても、贈られる御本人が好きではない色の場合は、紺色や黄色を採用するのもいいですし、お好きな色がわかっていれば、その色にするのが一番でしょう。

喜寿の贈り物に花を贈ることも

喜寿の贈り物として、最もメジャーなものは、花のプレゼントです。
衣類など、身につけるものが選ばれることも多くありますが、贈られる側の好みもあります。
その点、花は、誰もがもらっても嬉しいもので、すでに持っているものであっても困らないことからも、選ばれることが多いようです。

胡蝶蘭

胡蝶蘭は、お祝いに贈る花として、豪華さでも美しさでもひときわ際立った花です。
胡蝶蘭の花は、白だけでなく、紫色やピンク色など、艶やかなものもたくさんあります。

胡蝶蘭は開花期間が数ヶ月と長く、開花期間中は日当たりがあまり良くない場所でも問題なく、室内栽培にも向いています。
切り花にしても1ヶ月は花持ちするので、鉢花としてだけでなく、花束やアレンジメントにもおすすめです。

ブルーローズ

ばらの花びらでは、青色色素を作るための酵素の遺伝子が機能しないため、青いバラは不可能の代名詞とされていました。
「ブルーローズ」として、様々な青いバラが誕生してきましたが、「青」というより、「紫色」としたほうがピッタリの色合いになっています。

ブルーローズはデリケートな品種も多く、苗の流通量も多くありません。
切り花としても、やはり高価で流通量も多くありません。
バラを育てている人には、ブルーローズはいくつあっても困りません。
花束やアレンジメントにブルーローズが加わると、一味違った仕上がりになります。

トルコキキョウ

トルコキキョウは、トルコではなくアメリカ原産で、キキョウ科ではなくリンドウ科の植物です。
花がターバンをまいたトルコ人に似ている、トルコ石の様な花色をしている、花が桔梗に似ているということから、「トルコキキョウ」と名付けられたと言われています。

現在、トルコキキョウの品種改良の中心は日本で、もともとは紫色の一重咲きの花しかなかったのですが、八重咲きやフリンジ咲きなども生み出され、白・ピンク・黄色・緑・青・紫など、多彩な花色のものがあります。

トルコキキョウは花持ちが良いので、切り花でも2週間程度も持ちます。
長く美しい姿を楽しめるので、喜寿のお祝いのプレゼントとしてもぴったりです。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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