ガーデニング

マーガレットの花をたくさん咲かせて長く育てるには

2018-09-20

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マーガレットは、カナリア諸島の海辺が原生地になる、本来は多年草植物です。
17世紀末にフランスに入り、日本には明治時代に入ってきました。
フランスで品種改良されたので、マーガレットは「パリデイジー」とも呼ばれています。
何年か育てていると、茎が木のようになる「木質化」することから「木春(モクシュンギク)」という和名もついています。

マーガレットの原種は白と黄色の一重咲きのもので、白い一重咲きのマーガレットマーガレットの代名詞になっています。
ピンク・オレンジ・クリーム色などの花色や、八重咲き・丁字咲き・ポンポン咲きなどの豊富な花型の園芸品種があります。

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マーガレットの水管理と置き場所

マーガレットは、乾燥気味を好むので、水はけの良い土に植えて、表面の土が乾いてから水やりするようにしましょう。
鉢植えは鉢穴から水が流れ出るまで、たっぷりと水やりしますが、鉢皿に水をためないようにします。

冬は土が乾燥しにくいので、水やり間隔を長くするようにしましょう。
冬は、表面の土がしっかり乾く前に水やりすると、根腐れしやすくなります。
表面の土がしっかり乾いているのを確認してから水やりしましょう。

冬の水やりは、土がかなり乾いてくるまで控えるというのは、誰しもわかりやすいのですが、マーガレットは真夏も同じように、土がかなり乾いてくるまで水やりを控える必要があります。
真夏も暑さで生育が止まるので、かなり土が乾いてこないと水やりしないようにします。
真夏は冬と違って土も乾きやすいのですが、暑いからといって、日に何度も水やりしたり、土が乾いていないのに水やりすると、根腐れしやすいので、冬同様、土が乾いているのを確認してから水やりします。

マーガレットの花や蕾は、水がかかると傷んだり萎んだりするので、花や蕾に水がかからないように、なるべく株元に水やりするようにしましょう。

マーガレットは日当たりの良い場所で育てたほうが、花つきが良くなりますが、真夏の直射日光で弱ってしまうことがあります。
鉢植えの場合、夏は日よけがあっても明るさのある、風通しの良いところに置き場所に替えましょう。
乾燥を好むマーガレットは、雨がよく当たるところに植えると傷んでしまうことがあるので、盛り土したところに植えるなどの工夫も必要です。

マーガレットの土と肥料

マーガレットは酸性よりの土壌を嫌うので、庭植えする前に、植え穴をほったところに腐葉土や有機堆肥を混ぜ込み、庭土には苦土石灰を少量混ぜた上に、腐葉土を混ぜておいたもので植え付けるようにしましょう。

鉢植えの場合は、普通の草花用の培養土か、赤玉土と半量の腐葉土をブレンドした土がおすすめです。

植え付け用の土は、排水性を改良するために、バーミキュライトやパーライト、川砂などをブレンドしておくのもおすすめです。

マーガレット肥料に窒素分が多いと、花つきが悪くなり、葉っぱばかりが茂ってしまうので、リン酸分の多い肥料を用いるようにしましょう。
緩効性化成肥料を春や秋に株元にまくか、液体肥料を開花期間に水代わりに2週間おきに施肥します。
マーガレット肥料が少なめでもよく育ち、肥料が多すぎると葉っぱが黄色くなってくることがあるので、葉色が悪くなってきたときは肥料を減らすようにしましょう。
また、夏と冬は生育が鈍くなるので、追肥しないようにしましょう。

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マーガレットは長く花を咲かせ続ける

マーガレットは主に、春と秋に花をよく咲かせますが、栽培している地域の気温や、鉢植えのおいてある場所の条件によって、開花期間は変わってきます。

マーガレットは、高温多湿に弱く、冬の寒さにも弱い花です。
マーガレットは、霜に当たったり、-5℃を下回ると枯れてしまうので、寒冷地では冬、気温が下がってくる前に室内栽培に切り替える必要があります。
庭植えにしている場合も、掘り上げて室内栽培します。

新しいマーガレットの苗は、温室育ちなので低温に弱いため、購入間もないマーガレットは5℃を下回らない環境で育てるようにしましょう。

マーガレットの生育適温は15~20℃なので、真夏の高温多湿の条件下では花を咲かせなくなりますが、寒冷地では夏も花を咲かせる場合があります。

マーガレットは高温多湿で枯れ込みやすい

マーガレットの自生地は、夏、気温が上がるものの雨が少ない、地中海型の気候なので、梅雨時などの長雨や夏の高温多湿でダメージを受けてしまいます。
水はけの良い土を用いて、雨が当たらないようなところで育てると、夏越しできることもありますが、加湿になると枯れてしまいます。

マーガレットは夏越しが難しいために、多年草ですが、一年草扱いされていることが多くあります。
夏越しするために、気温が上る前に枝数を減らして風通しを良くしておくと、枯れずに残ることがあります。
花が少なくなってきた6月ごろに、草丈の1/2くらいまで切り詰めましょう。

気温が下がり始めた9月ごろにもまた、草丈の1/2くらいまで切り詰めると、脇芽がたくさん伸びてきて、花数も多くなります。
春の新芽を挿し穂にして育てた、新しい挿し木苗は、夏越ししやすくなります。
2~3年目になったマーガレットの古株がある場合は、念の為に挿し木苗を作っておいて、枯れ込んだときに備えておくのがおすすめです。

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マーガレットは地下部もよく広がるから

マーガレットは冬でも落葉しない常緑の植物です。
生育が旺盛なので、大きくなると、草丈が60~100cmもある、こんもりとした茂みに育ちます。

地上部同様、地下部も生育が旺盛なので、鉢植えは根詰まりを起こしやすくなります。
庭植えの場合は、栽培スペースを地上部の広がりと同じくらいに広く取って、根が育つスペースを確保するようにしましょう。

マーガレット鉢植えは、春か秋に一回り大きな鉢に植え替えます。
鉢を外して、根を1/3程度崩して、傷んだ根などを取り除いてから植え替えるようにします。
秋にも植え替えは可能ですが、気温が下がってくると根にダメージが加わって育たない時があるので、暖地以外ではなるべく春に植え替えるようにしましょう。

マーガレットに水やりしたときに、水が染み込みにくくなってきたり、鉢穴から根が出てきたときは植え替えの適期がきています。
苗に元気が無いときは、植え替えの適期でなくても、鉢を外して、いたんだ根を取り除き、なるべく土を落とさないようにそのままで、一回り大きな鉢に新しい土を加えて植え替えます。

寒冷地で冬に室内に取り込むときは

マーガレットは寒さに弱いので、寒冷地では冬になる前に、マーガレットを室内に取り込んで、明るい窓辺で栽培するようにします。
庭植えのマーガレットを掘り起こして鉢植えにして室内に取り込む場合、大きめに掘り上げたら、植替えと同様に根を1/3程度崩し、傷んだ根をとりのぞいて、すっぽり入る鉢に植え替えます。
地下部を切り詰めたように、地上部も切り詰め、室内でも扱いやすいようにコンパクトな樹形に剪定します。

鉢植えで育てていたマーガレットを室内に取り込む場合にも、鉢を一度外して、傷んだ根を取り除き、虫などがいたら取り除くようにします。
鉢の内外もしっかり洗ってから、株を戻します。
植え替えも同時に行う場合は、根を1/3程度崩して、新しい土を用いて植え替えますが、そのまま根鉢を崩さないで鉢に戻し、植替えは春に行っても構いません。
植え替えても植え替えなくても、扱いやすいように、地上部は切り詰めてコンパクトな樹形に整えておきましょう。

剪定後は、室内に虫などを持ち込むと厄介なので、葉の両面を強めの流水のシャワーで洗い流して置きます。
更に気になる場合は、ベニカXスプレーなどをしっかりかけてから室内に取り込みましょう。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物多肉植物
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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