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キャベツを食べるならそのままで!栄養を効果的に摂るコツ

2018-10-03

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サラダ、炒め物、スープの具など、キャベツは食卓に欠かせない野菜です。日本では、季節やその土地に合った品種が全国で作られています。キャベツには、どのような栄養が含まれているのでしょうか?

今回は、キャベツに含まれる栄養と、効果的に摂るコツをご紹介します。

キャベツの基本情報

アブラナ科の野菜で、ヨーロッパの地中海沿岸が原産地です。日本には、幕末から明治初期に栽培が盛んになり、北海道や東北で作られていました。やがて品種改良が進み、日本の風土にあった品種が作られ、沖縄を除いた地域で栽培されるようになります。キャベツは、1年中スーパーで見かける野菜ですね。全国で作られていて、季節によって旬の産地が変わります。主な品種は3種類です。

■春キャベツ
春に収穫され、新キャベツとも呼ばれています。千葉、神奈川、愛知などで盛んに作られている品種です。形は丸く、葉の巻き方が緩やかで、葉が柔らかい特長があり、サラダなどの生食に向いています。中心部まで色が付いている特長があります。

■冬キャベツ
冬に収穫され、寒玉キャベツとも呼ばれます。愛知、千葉、鹿児島などが産地です。形は扁平で、葉の巻きが詰まっています。色が薄く、中心部になると白っぽい色合いです。加熱しても煮崩れしにくいことから、ロールキャベツなどの煮込み料理に向いています。

■夏キャベツ
夏の時期に収穫される、春キャベツと冬キャベツの両方の特長を持ち合わせたキャベツです。高原キャベツとも呼ばれています。長野や群馬などの冷涼な高原地域が産地です。

キャベツの選び方と保存方法

キャベツは、手で持ちあげたときに重みのあるものを選びます。春キャベツは、葉の巻き方が緩やかなので、見た目に比べて重くありませんが、ほかのキャベツと比べて重みのあるものを選びましょう。外側の葉がみずみずしいほど新鮮な印。そのほかに、鮮度の見分け方として、キャベツの軸の切り口がみずみずしいか確認する方法もあります。キャベツの軸は、500円玉くらいの太さのものを選びましょう。太すぎると、葉の軸が固い場合があります。

キャベツは、丸のままとカットしたものが売られていますね。丸のままのキャベツは、日持ちしやすい特長があります。空気に触れている葉から乾燥しやすいため、ポリ袋に入れて野菜室で保存しましょう。さらに日持ちさせたい場合は、軸の部分を包丁でくり抜き、水をたっぷりと含ませたキッチンペーパーを詰めます。カットされたキャベツは、切り口から変色しやすいため、早めに使い切りましょう。

キャベツに含まれている栄養

さまざまな栄養が含まれているキャベツ。豊富なのは、ビタミンCやビタミンKです。また、キャベツから発見されたキャベジンと呼ばれる栄養素が含まれています。それぞれの働きを見ていきましょう。

■ビタミンC
野菜や果物に多く含まれているビタミンです。細胞同士をつなげるコラーゲンを作るときの材料になり、皮膚や粘膜を健康的に保つ働きをします。また、骨を作ったり、鉄の吸収を助けたりなど、体の中でさまざまな働きをしています。水に溶けやすい性質のあるビタミンです。

■ビタミンK
納豆、葉物野菜、鶏卵、乳製品などに含まれているビタミンです。血液凝固因子を活性化し、骨形成の調整に関わっています。新生児や乳児では、欠乏症が起こりやすいため、出産時の病院で新生児にビタミンKのシロップを飲ませます。油に溶けやすい性質のあるビタミンです。

■キャベジン
以前は、ビタミンUと呼ばれていました。胃の粘膜の保護や修復、胃酸の過剰分泌を抑える働きがあります。水に溶けやすい栄養成分です。

キャベツのおすすめの食べ方

主に含まれている栄養を確認したところで、キャベツのビタミンを効果的に摂るコツを見ていきましょう。キャベツの栄養の中で、ビタミンCやキャベジンは、水に溶けやすい性質があります。水に触れると、栄養が溶け出すため、そのまま食べるか、軽く加熱する程度がおすすめです。ビタミンKは、油に溶けやすい性質があるため、油を引いたフライパンで加熱した野菜炒めや、ドレッシングを掛けたサラダなどにすると栄養が吸収されやすくなりますよ。

キャベツの芯は、固くて捨ててしまいがちですが、甘味があるので活用しましょう。また、芯の周囲にはビタミンCが多く含まれているといわれています。芯をくり抜き、薄くそぎ切りにして加熱すると、日の通りがよくなります。薄くきってから細切りにし、醤油と砂糖で味付けしたキンピラもおすすめです。煮込み料理に加えるときは、長時間煮込むと、キャベツ独特の臭味が出やすくなるので注意しましょう。食感が残る程度なら臭味がでにくいのですが、柔らかく煮込みたい場合は、香味野菜を加えて臭味を和らげます。

まとめ

1年中流通しているキャベツは、季節によって産地が異なり、品種によって食感などが異なります。
さまざまな栄養が含まれていますが、その中でも豊富なのは、ビタミンCとビタミンKです。そのほかに、胃の粘膜の修復をするキャベジンも含まれています。水に溶けやすい栄養が含まれているため、そのまま食べるか、加熱時間を短くした調理法でいただきましょう。

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