ガーデニング

やすでの性質を知り室内に侵入したやすでを退治しよう

2018-10-14

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足がたくさんある多足類は、虫が嫌いな人でなくても、嫌いな人が多いのですが、そんな見た目がグロテスクな多足類の中でも、「やすで」は「むかで」や「げじげじ」とはちょっと位置づけが異なります。
やすでは、見た目は気持ちのいいものではありませんが、人を噛むことがなく、落ち葉やきのこ・朽木などを食べてふかふかの土を作ってくれる、ガーデニングの味方です。

とはいえ、そんなやすででも、興味本位に触ったりちぎったりすると、刺激性のある体液が出て、皮膚炎を起こしてしまうので、見つけても触らないのが一番です。

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やすではふかふかの土を作る虫

やすでは、腐葉土・きのこ・朽木などを食べて暮らしています。
落ち葉が積もって土が湿っているような場所が大好きで、春~秋にかけて、雨の後に大量発生することがあります。

人間を噛むことはないし、ガーデニングから考えるとフカフカの有機質の土を作ってくれる有益な虫になりますが、見た目が悪い上に集団で生息することから、嫌がられることが多い虫です。

やすでは人を刺したり噛んだりしませんが、危険を感じると、カメムシのように、臭腺から不快な匂いがする分泌液を出します。
また、やすでの体液に触れると、ひどい皮膚炎を起こすこともあるので、ちぎったりしないようにしましょう。
現在日本に生息するやすでには、重篤になる危険性のある毒を持っていませんが、むやみに触れないようにしましょう。

やすでは大量発生するのではなく元からいる

やすでは一箇所に集まる性質があるため、大量に寄り集まっているのに出くわしてしまうことがあります。
やすでがいた」と言っても、「ミミズがいた」のと同じように、土にとってはいいことなのですが、大量発生すると気持ちのいいものではありません。
本当は、大量発生するのではなく、もともと土の中にいたものが、やむを得ない理由で一斉に地表にでてきてしまうだけなのですが、この前までいなかったのに、うじゃうじゃでてくると、「大量発生」と感じてしまいます。

キシャヤスデなどは、列車のスリップ事故を起こさせるほど大量発生するので、もともといたものだからと、納得するには無理があります。

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やすでの大量発生は雨を避けるためと繁殖のため

梅雨の時期など、雨が降り続くと、やすでが大発生することがありますが、もともと土の中にずっと潜んでいたものが、雨を逃れるためにでてきています。
地中にずっといるので、雨続きでは溺死しかねないため、壁をよじ登ったり、家の中に入ってきてしまいます。

また、やすでは繁殖期になると、繁殖行為のためにも一斉に地表に出て来る性質があります。
やすでの繁殖期は8~10月と長く、秋の長雨の時期とも重なって、ヤスデの大量発生は、秋にも長い間悩みのタネになります。
ただし、秋口に見られるやすでは産卵直後なので、梅雨の時期よりも、数的には少なくなっていますが、一箇所に集まる性質があるため、見つけたときは青ざめてしまいます。

通常のやすでは1年以内に成虫になり、寿命は4~5年と言われています。
大量発生して列車を脱線させたことがある「キシャヤスデ」は、その中でも特に長く、7年間地中で過ごし、8年目に成虫になります。

一般に、やすでは8~9月に1回で150~300個の卵を、地表から2~10cmほどの土の中に生みます。

やすでの卵は10月頃孵化し、ほとんどの幼虫は5月ごろまで土の中で成長していきますが、5~6月頃になると成虫に成長し、地上にでてくることがあります。

やすではジメジメと隙間に入り込む

やすではジメジメしたところや隙間に入り込む性質があります。
家の中でも、隙間やジメジメした所があれば、やすでが入り込むことがあるので、隙間は隙間テープやパテなどで塞いでおき、風通しよくしてジメジメしないようにしておきましょう。

家の周りに落ち葉が大量にある場合も、やすでが住み着きやすいので、きれいにしておくことも大切です。

また、植木鉢などを地面やコンクリートに直置きすると、その下にやすでが住みやすい環境が出来上がります。
鉢と床面との間は花台などをおいて、湿気が溜まる場所を作らないようにしましょう。

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室内に大量発生してしまったやすでを駆除するには

放置していても問題のないやすでとはいえ、室内に集団で固まったようにいるのを見つけると、駆除せずにはいられません。

やすでは人をかんだり刺したりしませんが、ちぎれたりすると異臭を放つ体液を出すし、触りたいものでもないので、物理的な駆除方法は避けたいところです。

殺虫スプレーでも簡単に駆除できますが、後で室内が汚れてしまうことを考えるとおすすめとは言い難いもの。
室内を汚さず、確実にやすでを駆除するには、冷却スプレーを散布するのがおすすめです。
やすでを凍死させるわけですが、同様にゴキブリなども駆除できます。
冷却スプレーは、かけても周りをよござないので、1本常備しておくと便利です。
やすでの死骸は、素手で触らないようにしながら取り除くか、掃除機で吸い込んだり、ほうきで集めて、まとめてゴミ袋に密封して処分します。

室内にいたやすでを処分した後は、やすでの侵入口となった隙間を探して、パテや隙間テープなどで埋めて、次に入り込むことがないようにしておきましょう。
侵入口の裂け目には、密封してしまう前に、殺虫剤を注入しておくと次の被害も防げます。
もともと、やすでは落ち葉などがたくさんあるジメジメした場所に生息しているので、家の回りを片付けておくことも重要です。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物多肉植物
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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