睡眠

眠ったのに眠たいのはどうして?

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「しっかり眠ったのに眠たい」「夜ちゃんと眠ったのに朝起きるのが辛い」という経験はありませんか?
きっと誰しもが感じた経験があると思います。特に睡眠障害があるわけでもないのに起こり得る「寝ても寝ても眠い」という状態。原因を探してみると、「実はこれだった」という、思いもしない日常的なものが当てはまるかもしれません。

今回は、眠ったのに眠たい原因についてお話していきたいと思います。

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最近いつまでも眠っていたいと感じるのはなぜ?

「ここ最近はいつまでも眠れる」「最近はなぜかいつまでも眠気が取れなくて布団に入っていると眠ってしまう」と感じたことのある方はいませんか?
「もしかしたら何かの病気?」「実は強いストレスを感じていて、何もしたくないと体が反応しているのでは?」など心配になってしまうくらい、眠気を感じているかもしれません。しかし、よく考えてみてください。いつまでも続く眠気を感じるのは「ここ最近」であり、それまでは普通に朝の目覚めがよく、眠気は続いていなかったのではないでしょうか。

いつもと変わらない生活をしているのに、ある日突然、いつまでも眠気が続いて、布団に入っていると眠ってしまう。特に休日はその眠気が強くて起きようと思っても眠ってしまう。今まで、このようなことがなかった場合、睡眠に関する病気や障害である可能性はほとんどなく、正常な反応である場合がほとんどです。

 過去に遡って、同様の眠気を感じ、いつまでも眠っていた経験がないか、思い出してみてください。きっとあるはずです。このようないつまでも強い眠気を感じる原因として、最も可能性が高いこととして挙げられるのが、「季節による日の出と日の暮れの時間が変わってきた」ことが考えられます。

 人間の体は朝の光を感じることにより、睡眠ホルモン分泌合成がリセットされるため、強い眠気を引きずることなく覚醒することができます。この「朝の光」ですが、よく考えてみると季節により、日の出の時間にズレがありますね。春から夏にかけては日の出が早くなり、秋から冬にかけては日の出が遅くなります。

また、夜は暗さを感じることにより、睡眠ホルモンの分泌合成が始まり、夜の寝つきを良くし睡眠を持続させます。その夜ですが、季節により変化があり、日の暮れは春から夏にかけて遅くなり、秋から冬にかけては早くなります。

この日の出と日の暮れの時間が変わる、季節の変化ということに「眠ってもいつまでも眠たい」という原因があります。その理由として、睡眠ホルモンは日照時間と密接に関係しており、分泌合成が始まる時間と、リセットされる時間が日の出と日の暮れによって調整されているからです。

概日リズム(サーカディアンリズム)は睡眠・覚醒・活動を司る人間の体内時計のことを指しています。このサーカディアンリズムは日の出と日の暮れにより調整されるものであることから、季節による日照時間の変化があると、その変化に合わせようと調整を図るように働き始めます。しかし、日照時間が安定しない季節の変わり目はなかなかその調整をつけることができません。

日照時間が安定せず、サーカディアンリズムが整わないことで、睡眠ホルモンの分泌合成・リセットの時間がズレ込んでしまうことが考えられ、その結果「眠ってもいつまでも眠たい」という状態に陥ってしまう可能性があります。

季節の変化以外でも寝ても寝ても眠いと感じる日があるのはなぜ?

季節の変化以外でも日照時間が安定しない日があります。それはどのような日だと思いますか?
毎日、お天気情報をチェックしている方は沢山いらっしゃると思います。雨が恋しい日もあれば、晴天が恋しい日もあります。季節の変化以外でも日照時間が安定しない日として挙げられるのは、その日の天気が「くもり」「雨」の日が代表的であると思われます。

特に何日も続く「くもり」「雨」は日の光をしっかり浴びることができないため、サーカディアンリズムを狂いやすくしてしまいます。サーカディアンリズムが狂ってくると、「眠ったのにいつまでも眠たい」という状態になりやすくなります。天気が悪い日が続くと気分がすぐれないと感じる人は多くいると思います。それはサーカディアンリズムが狂ってきている可能性があり、そのことが原因で「なんとなく気分も体調もすぐれない」という状態を作り出していることが考えられます。

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まとめ

寝ても寝ても眠い原因についてお話してきました。
今回は、病気がないのに眠気が続いている原因について、季節の変化による日照時間の変化、天気が悪いことによる日照時間の不安定を代表例として挙げました。
サーカディアンリズムは日照時間と密接に関係しており、季節の変化や、天気が数日に渡って悪い時の日照時間に合わせて調整しようと働きます。日照時間が変化し、それに合わせてサーカディアンリズムが調整を始め、その調整がなかなかつかない時に、寝ても寝ても眠いという状態を作り出してしまうことが考えられます。

これは人間の生理的なものであるため、異常なことではありません。「病気かもしれない!」と必要以上に悩まず、眠気を感じていても、できるだけいつもと同じリズムで生活していくようにしましょう。

監修:mikkumikupapa
ライセンス:看護師免許(正看護師)
勤務:行政看護師(乳幼児施設)
専門及び経験分野:
小児
脳外科、循環器内科外科、呼吸器内科、てんかん、先天性疾患、指定難病、小児がん、児童精神疾患及び発達障害、強度行動障害など。
成人
呼吸器内科、耳鼻科、消化器内科、婦人科、整形外科、救急搬送傷病者の救命治療処置など。

自己紹介:男性看護師として、病棟勤務の経験は15年。専門は小児科領域。特に発達障害を抱える子供が二次的障害を引き起こし、入院治療が必要となってしまったケースへの治療と看護について経験と学びを深めてきました。現在はその経験を活かし、乳幼児に関わる行政看護師として勤務しています。保育園を兼ねた職場であり、日々元気な乳幼児と関わりながら、保護者へ流行りの感染症や予防方法、成長発達に関わることなど多岐に渡る相談を受けています。自身も3姉妹の父であり、1日中元気な子供に囲まれた生活を送っています。

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