弁慶の伝説が多く残る鰐淵寺で旬の紅葉と静寂を楽しもう

2018-10-27

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山陰屈指の紅葉スポットとしても有名な島根県出雲市「鰐淵寺」。大自然に抱かれたこの寺社には、かの有名な武蔵坊弁慶の伝説も多く残されており、長い歴史を感じさせてくれます。
今回はそんな鰐淵寺の歴史や見どころを紹介していきましょう。

    鰐淵寺に伝わる弁慶の伝説とは

    鰐淵寺は、伝承によると、信濃の国の智春上人(ちしゅんしょうにん)が推古2年(594)に出雲市の旅伏山に着き、推古天皇の眼病快復を願って浮浪の滝に祈ったところ平癒した ため、勅願寺として建立された寺だと伝えられています。そして「鰐淵寺」という寺号は、智春上人が浮浪の滝の近くで修業をしていた際、誤って仏具を滝に落としてしまったものの、鰐(わにざめ)がその鰓(えら)に仏具を引っ掛けて奉じたことに由来しているそうです。

    鰐淵寺には歴史上の人物の中でも高い人気を博している武蔵坊弁慶の伝説も多く残っています。と言いますのも、弁慶は松江市の生まれで、18歳の時からの3年間を鰐淵寺で修業したそうです。また、壇ノ浦の戦いで源義経とともに平家を滅ぼした後、弁慶は鰐淵寺に戻り身を寄せていたと伝えられています。
    その際、弁慶は大山寺にあった釣鐘を鰐淵寺まで一夜で持ち帰ってきたとか。大山寺は現在の鳥取県大山町の山中にあるお寺なので、約100kmほどの山道を、重い釣鐘を担いで運んだということになります。このエピソードのほかにも、鰐淵寺には弁慶の伝説や遺品が今でも多く残されているそうです。

    山陰屈指の紅葉の絶景スポットとしても有名

    (写真提供 クレジット:Syu-z)


    鰐淵寺は山陰屈指の紅葉の絶景スポットとしても有名です。鰐淵寺を彩る紅葉は「いろはもみじ」という、切れが深く葉の小さな品種で、毎年山全体が鮮やかな色で埋め尽くされるそうです。
    鰐淵寺の仁王門から本坊までの参道は、紅葉の木が連なっているため、ピークの時期には赤や黄色の落葉が幾重にも重なり、美しい紅葉の絨毯が山陰の秋を奏でるとのこと。

    また、出雲市の山中に位置する鰐淵寺は、紅葉のシーズン以外にも雄大な自然を感じさせてくれます。駐車場から仁王門まで続く参道を抜けると、境内の独特の静けさに出会い驚かれる方も多いかもしれません。実際に多くの方が訪れる紅葉のベストシーズン以外の境内は、静寂に包まれており、大自然が織りなす独特の雰囲気を感じることができます。

    鰐淵寺で旬の紅葉を堪能しよう

    鰐淵寺では例年11月中旬〜下旬にかけて紅葉の見頃を迎えます。また、紅葉の旬に伴い鰐淵寺では毎年紅葉まつりが開催されます。ぜひ鰐淵寺で絶景の紅葉を堪能してみてください。


    鰐淵寺
    住所:島根県出雲市別所町148
    電話:0853-66-0250
    拝観時間:8:00〜17:00(入山受け付けは16:30まで)

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