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奥州三名湯「鳴子温泉郷」の魅力

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「こけし」で有名な鳴子には福島の飯坂温泉、宮城の秋保温泉とともに奥州三名湯に挙げられる「鳴子温泉郷」があります。
そこでここでは鳴子温泉郷について紹介していきたいと思います。

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1、鳴子温泉郷の歴史

画像出典:鳴子温泉観光協会

1-1 鳴子温泉のはじまり
1000年以上の歴史がある鳴子温泉郷ですが、はっきりとした開湯が何年かは諸説あります。
鳴子火山(鳥屋ヶ森山)の噴火によって現在温泉神社がある位置から温泉が湧出し始めたのが鳴子温泉のはじまりとされていますが、文献によって826年という説と837年という説があります。
この時の大爆発の音があまりにも轟音で、付近の人々が「鳴郷の湯」と名付けたという説があります。
また、兄である源頼朝に追われて奥州藤原氏の本拠地である平泉を目指していた源義経が逃げのびる途中で鳴子を訪れ、そこで北の方との間に生まれた子供に産湯を使わせたことから「啼き子」と呼ばれ、それが転じて「鳴子」となったともいわれています。
江戸時代には俳人である松尾芭蕉が東北を旅している間に鳴子を通ったともされており、長きにわたって温泉として知られてきたということがわかります。
そのため鳴子には源義経や松尾芭蕉にちなんだ名所史跡や伝説が数多く残されています。

1-2 鳴子温泉と源義経伝説
鳴子という名前の由来の一つでもある「啼き子」に関連したものとして鳴子温泉神社の鳥居の横にある「啼子之碑」にも伝説が残っています。
源義経が平泉を目指している途中に北の方が亀割峠にさしかかったあたりで亀若丸を出産しました。
しかし亀若丸はなかなか産声をあげずに、泣くことなく旅を続けます。
そしてこの鳴子の地で川原湯温泉に浸かったときにようやく産声をあげたのです。
それからこの土地を「啼き子」と呼ぶようになり、それが「鳴子」になったというのです。

また、「星の湯」伝説もあります。
これはこの地にあった大きい沼を「黒森ヶ渕」と村人が呼んでいたことに対して源義経がふさわしくないと感じ、鎌倉の星の海から連想して「星の沼」と名付け、「星の湯」とも呼びました。
現在もこの地には「星沼」という地名が残っています。

陣ヶ森の甘酒地蔵尊にも伝説があります。
源義経一行が陣ヶ森で野宿をすることになったとき北の方は産後まもなくの頃でかなり体が弱っていました。
そのとき大地蔵と小地蔵に姿を変えた山猿が御堂を建てて、そこで北の方と亀若丸に休養をとらせ、義経たちには甘酒を振る舞って歓待しました。
別れに際し、「猿たちもお産に苦しんでいて困っている」と言われた弁慶は、呪文を唱えて安産の神として地蔵尊を祀りました。
これ以降、甘酒を地蔵尊に備えると安産祈願となるだけでなく、母乳に恵まれ、子どもは強く育つと言われています。

2、鳴子温泉とは

鳴子温泉は「青春18きっぷで行く温泉番付」で「東の横綱」に認定されたほどの温泉です。なんと源泉が370以上も存在し、日本に存在している11種類の泉質のうち9種類が鳴子温泉郷から湧き出ているという豊富さです。
まさに横綱級の温泉と言えるでしょう。
共同浴場は4ヶ所ありますが、「川渡温泉浴場」は規模は小さく番頭さんもいません。
また、「すぱ鬼首の湯」は冬の間は休業となっています。
有名なのは「滝の湯」と「早稲田桟敷湯」でしょうか。

2-1 滝の湯
温泉神社の湯を使っていて鳴子温泉郷で最も古い歴史を持っています。
昔は仙台藩に湯守を命じられていた「ゆさや旅館」が管理をしていましたが、現在は滝の湯保存会が管理をしています。
木造の建物で浴槽の面積も現在の建築基準では建てることのできないものとなっており、たしかな歴史を感じさせてくれます。
泉質は「酸性含明ばん・緑ばん・芒硝硫化水素泉」となっており、料金150円で入ることができます。

2-2 早稲田桟敷湯
戦後間もない1948年に早稲田大学理工学部土木工学科の7人の学生がボーリングの実習を行っていて掘り当てた源泉です。
1996年に改築された前衛的でインパクトのある外観となっています。
非常にとろみのある泉質で、身体を包み込むようなお湯であると評されています。
料金は540円です。

2-3 お得な「湯めぐりチケット」
多くの泉質の種類がある鳴子温泉郷ではそれぞれの温泉を楽しめるための「湯めぐりチケット」を発売しています。
1枚1300円(こけし手形付は1650円)で、鳴子観光・旅館案内センターで販売しているもので、チケットについているシールを使って入浴すると割引価格で利用することができます。
チケットは鳴子温泉郷の5つの温泉地+「赤倉温泉」「瀬見温泉」の7種類あり、7地区どこでも使えるようになっています。

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3、鳴子こけしとは

やはり鳴子の名産と言えば「こけし」という人が多いでしょう。
現在でも約50人の職人が手づくりをしている伝統的工芸品で、この付近では鳴子こけしの製作を実演しているイベントや、こけしの絵付け体験が行われている店もあります。
もちろん土産物としても有名で、作並こけし、遠刈田こけし、弥治郎こけし、肘折こけしと合わせて「宮城伝統こけし」の名前は全国に轟いています。

また、こけしほど有名ではありませんが鳴子は漆器も人気です。
良質なケヤキ、トチなどの天然木材と天然の漆を使ったもので、その仕上がりの美しさには定評があります。

4、鳴子温泉郷の運営は?

鳴子温泉郷観光協会
住所:〒989-6823 宮城県大崎市鳴子温泉字湯元2-1
電話:0229-82-2102
FAX:0229-83-2094
E-MAIL:info@naruko.gr.jp
公式HP:http://www.naruko.gr.jp/

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5、おすすめの旅館

画像出典:鳴子温泉 湯元吉祥
URL:https://www.hotespa.net/hotels/kissho/


みちのく随一の名湯として開湯から千年以上にわたり人々を愛し続けてきた鳴子温泉郷。
「鳴子温泉 湯元吉祥」は、そんな歴史ある湯治場に生まれた共立リゾートの新しい湯宿です。 大自然が魅せる四季折々の絶景、日本一の種類を誇る豊かな泉質、山と海がもたらす多彩な郷土の味覚。
この地が生んだ一つひとつの幸を紡ぎ、最高のかたちにして宿泊される皆様へ。
今宵のひとときが、あなたにとって幸ある門出となりますように。


画像出典:四季の宿 花渕荘
URL:http://www.hanabuchi.com/


開湯から1000年以上もの歴史を誇る鳴子温泉郷。
その歴史ある名湯を、源泉かけ流しでぜいたくに満喫できる花渕荘のお風呂。 7つあるお風呂からは花渕山の大自然と自慢の庭園が見渡せ、季節の移ろいが肌で感じられます。
柔らかな湯に身も心もゆだねて、くつろぎの時間をお過ごしください。


画像出典:鳴子温泉 鳴子観光ホテル
URL:http://www.narukokankouhotel.co.jp/


緑がかった柔らかな乳白色をたたえた当館のいで湯は、美肌の湯としても名高い硫黄泉。
その湯力が持つやさしさと逞しさは、まるでお母さんのお乳のよう。 乳白色の湯は大浴場、檜の露店でお楽しみいただけます。
意外にさらりとした湯ざわりですが、 もともと温泉成分が強いため、湯あたりにはくれぐれもご注意ください

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