食文化

“キノコの王様”松茸を熱々の土瓶蒸しで 旬の香りと味を丸ごといただく

2018-11-03

関連キーワード

数あるキノコの中でも最高級品に位置付けられている松茸。「香り松茸、味シメジ」と称されるほど濃厚で気品ある香りが楽しめる松茸は、言わずと知れた贅沢な秋の味覚のひとつです。

芳醇な香りを存分に楽しめる「松茸の土瓶蒸し」

(写真提供 インスタグラムID:hiromiress URL:



松茸が旬を迎える10〜11月頃になると、料亭や和食屋では松茸を使ったお料理のフルコースを提供するところも多いですよね。実際に焼き松茸や天ぷら、松茸ごはんなど、松茸にはいろいろな調理法がありますが、松茸ならではの芳醇な香りを存分に楽しめる食べ方といえばやはり土瓶蒸しではないでしょうか。 土瓶に昆布や鰹などで取った出汁を入れ、そこに松茸を入れて煮ていただく土瓶蒸し。松茸の濃厚なエキスが抽出された出汁を土瓶に添えられたお猪口でいただくと、松茸ならではの香りと風味が口いっぱいに広がります。 ちなみに松茸の土瓶蒸しと一概に言っても、お店によって使用している具材はさまざまです。例えば松茸と三つ葉だけのシンプルな土瓶蒸しをいただけるお店もありますし、海老や白身魚、鶏肉、銀杏などが一緒にいただける具沢山の土瓶蒸しを出しているお店もあります。

松茸の土瓶蒸しの美味しい召し上がり方

土瓶蒸しを召し上がる際は、まず土瓶の蓋を開けずにお出汁だけ注いで香りを楽しみましょう。お猪口や土瓶にスダチなどのかんきつ類が添えられている場合でも、まずはお出汁と松茸だけの味を堪能してみてください。 2杯目からは、土瓶の中にスダチを絞って味の変化を楽しみましょう。スダチを絞ったら土瓶の蓋をいったん閉じ、5〜10秒位蒸らしてからいただくとスダチの酸味の角が取れ、マイルドになります。ちなみにスダチは土瓶の中に絞らなければいけないという厳格な作法があるわけではないので、味の変化を1杯ずつ楽しみたいという方は土瓶ではなくお猪口にスダチを絞っていただいても問題ありません。 出汁と松茸の風味を存分に堪能した後は、土瓶の中に入っている具材をいただきましょう。その際お箸でそのまま召し上がってもOKですし、お猪口を小皿代わりにしても良いでしょう。お出汁を飲みながら具材を食べ進めていきます。 食べ終わった後は、土瓶を元の姿に戻し絞った後のスダチは土瓶の蓋の上か受け皿の上に置いておくと良いでしょう。この時、食べ終わったサインとして蓋を裏返しにしたりする必要はありません。むしろそうするとせっかくの土瓶が傷ついてしまう恐れもあるため、元通りの状態に戻しておくだけでOKです。

松茸の土瓶蒸しで旬の味と風味を堪能しよう

数ある松茸料理の中でも、松茸本来の芳醇な香りが存分に堪能できる土瓶蒸し。土瓶さえあればご自宅でも簡単に作ることができるので、ぜひ新鮮な松茸が手に入ったら土瓶蒸しで旬の香りと風味を堪能してみてください。

    キーワード一覧

    ▲ページトップ