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シニアタウンが盛況! セカンドライフを真剣に考える人が急増中

2018-12-13

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「シニアタウン」とは、健康で元気に暮らすご高齢の方が、同じ居住エリアに集まって形成される新たなコミュニティのことです。アメリカでは1960年代から存在する「シニアタウン」ですが、超高齢社会の日本においても注目を集めています。
アクティブシニアが増加するなかで、充実したセカンドライフを送るには同世代の仲間やコミュニティ、安心の医療・介護サービスの存在が不可欠です。今回は「シニアタウン」について解説します。

「シニアタウン」の基本知識

「シニアタウン」は、その名の通り「ご高齢の方の街」で、主に55歳以上の健康で元気に暮らすご高齢の方が、同じ居住エリアに集まって形成される新たなコミュニティを示します。シニアタウンには住居だけなくレクリエーションセンターやカルチャースクール、スポーツジムや飲食店、医療施設などが整備されています。人生100年時代を迎えて、自立したご高齢の方が同世代の仲間とともに生活し、交流しながら、充実したセカンドライフを過ごそうというものです。

シニアタウンという言葉はアメリカでは1960年代から使われています。アリゾナ州のサンシティ・フェニックス、カリフォルニア州のパーム・スプリングス、ランチョ・サンタフェ、ネバタ州のラスベガスなど、2000ヵ所以上の街が建設され、人口数万人規模の「退職者の村」はアメリカではポピュラーな存在となっています。

「シニアタウン」先進国アメリカの街づくり

アメリカでは寒冷な気候の北東部から、比較的気候が温暖な土地を目指して、退職後に移住してくる方が多くいます。ご高齢の方の街と言っても老人施設が立ち並ぶようなイメージではなく、さながらリゾートタウンのような趣もあります。
アメリカには、「CCRC(Continuing Care Retirement Communities)」というシステムがあります。直訳すると「継続した生活支援・健康支援・医療や介護サービスを提供するご高齢の方の生活共同体」という意味です。CCRCには3種類の住まい、「自立型」「支援型」「介護型」があり、居住者の状態に応じて同じコミュニティ内で住み替えを行います。
一般的にCCRCの費用は一時金と毎月の利用料を組み合わせて支払いますが、自宅の売却資金を一時金に充当することが多いようです。医療や介護にいつどの程度のお金がかかるのかが予測しにくいなかで、CCRCは一生涯、住まいや医療・介護を包括的にカバーできる仕組みとして脚光を浴びています。
アメリカでは自分のライフステージにあわせて住まいを変えることが一般的に行われています。退職後、元気に動き回れるあいだはシニアタウンにある戸建て住宅で生活そのものを満喫します。そして身体面の不安が増えてきたところで最新医療設備の整ったタワーマンションなどの高層集合住宅に引っ越しをして、最期まで医療・介護スタッフのサポートを受けながら安心して生活するというスタイルです。

盛況をみせる日本の「シニアタウン」

日本でもシニアタウンの存在は注目を集めています。


事例1
千葉県佐倉市の『ユーカリが丘』では、きれいな街並みに商業施設や福祉施設・病院などがあり、充実した生活環境を確保されています。そしてICTを活用した見守りや健康管理のサービスを提供するなど、ご高齢の方でも安心して暮らせるサービスも始まっています。


事例2
千葉県千葉市稲毛区にある『スマートシティ稲毛』は、分譲マンション内に大型コミュニティ施設が併設されています。ショッピングモールを改装した総面積3万平方メートルのクラブハウスでは飲食店やフィットネスクラブ、アトリエなどアクティブシニアが趣味や暮らしを楽しむための施設が充実しています。また総面積7万平方メートルに及ぶグラウンドにはテニスコートやゴルフ練習場、野球やサッカーグラウンド、さらに1周700メートルのジョギングコースもあります。医療相談コーナーや診療所もあり健康面でのサポートも手厚く受けられます。


事例3
福岡県朝倉市にある『美奈宜の杜(みなぎのもり)』は豊かな自然に恵まれたシニアタウンです。天然温泉やゴルフ場があり、広々とした個々の区画ではガーデニングや家庭菜園が楽しめます。大型商業施設が近くにあり、福岡市内からのアクセスも良いことから「半分田舎・半分都会」の環境で生活できます。タウン内にはホームセキュリティのサービスやクリニック、介護支援センターもあり、安心できる暮らしのサポートが行われています。


アメリカと日本では住まいに対する考え方や、社会保障のシステムも異なることから一概に比較はできませんが、「コミュニティ」「医療・介護」については共通のテーマといえるでしょう。

セカンドライフの充実にはコミュニティが不可欠

人生100年時代を迎え、退職後のセカンドライフを充実したものにするためには同世代の仲間やコミュニティの存在が不可欠です。そして心身の状態に合わせてサポートできる医療・介護のサービスが安心した生活の支えになります。CCRC=シニアタウンのような、コミュニティを大事にして、なおかつ整備された環境の中で悠々自適なセカンドライフが過ごせたら、と考える方も多いことでしょう。

また、充実した老後生活には資金が必要となります。住み慣れた自宅やコミュニティのなかで一生涯の住居を確保しながら、生活に必要な資金を借り入れできるサービス「リバースモーゲージ」なども上手に活用して、充実・安心のセカンドライフを楽しみましょう。



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