四字熟語

圧巻の意味・使い方

2018-11-23

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意味

他のものよりもより優れている。
全体の中でもっとも優れていて素晴らしい。

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由来

もともとは中国の役人の国家試験である「科挙」に由来する言葉です。
中国では役人になるためには科挙という試験に合格しなければいけませんでした。
論述形式や詩文の試験が行われてきており、中国各地からその地域のエリートが集まってきて試験を受けたのです。
これに合格すると高級役人になることができますが、不合格だとまた翌年に受験することになります。中国の歴史上、科挙に合格して有名になった人や、科挙を何度受けても合格しないことから放浪の旅にでて有名になった詩人などが多くいます。
そして優秀な人たちの論述解答ですので、採点する側も非常に労力を使いました。
試験自体も何日にもわたって行われていたのですが、採点もかなりの時間がかかったのです。そしてその際、わからなくならないように優秀な解答用紙を上に置くことにしていたのです。

この「圧巻」の「巻」とはこのときの答案用紙のことを指しており、「圧」とはその答案用紙を押さえる意味です。この試験の際はもっとも優れた答案用紙を答案用紙の束の一番上に置いたことから「他の巻を圧する」という意味で「圧巻」という言葉ができたのです。

誤用

現在でも日常的によく使われることばですが、それだけに誤用も多くなっています。一番多い誤用は「圧倒的」の意味で使用することです。本来「圧巻」は「もっとも優れている」ことを表します。しかし「圧倒的」は「大きく差をつけて優っている」「大きな力の差で他のものを押さえつける」という意味になり、少しニュアンスが変わってくるのです。

また、「圧巻の一位」と表現されることもありますが、これも明らかに誤用です。「圧巻」事態に一位という意味合いがあるために「一番優れた一位」というよくわからない意味になってしまうのです。

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意味の変遷

本来の「一番優れている」という意味で使用されることもありますが、最近では誤用である「他のものを大きな力で押さえつける」の意味で使用されることが増えています。
こちらのほうが使用割合が増えてきているために、一概に間違いだと言えなくなってきているということが言えます。
そのため、近い英語表現もいくつかが例に挙げられています。

Highlight
(もっとも良いところ)

best part
(最高の部分)

などです。

使用法、使用例

「あれが王者だな。演技が圧巻の一言だ」
「ちょっと他とは違うな。さすがにチャンピオンだけあるな」

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