ストレス

胃が痛いのは胃潰瘍?ピロリ菌?胃痛の原因や対処法とは

2018-11-26

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今まで、外食が多かった、ストレスを感じていた、などの理由で胃が痛いと感じたことのある人もいるかもしれません。
ひとことで胃が痛いといっても、暴飲暴食、胃潰瘍、ピロリ菌など原因はさまざまです。また、原因によっても対処法は異なります。

今回は、胃が痛くなる理由や原因、対処法についてわかりやすくまとめます。

胃が痛い理由とは

胃は毎日、私たちが食べた物を消化するために動いています。
胃の中に食べ物が入ると、ドロドロのお粥のような状態になるまで消化されます。消化のために必要なのが、胃酸とペプシンです。
胃酸で食べ物を溶かし、ペプシンで分解するようなイメージです。また、胃では粘液も分泌されていて、胃の壁を守っています。
胃が痛い原因はさまざまですが、胃が痛くなる理由を知っておくと原因を予想しやすいかもしれません。

1.胃酸の量が増えている
胃酸は食べ物を溶かす役割がありますが、あまりに分泌が過剰になると胃そのものを攻撃してしまう可能性があります。例えば、ストレス、暴飲暴食、コーヒーの飲みすぎなどは胃酸の量を増やす原因になります。胃酸が増えると自分自身の胃を攻撃してしまい、胃の粘膜に傷がつき胃痛の原因になります。

2.胃の粘液が減っている
胃からは胃の粘膜を守る胃粘液も分泌されています。胃酸は過剰になると胃の粘膜を攻撃しますが、胃粘液は反対の役割をもっていると考えるとよいかもしれません。つまり、胃粘液が減ることによって胃の粘膜が傷ついてしまう可能性があります。
胃粘液が減る理由としては、アルコール、喫煙、解熱鎮痛薬の内服などが挙げられます。

3.胃の筋肉が緊張している
胃の壁の筋肉の部分が緊張する、いわゆる胃けいれんを起こしている状態でも胃が痛みます。胃炎や胃潰瘍、ストレス、緊張などによって胃けいれんを起こす可能性があります。

4.胃の粘膜が傷ついている
すでに挙げたように胃酸の分泌が増加、または胃粘液の分泌が低下している場合には胃の粘膜が攻撃され、傷つくので胃が痛くなる可能性があります。他にも、ピロリ菌という細菌やアニサキスという寄生虫に感染した場合には、胃の粘膜が傷つけられて胃が痛くなることがあります。

胃が痛い原因とは

では、具体的に胃が痛くなる原因として考えられる代表的な病気を挙げていきます。

1.急性胃炎
暴飲暴食、ストレス、食中毒、アレルギー、ウィルス感染などにより、胃の粘膜が炎症を起こすと胃がキリキリと痛みます。痛みは突然起きることが多く、嘔吐や下痢、吐血などを伴う可能性もあります。安静にして胃を休めると数日のうちに改善するといわれています。

2.慢性胃炎
急性胃炎に対して、慢性胃炎では胃の粘膜の炎症が長く続いている状態です。慢性胃炎では、慢性的なストレス、暴飲暴食、ピロリ菌感染などで胃の粘膜が弱くなり、治りづらくなっていると考えられます。症状は、胃痛や吐き気だけでなく、胃もたれ、胸やけ、げっぷ、膨満感などが繰り返されことが多く、放っておくと胃潰瘍に進行する可能性もあるので注意が必要です。

3.胃潰瘍
ストレスや解熱鎮痛薬(非ステロイド性消炎鎮痛薬)、ピロリ菌などによって胃の粘膜が傷つけられ、胃酸やペプシンによってさらに傷が深くなった状態が胃潰瘍です。みぞおちの辺りの重い痛みが特徴的といわれています。食事をするたびに潰瘍が刺激されるので、空腹時よりも食後に痛みを感じることが多いです。

4.胃アニサキス症
サバやイカなどには、アニサキスとよばれる寄生虫が感染している可能性があります。そのため、生で食べると感染することがあり、激しい胃の痛みとして自覚します。アニサキスは胃の粘膜に噛みついて、潜り込もうとするので痛みが出るといわれています。

5.胃がん
胃がんは症状が出にくいことが多いので、定期的に胃カメラなどの検診を受けた方がよいといわれています。
胃がんは日本人に多い病気で、ピロリ菌感染が原因になっているのではないかと考えられています。胃がんのなかでも、スキルス胃がんとよばれる比較的若い人に発生する進行の早いがんでは突然の胃痛で発見されることもあります。
胃がんの症状は、胃痛だけでなく、がんの場所や進行度によって胸やけ、倦怠感、黒い色の便、胃もたれ、体重減少などを伴う可能性があります。

胃が痛い時の対処法

一般的に胃が痛い原因として多いのは胃炎ですが、なかにはピロリ菌やアニサキスの感染、がんのこともあるので要注意です。胃が痛い時の対処法を紹介します。

1.絶食
食べ物を食べると必ず胃が動いてしまいます。そのため、胃炎などのような胃粘膜に炎症が起きている状態の時には、まず絶食にして胃を休めることが大切です。絶食を数日間して胃を休めた後には、お粥やスープなどの消化の良いものから食べ始めるようにしましょう。
絶食によって胃の痛みが改善したら、バランスの良い食事を食べる、ストレスを軽減する、などを意識してみると胃炎の場合には症状が良くなる可能性があります。

2.市販薬を内服する
胃酸の分泌を抑えたり、胃粘液の分泌を促進するような市販薬、また消化を助けるような薬もいくつか販売されています。薬局やドラッグストアなどでも購入できるので、まず市販薬を内服してみるのも一つの方法です。
もし、頭痛や腰痛などに対して解熱鎮痛薬を頻回に内服している場合には中止して様子をみることも考えるとよいです。ただし、症状が続く場合にはなるべく早く医療機関を受診するようにしてください。

3.ピロリ菌を除菌する
ピロリ菌は胃炎、胃潰瘍だけでなく胃がんの原因になることがわかっています。医療機関でピロリ菌に感染しているか調べた後に、抗菌薬で除菌すれば症状が改善されるだけでなく、将来的に胃の病気を発症する可能性を低くすることができます。

4.アニサキスを取り除く
アニサキスは、胃カメラで実際に確認することができます。消化器内科で胃カメラを実施できる医療機関を受診すれば、アニサキスを取り除いてもらうことができるはずです。

5.医療機関を受診する
胃を休めたり、市販薬を内服しても症状が改善しない、または症状が強くなっている場合にはなるべく早めに医療機関を受診した方がよいです。胃カメラをすれば胃の内部で何が起きているか把握することもできます。

まとめ

胃が痛い時には、胃炎、胃潰瘍だけでなくピロリ菌やアニサキスによる感染、がんなどさまざまな病気が考えられます。
絶食や市販薬の内服など自分で試せることをしてみても改善しない場合には、早めに医療機関を受診した方がよいです。

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