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白くて大きな「サモエド」は友好的でやさしい従順な大型犬

2018-12-21

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サモエドは、シベリアのツンドラ地方で遊牧民族と暮らしてきた歴史を持つロシア原産の大型犬です。
近縁種や他の犬種と交配された記録が残っていないスピッツ系の原始犬で、人による品種改良を行わず、長い年月を経て自然の流れの中で進化してきました。
近年のサモエドは、ふわふわした純白の被毛に包まれた大きな体が特徴的ですが、昔は黒系や茶系も存在していたそうです。これは、白い個体を選んで繁殖させることが多くなったためであり、他の犬種が混じっているわけではありません。サモエドの血筋は、近年までしっかり守られています。性格は、やさしくて落ち着きがあり社交的。
人の暮らしに深く寄り添ってきた歴史が長いので、協調性が高く従順で人を喜ばせることが大好きです。大きくて真っ白な心やさしいサモエドの魅力と、育て方のポイントについてご紹介いたします。

サモエドの特徴と性格について

◇力強い肉体を持った北方系スピッツ!寒さに強く暑さに弱い体質

サモエドは、大きくて逞しい肉体を持った威厳ある風格の北方系スピッツです。
寒い北国で人の暮らしをサポートしてきた犬種なので、寒さにとことん強く暑さには非常に弱い体質。日本で暮らす場合、梅雨から初秋にかけては暑さを凌げる生活環境を整えてあげなければ体調を崩してしまいます。被毛が多く熱や湿気がこもりやすいので、厳しい暑さから守るためには室内飼いがベストです。スタミナがある犬種なので毎日の運動量は多め。
散歩は最低でも1日1時間くらいは必要になります。とても力強いので、子供や年配の人など、力が弱い人に散歩を任せるのは危険です。散歩中の体力的負担も大きいので、サモエドの力強さをコントロールできる大人の男性に任せることをおすすめいたします。体の大きさは、体高48cm〜60cm・体重18kg〜30kg程度。オスの方が大きめに育ちます。平均寿命は12歳〜13歳くらいです。

◇友好的で従順なやさしい性格!人と遊ぶことが大好きな甘えん坊

サモエドは「サモエド・スマイル」と呼ばれる微笑みを浮かべたような表情が魅力的です。
やさしい顔立ちそのままの穏やかで友好的な性格をしており、人に従順で良く懐きます。攻撃性が低く落ち着いており、人の側にいることが好きな甘えん坊さんです。スピッツ特有の警戒心は一応あるのですが、おおらかで温厚なので番犬には向いていません。人の側に寄り添って楽しく暮らすことが好きなので、ひとりぼっちで留守番するのも苦手です。
サモエドは、人の暮らしに密着して生きる道を選んだ原始犬。幅広い年代の家族に囲まれながら、和気あいあいと暮らせる環境で育てるのが理想的です。サモエドは吠えることでコミュニケーションを取る習性があります。無駄吠えではなく意思疎通の手段なので、近所迷惑になるリスクが少なく伸び伸びと育てられる飼育環境を選んであげましょう。

被毛のお手入れは重労働!暑さに弱く夏の室温管理は必須

◇毎日のブラッシングが原則!抜け毛が多くお手入れは重労働

性格の良さは申し分ないサモエドですが、被毛のお手入れは大変な重労働です。
ボリューム満点のダブルコートで抜けやすいので、毎日ブラッシングを行わなければなりません。アンダーコートが分厚く密集しているので、お手入れを怠ると被毛だけでなく皮膚にもダメージを与えてしまいます。換毛期はさらに抜け毛が激しくなり、1日1回のブラッシングだけでは到底追いつきません。最低でも2回くらいは丁寧なブラッシングで死毛を取り除いてあげましょう。シャンプーは、月に1回くらいを目安とします。かなりの重労働になりますので、体力のある大人が時間をかけて行う必要があります。
ドライの際もアンダーコート部分が乾きづらいので、きれいに仕上げるまで長時間かかることを覚悟してください。飼い主の都合で定期的なシャンプーが難しい場合は、プロのトリマーにお任せすることをおすすめいたします。

◇夏の室温管理は必須!低めの室温で熱中症と皮膚病予防

サモエドは寒さにとても強く、雪が降っている中で眠ることも可能なくらい北国に適した体質です。
ですから、本来であれば日本のように暑さが厳しい国で育てるのには向いていません。でも、夏でも快適な室温と湿度が保てる環境を整えられるなら、サモエドの飼育は十分可能です。
快適に過ごせる20度前後を目安とし、22度以上にならないように気を付けましょう。カラッとした地域が原産の犬種なので、湿度も低めに設定してください。はっきり言って、日本人にとっては少し肌寒いと感じるくらいの環境です。少々寒くても、エアコンを常時つけて適温適湿の状態を徹底し、熱中症や皮膚病を起こさないように注意しなければなりません。日本の暑い夏からサモエドを守るには、このくらいの配慮が必要だということを理解しましょう。

◇吠える性質を抑える方法は?

サモエドは吠えることでコミュニケーションを行う犬種です。嬉しいときや楽しいとき、悲しいときや寂しいとき、自分の感情を吠えることで相手に伝えようとします。
つまり、サモエドにとって吠えることは意思疎通の手段であり、決して「無駄吠え」ではありません。そのことを理解しないで普通に育てると、大きな声でよく吠える子になってしまいます。生まれながらの本能的な性質なので完全に抑えることは難しいですが、子犬期のしつけで「吠えたら無視する」という方法を取り入れると抑制効果があるようです。逆に、吠えて何かを知らせてきたときに褒めると「吠えることは正しい」と理解してしまいます。家族に対して愛情深く従順なので、吠えるのが良いことだと覚えさせないように注意しましょう。
しかし、どんなに努力しても吠える子に育つケースも少なくありません。サモエドを迎えると決めたら、広い一軒家で育てることを前提に考え、近所迷惑にならないように配慮しましょう。

サモエドは、大きく真っ白で微笑んだような顔立ちが素敵な大型犬。落ち着いていて攻撃性が少なく従順なので、幅広い年代の人と仲良く暮らすことができます。人の生活に寄り添って生きる心やさしいサモエドと一緒に、新しい人生をスタートさせてみませんか?

ペンネーム:ソラノアンジュ

プロフィール:
愛するペットと暮らす充実した幸せな人生。
その素晴らしさをたくさんの人に伝えたくて、ペットライターの道を選びました。
長年の執筆経験で得た情報を元に、ペットを愛する全ての人と可愛いパートナーを結ぶ情報を発信しています。

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