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注意が必要なほどよく増えるクロスコミアの育て方

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クロコスミアは、夏に赤・オレンジ・黄色といった鮮やかな色合の、フリージアに似たベル状の花が花茎に並んで咲く、アヤメ科の球根植物です。
クロスコミアは赤やオレンジ色の花が一般的で、黄色は余り出回っていません。

クロスコミアは、春になると、まっすぐな細長い葉を左右交互に伸ばしていきます。
品種によって草丈は大きく違い、アヤメ科らしい40cm位のものから、1.5mもある大型のものまであります。

夏になると長い花茎を伸ばし、香りの良い花が連なって下から順に咲いていきます。
クロコスミアは、和名のヒメヒオウギズイセンや旧属名のモントブチレアの名前で呼ばれることもあります。

フリージアに似た鮮やかな花は香りも良いので、切り花にすると部屋の中が花の香でいっぱいになります。
クロスコミアはギリシア語で「サフランの香り」を意味しています。
クロスコミアの花殻を乾かしたものをお好みの天然塩とともにだしパックなどに入れ、お風呂に入れることで、サフランに似た香りのする自家製ハーブバスも楽しめます。

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クロスコミアは明治時代から広く栽培されてきた

クロコスミアは南アフリカ原産ですが、球根が凍ってしまわない限り、冬に地上部が枯れてもまた芽吹いてくる、丈夫な球根植物です。
風に飛ばされた種からも広がっていくので、野生化しやすく、全国各地に野生化したものが見られます。
この丈夫さ・広がりやすさから、周辺の生態系を壊すことがあるため、栽培が禁止されている地域もあります。
栽培を検討するときは、お住いの地域が栽培を禁止していないか確認しておきましょう。

あまり聞き慣れない名前なので、近年育てられるようになった品種だと思われがちですが、日本には明治時代中期に入ってきました。

クロスコミアの原種は7種類ありますが、主に栽培されているのはクロスコミア・オーレアとクロスコミア・ポットシーと、この2つの品種の300種類以上ある園芸交雑配種クロスコミア・クロコスミイフロラです。
クロスコミアの球根は、団子が連なったようにどんどん増えていきます。

クロスコミアは水はけの良い土で育てて

クロスコミアは、日当たり良い場所で、水はけの良い土で育てます。
日陰でもよく育ちますが、日当たりが良いほうが、花つきが良くなります。
丈夫なために土質は選びません。

クロスコミアの植え付けには、庭植えの場合は、庭土に腐葉土をブレンドしたものを用いて、鉢植えの場合は普通の培養土を用いましょう。

クロスコミア肥料をあげすぎると草丈ばかりが高くなり、倒れやすく、かえって花つきも悪くなるので、春に緩効性化成肥料をひとつかみまいておくだけで十分です。
培養土に植えたばかりのときは、肥料分が含まれているので、追肥しないようにします。

クロスコミアの球根の植え付け適期は3~4月です。
庭植えの場合は、深さ10cm、株間20cmで2~3球ずつまとめて植え付けます。
鉢植えの場合は、深さ5cm、株間5cm程度で一級ずつ植え付けます。

水やりも、庭植えの場合はよほど乾燥が激しいとき以外は必要なく、鉢植えの場合は表面の土がかなり乾いてきたらたっぷり水やりするようにしましょう。
クロスコミアに水やりするときは、葉っぱと土だけに水をかけるようにしましょう。
花に水がかかるとしぼんでしまうので、花には極力水をかけないようにします。

クロスコミアは、秋が深まると地上部分が枯れてしまいますが、地下部で生き残っています。
地下部で生き残っている植物に、冬全く水やりしないと春に芽吹かないものもありますが、クロスコミアの場合は、地上部分が枯れた後は、春まで水やりの必要はありません。

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クロコスミアは数年植えっぱなしで育てられる

クロスコミアは非常に丈夫で育てやすい植物なので、毎年植え替える必要はありませんが、成長が著しいため、混みすぎてくると花つきが悪くなってしまうので、そうなる前に掘り上げて別の場所に植え替えます。
鉢植えの場合は、どんどん分球して増えていくために、鉢がいっぱいになってきたら、植え替えて、株分けします。
庭植えも鉢植えも、3~4年おきを目安に、掘り上げて植え替えるのがおすすめです。

クロスコミアは、夏6~8月に花が咲き、冬までに地上部分が枯れてしまうので、枯れた地上部は刈り取っておきます。
球根を掘り上げるのは、地上部分が枯れてからにします。

クロスコミアは、非常に増えやすいので、一度購入した人が再び購入することがまずないためか、流通量は多くありません。
繁殖力が旺盛なため、周りの植物を駆逐しながら増えてしまうので、一度植えると全て取り除くほうが難しくなってしまいます。

寒冷地では球根の防寒処理を

クロスコミアは、南アフリカ原産であることからわかるように、夏の暑さには非常に強いのですが、寒さには弱い傾向があります。
耐寒性は品種によって多少違いがありますが、大部分の品種は、土が凍らない限り球根がダメになることはないので、暖地では植えっぱなしで特に防寒処理は必要ありません。

寒冷地では敷き藁をしておくなど、防寒対策をしておくと越冬できることもありますが、寒さが厳しく越冬できるか心配な場合は、葉が枯れてから球根を掘り上げて、凍らない場所で春まで球根を保管しておきましょう。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物多肉植物
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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