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背景をぼかすことで得られる効果は?撮影方法の例もご紹介!

2019-02-14

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カメラでの撮影には、背景をぼかすという方法があります。
この撮影方法では、いったいどんな効果が得られるのでしょうか?

今回の記事では、そんな背景をぼかす撮影方法についてのご紹介です。

背景をぼかすとは?

カメラにはピントの合う範囲(被写界深度)というものがあります。
ピントの合う範囲が広い状態を「被写界深度が深い」、狭い状態を「被写界深度が浅い」と言うことが多いです。
背景をぼかすとは?被写体にはピントが合っているが、後ろにある背景は被写界深度から外れており、ピントが合っていない状態のことを言います。

△背景をぼかすとどんな効果が得られる?
背景をぼかすと、被写体をよりクローズアップできる効果が得られます。
全体にピントが合っている写真より、背景をぼかした写真のほうが被写体そのものに目が行くことでしょう。
その他にも写真にソフトな印象を与える効果も期待することが可能です。
ポートレート(人物撮影)やマクロ(近接撮影)の際にも、背景をぼかす撮影方法がよく用いられています。

背景をぼかすにはどうする?

背景のぼけに大きく関わっているのが、カメラのF値(絞り)です。
一般的にはF値を小さくするほど、被写界深度が浅くなり、背景がぼけやすくなります。

△絞り優先モードが便利
カメラにはたくさんのモードが付いていますが、その中に絞り優先モードはありませんか?
絞り優先モードでは、F値を予め固定させることが可能です。
シャッター速度とISO感度については、カメラ任せとなります。
背景をぼかしたい時は、絞り優先モードに設定し、F値を小さくしておくと便利です。
一番小さいF値(開放F値)に設定すると、背景のぼけが大きくなることでしょう。
ただし、開放F値では被写界深度が一番浅くなるため、被写体の一部しかピントが合わないことがあります。
そんな時はF値を少しずつ大きくし、ピントの合う範囲を調整していきましょう。
異なるF値で数枚の写真を撮影しておき、ピントの合っている範囲を比べてみる方法もあります。

△ピーキング機能が便利
カメラの液晶モニターや電子ビューファインダーで確認してみても、被写体のどこにピントが合っているのか、分かり難いことはありませんか?
カメラによってはピーキング機能が付いている場合があるため、活用してみて下さい。
ピーキング機能とは?ピントの合っている被写体の輪郭に色を付けて、分かりやすくする機能のことです。
ピーキングする色や濃度を調整できるカメラが見られます。
被写体の色とピーキングの色が同じで分かり難い時は、ピーキングの色を変えておきましょう。
ピーキングの色が薄すぎて分からない時は濃く設定、濃すぎて被写体の確認が難しい時は薄く設定します。

△明るいレンズが便利
背景をぼかしたい時にあると便利なのが、明るいレンズです。
レンズによって最小のF値が異なります。
50mmF4.0というレンズでは、カメラの設定を変えてもF値4.0以下にすることはできません。
しかし、50mmF1.4のレンズなら、F値1.4まで小さくできるのです。
いわゆる玉ぼけを楽しみたい時にも、大口径の明るいレンズがよく用いられています。
大口径でF値の小さいレンズほど、多くの光を取り込めるために明るいレンズとなります。
シャッター速度も速くできるため、手持ちでも手ブレのない写真を撮影しやすいことでしょう。
その代わりに明るいレンズは大きく重たくなる、価格も高いものが多いです。
シグマ「50mm f1.4 DG HSM ART」という大口径の明るいレンズでは、希望小売価格127000円の設定となっています。

背景をぼかす撮影方法の例

次に背景をぼかす撮影方法の例のご紹介です。
こちらの写真はフルサイズのデジタル一眼レフカメラ、70mm-200mmF4の望遠ズームレンズを使用しています。
ほけは焦点距離とF値、カメラと被写体との距離、被写体と背景との距離によって変わります。
そこで一番長い焦点距離200mm、一番小さいF値4.0の設定で撮影し、背景をぼかしてみました。

撮影場所によっては、あまり入って欲しくない背景があります。
そんな時にも背景をぼかす撮影方法は便利です。
次の写真では焦点距離191mm、F値4.0に設定し、入って欲しくない背景を大きくぼかしてみました。
被写体と背景との距離が遠いため、何が写っているのか分からないほど、大きくぼけています。

まとめ

ここまで背景をぼかすことで得られる効果や撮影方法などについてご紹介してきました。
他にもアイデア次第で、いろいろな背景をぼかす撮影が行えます。
自分好みの背景ぼけが得られるよう、設定もいろいろ試してみると良いでしょう。

ペンネーム:はしくん
北海道在住、カメラ歴10年のアマチュアです。
旭川や美瑛、富良野、大雪山系などを主に撮影しています。
北海道らしい風景の他、キタキツネや蝦夷リスなど、動物も撮影するのが好きです。
現在使っているカメラは風景用に「SONY a7R」、動物用に「CANON EOS 7D Mark II」の2台体制。
富士フィルムの中判フィルムカメラ「GF670W Professional」もたまに使用しています。

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