ガーデニング

繊細な茎葉に癒されるコキアの綺麗な育て方

2019-02-14

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繊細な茎葉が美しいコキア。眺めているだけで心が癒され優しい気持ちになれます。春に撒いた種が成長した綺麗な緑色の姿は、秋になるとまるで衣装を変えたように鮮やかな赤紫に姿を変えます。植物を育てるのが苦手な方でも、コキアの性質をマスターしてしまえば、簡単にコキアを綺麗に育てることができます。癒し効果抜群のコキアはお日様が大好き!な植物です。

夏の初めから晩秋までの季節に綺麗な姿を楽しめるコキア

コキアは、昔、その茎を束ねて陰干しして、ほうきを作り使われていたと言われています。そんなことから、コキアは別名ホウキギとかホウキグサなどと呼ばれています。ヒユ科ホウキギ属の植物で、コキアは植物図鑑では学名Bassia scopariaと紹介されている植物です。
クリスマスの木によく使われるコンフィーのように円錐型をしており、繊細な茎葉がふさふさと茂った姿は、ふんわり柔らかなイメージで、癒し効果抜群の植物です。夏の初めは明るい緑色をしていてさわやかな感じがします。そして秋になるとこれまでとは正反対に、まるで赤紫のレースの衣装に着替えたような姿に紅葉し、夕暮れが早くなる時期に元気を与えてくれます。夏の初めから晩秋まで綺麗な姿を観賞させてくれるコキアは、春に種まきをして秋に紅葉して終盤を迎える一年草です。
9月頃に花を咲かせますが、特別に目立つ花ではありません。コキアは花を楽しむ植物というより、繊細な茎葉と丸い形が綺麗で可愛い植物です。花は目立ちませんが、花が咲いた後に実る小さな実は食用や薬用に利用されます。秋田県では「とんぶり」とよび、食感や見た目から畑のキャビアなどと親しまれ、県のご当地グルメの食材に名をあげています。
そもそも植物は、我々の生活において癒し効果の高いアイテムですが、夏も秋も癒し効果満点のコキアは、暑さに強いのですが、寒さや湿気に弱い性質の植物なのです。あの繊細な茎葉を綺麗に楽しむには、お日様によく当てて寒さと湿気から守ってあげると、綺麗なコキアを育てることができます。

コキアを綺麗に育てるコツは湿気と寒さから守ること

コキアの種まきは4月頃から6月の初めが最適です。庭に直撒きする場合は5月の初めでも遅くはありません。花屋には6月頃からポットのコキアが店頭に並び始めます。コキアはお日様が大好き!だから日当たりの良い場所で育てましょう。日当たりが悪い所や室内の玄関などでは丈夫に育ちません。お日様が大好きなので暑さには強いのですが、寒さや湿気に弱い性質です。湿気の多い場所も綺麗にコキアは育ちません。水はけのよい場所で育てると美しいコキアに育てることができます。
要するにコキアを綺麗に育てるには、お日様のあたる場所で、湿気と寒さに注意すればいいだけです。湿気を嫌うので庭植えでも、あの面倒な水やりもほとんど必要ありません。ポットものにしても庭植えのものにしても、土が乾いたなと思ったらたっぷり水をあげればOK。肥料も必要ないので経済的にもお得な植物です。ただ6月から8月に成長するので、その時期に1カ月に1度くらい液体肥料をあげるのはおすすめですが、必ず必要というわけではありません。
日光浴させてあげていれば、コキアはあの独特の丸い形に自然と成長します。コキアの円錐形の形は人が手を加えた形ではなく自然に成長したものだとは、これまた手間いらずの植物で、ガーデニング初心者にも簡単に育てられるおすすめの植物の一つに推薦できます。

心配する病気や害虫の問題もありません。ただ日当たりが悪かったり、湿気が多いと灰色のカビがはえしまうことがあるので注意してください。綺麗に育ったコキアは、夏の時期は明るい緑色の涼しげな姿が美しく、8月中頃に目立たないけれど花を咲かせ、季節が秋になる頃には明るい赤紫に紅葉して、終盤は冬の訪れとともに枯れていきます。

食用の果実が採れるコキアは紅葉しない種類

コキアは夏の時期と秋の時期の色が違うので、植物初心者の方には緑の種類と赤い種類があるのかと思われがちですが、秋の赤いコキアは、夏に時期のコキアが紅葉した姿で種類が違うわけではありません。果実が食用となるものは、その中でも草丈が高くなる種類でこれは秋になっても紅葉はしません。

またコキアの種類に観賞用に栽培されたコンパクトサイズのものがあります。ハナホウキギと呼ばれている種類ですが、これはヒユ科ホウキギ属のコキアの変種です。丸みがあり秋には綺麗に紅葉します。コキアという同じ名称でクリスマスのコンテナの寄せ植えなどに人気の植物が流通していますが、これは実の名をカカプルコシルバといい、葉先が白く色づく園芸品種で、オーストラリア産の常緑低木です。昔はコキア属の植物でしたが、現在はマイレアナ属に分類されています。

コキアは挿し木で増やすのではなく種から増やそう!

コキアは鮮やかな赤紫に紅葉した姿を楽しませてくれた後は枯れてしまう一年草の植物です。そして翌年も楽しみたいと挿し木をしても綺麗なコキアには育ちません。次の年もコキアを楽しみたい場合は秋に種を採り、春になったら種を撒いて育てると、また綺麗なコキアを観賞できます。

コキアは太い1本の茎から根を張って育つので、その根を傷めないために植え替えしないことが上手に育てるコツです。
庭植えの場合は、日当たりの良い場所を初めに選んで種まきしてください。鉢植えの場合は成長すると50cmから1mくらいの大きさに成長することを考えて、植木鉢を選びましょう。小さいうちは根が深く張らないので、雨や風から守るために支柱を立てて保護してあげるのも上手に育てるコツです。

花言葉にあやかりたいコキア

そもそも植物は人間の生活に癒し効果をもたらすアイテムです。コキアの繊細で柔らかな見た目は日常の疲れた心が癒してくれ、明るい緑から秋には赤く紅葉する姿は、見ているこちらもお洒落な気分になれます。そんなコキアの花言葉は「恵まれた生活」「夫婦円満」「忍耐強い愛」そして「私はあなたに打ち明けます」です。

観賞するのも美しく、果実は食用にもなる、干してほうきとしても活用できるコキアのそんな面が「恵まれた生活」という言葉に表現されているのかもしれません。
「私はあなたに打ち明けます」という花言葉の意味は、秋に赤く紅葉するコキアの姿から女性が恥じらい頬を赤くして告白している姿のたとえだそうです。風水の占いでは花をよく例えに出しますが、風水的にコキアの花言葉を見ると、家庭を見守るような花言葉だと言われています。柔らかな見た目に癒され、花ことばにあやかりたい植物です。

コキアはお日様が大好き!

植物を育てるのが苦手な人でも育てやすい癒しの植物コキア。
コキアを綺麗に育てるには、お日様によく当ててあげることです。湿気を嫌うので水も毎日あげる心配はいりません。病気や害虫の心配もない!剪定などしなくてもあの可愛い丸い形に自分で成長してくれるコキア!コキアを上手に育てるのは簡単です。ぜひコキアで癒されてください。

監修:Toshie.s
植物の成長はあわただしい毎日を癒してくれます。ビオラが店頭に並び始める時期になると、毎年購入して寄せ植えを作っていたけれど、ある年から種を採り春に種まきして増やし続け、今では自宅で育ったビオラでクリスマスの寄せ植えを作成。種から育てた花々に植物の生命力を実感し、それが自分のパワーになっている今日この頃です。夏野菜のキュウリやトマト、冬は白菜、園芸って楽しいですよ。近年人気の多肉植物の不思議な成長にはあっぱれです。そんな園芸の楽しさを皆さんにお伝えできれば幸いです。

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