真っ白で大きな「グレートピレニーズ」は穏やかで従順な護衛犬

2019-02-28

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グレートピレニーズは、白い長毛に包まれた優美な巨体が特徴的なフランス原産の大型犬です。紀元前2000年ほど前から存在している歴史ある犬種で、寒いピレネー山脈で牧羊犬として活躍していました。羊の群れを外敵から守る能力に長けており、古くから「護衛犬」としての位置づけが強かったようです。体は大きいですが、性格は穏やかで従順なので、人を守るという重要な役割を任されることもありました。ルイ14世が気に入り、マリーアントワネットの護衛犬として宮廷に迎えたのもグレートピレニーズだったと伝えられています。近年のジャパンケンネルクラブ登録数は300~400頭くらいなので、出会った経験がある人は少ないでしょう。それでも、迫力ある優雅な容姿と、穏やかで責任感のある性格に強く惹かれる愛犬家が徐々に増えているようです。大きな体にやさしく強い心を宿したグレートピレニーズの魅力と、迎える上での心構えや育て方のポイントについてご紹介します。

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グレートピレニーズの特徴と性格

・暑さに弱く寒さに強い!日本での飼育には室温管理の徹底が必須

グレートピレニーズという品種名は、フランスとスペインの国境に位置する「ピレネー山脈」が由来となっています。高度に応じて気温が大きく低下する山岳地帯が原産なので、日本のような高温多湿の地域で暮らすには向きません。家庭に迎える場合は、簡単な熱中症対策程度だけでは困難だということを覚悟してください。日本の気候では、4月初旬から10月末くらいまで徹底した室温管理が必要になります。日本では春になると暖かく過ごしやすくなりますが、グレートピレニーズにとっては暑すぎるくらいだということを理解しておきましょう。体の大きさは、体高50cm~60cm前後・標準体重50kg~60kg程度。平均寿命は10歳から12歳くらいです。


・基本的には穏やかで従順!警戒心と責任感が強く頼もしい性格

古来より護衛犬として活躍している犬種なので、警戒心は強めです。でも、温厚な性格の個体が多いので、他人に対して攻撃的な態度を取ることは少ないとされています。グレートピレニーズの性格は、基本的に穏やかで素直。警戒心と責任感があり「護衛犬」として有能で、外敵だと判断すれば勇敢に立ち向かってくれます。しかし、裏を返せば「相手によっては攻撃的にもなり得る」ということです。子犬の頃から訓練をしっかり行い、警戒心と防衛能力を良い方向に伸ばせば優秀なパートナー犬に育ってくれます。ただし、グレートピレニーズは誰でも簡単に育てられる大型犬ではありません。素直な性格ですが、洞察力があり自分で判断して行動する傾向が高いので、正しく訓練しなければ思わぬ事故に繋がることがあります。体が大きくて力強いので、指導力と体力のある成人男性が中心になって育てられる家庭に迎えるのが理想的です。

暑さ対策と抜け毛対策は万全に!経済的に余裕がなければ飼育は難しい

・春から秋にかけてはエアコンフル稼働必須!抜け毛対策も重労働

暑さにとても弱い犬種なので、晩秋と冬以外は、24時間エアコンをフル稼働させるくらいの配慮が必要になります。日本人が「少し肌寒い」と感じるくらいが適温なので、冬に暖房を利用する際も十分に気を配らなければなりません。グレートピレニーズを健康的に育てるためには、1年を通して低めの室温を保てる広い飼育環境を維持しなければならないということを覚えておきましょう。

ダブルコートの長毛種で体が大きく、抜け毛が多い体質です。グレートピレニーズを育てたいなら、室内に大量の抜け毛が散らばることを覚悟しておきましょう。特に、換毛期の抜け毛は尋常ではありません。移動する場所全てが抜け毛だらけになるので、家族全員の協力が必要になるケースが多いようです。唾液の分泌量も多いので、口周りのケアはこまめに行いましょう。口元をすぐに拭えるように専用のタオルを手元に用意しておくことをおすすめいたします。


・毎日の運動に適した散歩と時間帯

体がとても大きくなる犬種なので、その体格に応じた運動をさせなければなりませんが、激しい運動は必要ありません。飼い主の速度に合わせて1時間ほど歩くスタイルのゆったりした散歩が適しています。暑さに対して非常に弱い体質なので、春から秋にかけては30分ほどで切り上げてもかまいません。暖かい季節の散歩は、早朝や日暮れ時など涼しい時間帯を選びましょう。寒さには強いので、晩秋から冬にかけては散歩時間を多めにとることができます。


・経済的余裕がなければ飼育困難になる可能性が高い

グレートピレニーズのような大型犬を迎えるときは、経済的にも時間的にも余裕があるかどうか慎重に良く考えましょう。まず、一軒家であることが絶対条件になります。さらに、日本の暑さから守るために専用の広い飼育スペースを用意しなければなりません。春から秋までエアコンをフル稼働させるための電気代や、大量のドッグフード代だけ考えても、かなり莫大な費用になります。加えて、ダブルコートの長毛種で被毛が抜けやすいため、毎日こまめな掃除が必須です。被毛のお手入れもかなりの重労働になります。それらを全てクリアできる家庭でならば、グレートピレニーズを迎えても良いでしょう。グレートピレニーズは、「頑張れば何とか育てられそう」ではなく、「経済的にも時間的にも十分な余裕がある」と判断した上で、初めておすすめできる犬種だと言えます。

グレートピレニーズは、基本的に穏やかで素直であり護衛犬として有能な大型犬です。人間の大人と同じくらいの体重に育つ暑さに弱い犬種なので、飼育には莫大な費用や多くの時間を要することを覚えておきましょう。経済的にも時間にも十分なゆとりがあり、番犬や護衛犬としてきちんと育てたい人におすすめの犬種です。白く大きく頼りがいのあるグレートピレニーズとの暮らしに挑戦してみませんか?

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