ガーデニング

プチプチ食感の新野菜・アイスプラントを育ててみよう!

2019-03-04

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アイスプラントとは?

アイスプラント」という名前は、まだあまり聞きなれない方もいるかもしれませんが、ヨーロッパ、アフリカなどの沿岸部に自生している塩生植物で、フランス料理の食材として扱われるなど、西欧では古くから食されてきました。
アイスプラントが、日本に初めて紹介されたのは、1985年とごく最近のことです。有明海沿岸の塩害対策のために佐賀大学農学部が持ち込んだのがきっかけでした。塩生植物は耐塩性が高いため、海水と同程度の食塩水で水耕栽培も出来ます。また、病害虫に大変強い性質を持ち、無農薬で育てられます。以来、日本各地で栽培されるようになり、いろいろな商品名で流通するようになりました。

名前の由来は?栄養的な特徴は?

アイスプラントという名前は、塩を隔離するための細胞が葉の表面にあり、それが凍った氷の粒のように見えることに由来します。表面を覆う、凍ったように見える粒々は、「ブラッター細胞」と呼ばれる葉の一部です。
栄養学的にもカリウム、マグネシウム、レチノールなどのミネラル分を含んでいます。また、βカロチン、リンゴ酸やクエン酸などの有機酸も含むことから、「メタボ対策」の救世主的野菜としても注目されています。
アイスプラントは、ほのかな塩味と、口の中でプチプチはじけるような不思議な食感と歯ごたえが楽しめる野菜です。生で食べるのが一番ですが、独特の食感は過熱しても残ります。初心者でもコツさえ覚えれば、簡単にプランターでも管理できますので育ててみてはいかがでしょうか。

アイスプラントの育て方、注意点やポイントを解説!

栽培の注意点は、収穫前に塩分を含んだ水をかけてやることだけです。収穫直前の水やりの量を控えめにすることで、プラッダー細胞の粒々がはっきりと現れるようになります。よりアイスプランツらしいプチプチした食感を楽しみたいなら、水やりを控えめにしましょう。

1.育て方

アイスプラントの発芽温度は20℃位で、あまり気温が低いと発芽しません。春まきは3月頃、秋まきは9月下旬に種をまきましょう。また、種はとても微小なため、種まき後の水やりは慎重に、種が流れてしまわないよう霧吹きなどで湿らせるとよいでしょう。
初心者の方はポット苗を購入して育てましょう。また、収穫時期近くに薄い塩水を与えるため、他の植物への影響を考えてプランター栽培をおすすめします。春の4月頃か秋の10月頃にプランターに植え付けてください。葉は成長すると約50cm位の円形に発育しますので、プランターもその大きさに合わせて選びましょう。 アイスプラント多肉植物ですので過度な加湿を嫌います。水やりを控え、雨の日の泥はねに注意して、乾燥気味に育てると上手く育ちますよ。

2.増やし方

アイスプラント多肉植物でもあるため、挿し木で増やすことも可能です。挿し木にする際は、芽を数日間にわたって乾かした後、清潔な培養土に挿して、日当たりのよい場所で管理しましょう。アイスプラントは乾燥した環境を好みますので、水のやりすぎには注意してください。

3.管理

アイスプラントを育てる土壌には塩分が含まれていることから、虫があまり近づいてこないと言われています。植え付けから2週間ごとに追肥を施すほか、害虫対策などの管理は比較的楽だと思います。

4.収穫

アイスプラントは、順調に育てば植え付けから1か月ほどで収穫することが出来ます。葉の先がほんのり赤く色づいてくると小さな花を咲かせます。開花後に株が50cm程度になったら収穫のサインです。種を採取する場合は、あらかじめ収穫する株と分けておきましょう。

また、あまり葉が大きくなりすぎると食感や味が落ちてしまいますので、次々に出てくるわき芽を順次収穫するようにしてください。真夏と真冬にはプランターを室内に取り込むなどして、管理を上手に行うことで、一年中収穫することができますよ。

アイスプラントの料理法・美味しいレシピをご紹介!

アイスプラントはもともと軽い塩分を含んだ、いわば下味がついた野菜です。さっと水洗いするだけで生食できるお手軽野菜です。そのままトマトなどの生野菜とレモン汁やドレッシングで和えてお召し上がりください。


1.ステーキやソテーなどの付け合わせ、お浸しとして
アイスプラントは、加熱によってオクラのような独特のネバネバ感が出ますので、鍋ものやシチューなどの最後のトッピング具材としてもおすすめですよ。ステーキやソテーの肉汁を振り掛けても美味しく頂けます。さっと湯がいてお浸しにすれば和食とも相性抜群ですよ。


2.春の食卓にぴったりレシピ「生ハムサラダ仕立て」

「イタリア風の生ハムサラダ仕立て」はレシピも簡単で色合いがきれいです。アイスプラントは食べやすい大きさにして、レッドオニオンや新玉ねぎのスライスとともに冷水に浸しておきましょう。ビネグレットやパルメザンチーズをかけても美味しく召上れます。きりりと冷やした白ワインと合わせて前菜にいかがですか?


3.外せない定番レシピ、アイスプラントの天ぷら!

もともとアイスプラントに塩味がついているので、天つゆはつけずそのままで、軽くレモンを振り絞るだけで召し上がれます。つるつるシャキシャキと、海草と野菜の両方の食感と喉越しが楽しめる、美味しい天ぷらになりますよ。
このように、サラダ以外にも付け合わせの野菜として、おひたしやあえ物として調理しても加熱しても、プチプチした食感は損なうことがありません。まずは、ぜひ一度食べてみてくださいね。ツブツブ、プチプチ、シャキシャキ、と病みつきになるかもしれませんよ。

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