フラワーアレンジメント

フラワーアーティストによるウェディングブーケ制作

2019-03-06

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一口にブーケと言っても種類はたくさんあります。今回紹介するのはハンドタイドと呼ばれるウェディングブーケです。
基本的にウェディングブーケは茎がありませんが、ハンドタイドブーケは茎を残した、花束状になっています。
まずは材料となる花、花材(家財)から御所介します。今回使うのはトルコ桔梗の八重のピンク色。そしてバラのようなヤナンケラス、ピンクのスカビオサ、リーフではピットスポラム、レザーリーフファン、桔梗蘭、リスカンサスを使います。
ハンドタイドブーケは片手に花を作った状態で作るので、片手がふさがってしまうのが難点です。なので、作業前に花の葉を全て取ってください。

桔梗蘭など、リーフ物は時折丸めてホチキスで留めておくと、可愛く丸まったアレンジになるのでおすすめです。今回、桔梗蘭は一枚だけ丸めずにとっておいてください。
下準備が整ったらブーケ作りを開始します。まずは大きなヤナンケラスから。今回は花を一つの方向に向ける手法、スパイラルを使用。花を交差させると茎が折れてしまうので、同じ方向に向けるスパイラルが使われます。
ラナンケルスが完成したら、丸めた桔梗蘭をラナンケルスの花のすぐ下に置いてください。全部使い切らず、一部を取っておきます。
その次はトルコ桔梗です。ラウンドブーケという種類なので、花の頭部分を揃えましょう。
花束は一つの方向から花を入れるよりも、回しながら入れてください。その方が綺麗に仕上がります。

桔梗蘭の丸めた葉っぱの間に、スカビオサのつぼみを挟むのも中々に趣のある演出です。この段階で、大分ボリュームが出てきました。しかしまだまだ終わりではありません。
次に使うのはピットスポラム。重要なのは、上から見た時の印象です。葉を下に向けてしまうと何だか地味になってしみますので、上からの視線を意識しましょう。
ピットスポラムの上部にスカビオサを挿し、グリーンの中にちょっとした赤みを入れます。花だけではなくつぼみも入れてください。上から挿し、後は下から引っ張ります。ただ挿せば言わけではありません。ブーケはあくまでスパイラルの姿勢を貫きます。ピットスポラムはまた後で使うので、この段階ではすべて使い切らないでください。
次に使うのはリスカンサスというリーフです。一旦花の上の上部分から挿し込みますが、貫通はさせません。一端を挿したら、もう一端は外側を通ってループ状にしてください。これを数回繰り返せば、中々にお洒落になります。
リスカンサスを挿し終えたら、残ったピットスポラムをブーケの下部に配置しましょう。上から見えない部分ではありますが、スパイラルの形状は守ってください。
ここでも丸めた桔梗蘭を使います。これもやや下から入れましょう。丸めたブーケを使用する理由は、遊び心の表現です。
かっちりと花だけ、というのもいいですが、それだけではなくリーフで丸みを入れることで、ふんわりとした広がりが誕生します。
丸めずにおいた桔梗蘭を花の下においてください。まずめなかったのは、ブーケに動きを持たせる為です。

最後にレザーリーフファンを、ブーケの下部に添えるような形で刺していきます。上から見て、はみ出ている部分は取ります。このレザーリーフファンは花を折らない為に挿すので、見えなくても差し支えありません。と言って、下から見れば葉っぱが生い茂っているという、面白い見方もできます。
最後に結束、つまり結びましょう。ウェディングブーケの場合は麻の紐が使われますが、今回はナイロンの紐を使用。
この紐を、まず輪っか(完全なリングではなく、ループと行った方が近いです)を作った状態で親指で抑え、出ている紐のうち長い方を何週かさせます。長い紐の先端を輪っかを作り、最初の輪っかに入れて、最初の輪っかの紐を引っ張って締め付けます。最後に出た紐同士を固く結んで結束は完了です。
器に入れても手に持っても可愛らしいブーケの作り方でした。

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