スイーツ

「今日作りたくなる」おはぎのレシピ

関連キーワード

時代が進むにつれて、廃れるものも出てきました。そんな時代だからこそ、なくしたくないものもあるはずです。
食文化とは身近なもので、廃れさせたくないものの一つといってもいいでしょう。
今回Tedo氏のレシピ動画で紹介するのは、日本人が古来より食してきたおはぎです。

【材料】
・小豆 100g
・もち米・うるち米=1:0.5の割合。
・水 適宜
・塩 一つまみ(あんこ用)
・砂糖 80g(あんこ用)
・抹茶パウダー 大さじ1
・黄な粉 大さじ1
・塩少々 (仕上げ用)
・砂糖大さじ1 (仕上げ用)

おはぎとは、お米をあんこに包んだものを言います。使われるお米は、通常のご飯として食べられるうるち米だけではなく、お餅の材料であるもち米の二種類です。単にもち米だけの場合もありますが、今回はもち米とうるち米の両方を使います。

スポンサー

小豆、うるち米、もち米を一晩水に浸けておきます(小豆を水に浸ける時間は30分、1時間と諸説あります。またお米は水に浸けないとも言われています。お好みでどうぞ)。
充分水に浸したと思ったら、水を切ってください。お米はそのまま、普通のご飯やもち米を炊くのと同じ水を入れて炊きます。
小豆を鍋にいれたら、中火で煮始めてください。沸騰したら、途中で差し水を1カップ追加です。これをすると小豆が膨らんでくるので、一度自らだし、水を切ってからまた煮詰めて渋抜きを行います。渋抜きとは、その名のとおり渋みを抜く作業です。
弱火で小豆を煮詰め、煮汁が濁ったらその濁りが渋みなので捨ててください。また新しい水を入れて中火で煮詰めますが、今度はあんこを作るための作業なので、味を加えていきます。
一つまみの塩、80gの砂糖を2回に分け、鍋に入れてください。

ある程度煮ていると、小豆が溶け、液状になっていきます。この時粒を残せばつぶあんになりますし、完全に粒をなくせばこしあんになるわけです。

ある程度液状化した小豆をバットに入れて、冷やします。この時、小豆の粒を潰していく作業も忘れないでください。今回は粒あんですが、それでも小豆の余計な粒を潰す作業はいるのです。

続いてお米の方ですが、こちらも炊けたら潰してください。ある程度潰れたら、手のひらほどの大きさにして、形を丸く整えます。円形、休憩、小判型など、そこはお好みでどうぞ。

このお米をそのままあんこで包むわけですが、舌だけではなく目でも食を味わう日本人のこと。彩りも欲しいと思うのは無理からぬことです。
そこで、抹茶パウダーと黄な粉の出番です。それぞれに塩と砂糖を入れて、甘じょっぱい味をつけます。

いよいよあんこで包む作業の開始です。まず手に水をつけておき、お米の形を整えてください。その上で、あんこで包みます。いくらか下の方にお米が見えても構いませんが、ある程度は覆った方が見栄えはいいです。といって盛りすぎるのも考え物。その辺のさじ加減もうまく行いましょう。
逆にお米の中にあんこを入れることもありますが、この場合は抹茶もしくは黄な粉をたっぷりと掛けてください。
これで三色おはぎの完成です。お茶などと一緒にどうぞ。

おはぎといえば、ほぼ同じく頭に浮かぶのが牡丹餅(ぼたもち)です。この二つの和菓子に関しては、昔からいろいろな説が唱えられてきました。
・春(牡丹の花が咲く頃、春のお彼岸)に食べるのが牡丹餅で、秋(萩の花が咲く頃、秋のお彼岸)に食べるのがおはぎ。
・もち米が多いのが牡丹餅で、うるち米が多いのがおはぎ。
・あんこを使うのが牡丹餅で、黄な粉を使うのがおはぎ。
など多数です。

お彼岸に食べられていたのは、昔は砂糖が貴重だった為。「ご先祖様と一緒に食べましょう、ご先祖様が食べ終えたら現世の私たちもいただきましょう」といった意味合いもあったようです。今ではスーパーなどで気軽に手に入りますし、ネットで検索すればおはぎの作り方もすぐ分かります。
ただ、洋菓子の台頭もあって、あまり食べられないというのもまた事実。ネット上では「お婆ちゃん直伝」といった触れ込みが踊っており、もはや「過ぎ去った時代の和菓子」の様相すら呈しているようです。
とはいえ、完全に廃れたわけではありませんし、ネットにレシピがこうして残っているのも事実。
まずは楽しみながらおはぎを作ってみてください。そして、出来上がったおはぎを「こういう意味があるのか」「昔と今と、何がどう変わったんだろう」といったことに想いを馳せながら、つまむのも悪くありません。
おはぎ等は、その昔先祖供養で捧げられたお菓子であることを思い出してください。受け継がれて来たDNAがあるからあなたはそこにいます。そして、受け継がれてきた製法があるから、おはぎもそこに出来上がるわけです。
不思議な縁がそこにはあるように思われます。そんな縁や想いを、甘じょっぱいあんこのおはぎと一緒に噛み締めたいものですね。

スポンサー

    ▲ページトップ