ガーデニング

メタセコイアの生長と並木の美しさについて

2019-03-18

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メタセコイアの木というと何を思い浮かべるでしょうか。大きな木で並木になっている様子を想像する人もいるでしょう。
メタセコイアの生長についてと、メタセコイアの美しい並木についてご紹介します。メタセコイアの魅力について、一気にご紹介していきたいと思います。

メタセコイアの木とは?

メタセコイアは、ヒノキ科メタセコイア属の落葉樹です。カナダ北部やシベリア・グリーンランドなどの北半球に生息していた木で、北極周辺が原産地です。樹高はというと、25m〜30mにもなると言われています。ヒノキ科属ですので、まっすぐと天をつくようにまっすぐ力強く伸びていく木です。

メタセコイアの歴史は大変古く、6500 万年前〜200 万年前の新生代第三紀に生きていた木と言われています。日本にも300万年〜100万年前頃まではあったと言われているメタセコイアの木です。

実は、絶滅したと言われていたメタセコイアの木ですが、1941年に化石として発見されます。それを発見したのが日本人です。そして、1946年には、実際に中国で生きたメタセコイアが見つかったのです。古代と同じ姿で、中国で確認されたため、生きている化石とまで言われているのがメタセコイアの木です。

絶滅種とまで言われたメタセコイアの木の化石を発見したのが日本人で、名前も「メタセコイア」と付けていますので、日本にはとてもゆかりのある木と言えます。

今では、1950年にアメリカから入ってきたメタセコイアが日本にもたくさん植えられ、見たことがあるという人も結構いるでしょう。

メタセコイアの特徴は?

そんな生きた化石とも呼ばれる歴史を持つメタセコイアの木には、独特の特徴がいろいろあります。

まず、樹高が25m〜30mにもなるということです。成長スピードがとても早い木です。1年で1m伸びるとも言われています。アメリカにあるメタセコイアは、世界でも高い木として83.8mにも及ぶ高さに生長。20階建て以上の高層ビルのような高さのメタセコイアの木に生長しています。

また、メタセコイアは落葉樹で、秋には紅葉します。冬にはちょっと寂しい状態になりますが、樹形の美しさがより際立って美しい姿を見せます。きれいな円錐形を取りながら大きく生長するのがメタセコイアの特徴です。

日光を好んでどんどん大きくなる木です。大きく育ちすぎるために、一般の家の庭に植えるのには向いていない木です。家に植える際には注意しましょう。

世界一高い木は?セコイアの仲間?

世界一高い木と呼ばれている木は、ほとんどがセコイアの仲間だということを知っていますか。セコイアやレッドウッドと呼ばれている木には、「セコイア・センパーヴァイアレンツ」と「セコイアデンドロン・ギガンテウム」といった巨大な種類が2種類存在。

「セコイア・センパーヴァイアレンツ」は、「カリフォルニアレッドウッド」や「コーストレッドウッド」とも一般的に呼ばれます。「セコイアデンドロン・ギガンテウム」は「ジャイアントレッドウッド」や「ジャイアントセコイア」と呼ばれています。

これらの木が世界一高い木として、高さ100mまたは100mを超す木となっています。現在世界一は、「コースレッドウッド」の「ハイペリオン」という木で115.61mあるとされている木です。アメリカのカリフォルニア州のレッドウッド国立公園で育てられていますよ。

セコイアの仲間が古い歴史を持ち、古代から高い木として育っていたことを想像させます。古代への想像を膨らますようなスケールの大きな木と言えるでしょう。

メタセコイアの並木が壮大で美しい

メタセコイアは、一般の家庭には向きませんが、並木としては見かけたことがある人もいるでしょう。アメリカから100本の苗木が最初に贈られてきた経緯から、日本各地で見ることができます。

日向が良く、湿潤な土地が好きなメタセコイアです。特に姫路市では保存樹に指定されて大事に育てられています。

琵琶湖の北西に位置する滋賀県高島市マキノ町には2.5kmにわたるメタセコイアの並木があり、レンガ色のように美しく紅葉する姿を見ることができます。日本の紅葉の名所100選にも選ばれている景色です。なんと500本ものメタセコイアが育っていて、長い並木道を作り上げています。

紅葉の時期には大きなメタセコイアのトンネルを2.5kmに及んで通ることができる名所です。10月下旬〜11月中旬には一番の見頃を毎年迎えていますよ。春には新緑、冬には雪のメタセコイア並木を楽しむことができます。

この滋賀県高島市マキノ町のメタセコイア並木は、新日本街路樹百景にも選ばれています。「マキノのメタセコイア並木を守り育てる会」もあり、しっかりメタセコイアを守り育てていく組織も出来上がっています。

日本人が発見した、生きている化石のメタセコイアを、これからも大事にしていきたいですね。

古代の景色を見るようなメタセコイア並木の魅力

いかがでしょうか。メタセコイアは、生きている化石とまで言われている古代の木です。樹高も高くなり、壮大な景色を私たちに見せてくれます。並木となって植えられている様子をみると、まさに古代の景色を想像させるようなものでしょう。

春の新緑、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季を通じて楽しませてくれるメタセコイアです。メタセコイアの壮大な魅力をこれからも途絶えることなく、大事にしていきたいですね。

監修:トマト
毎日いろいろな発見をさせられるガーデニングです。
長年のガーデニング経験から育て方の難しさもそれぞれの植物に学んでいます。
今は多肉植物などにも凝っていて、新しい発見と成長を見ていきたいと思っています。

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