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小さくても丈夫で魅力いっぱいの勿忘草、育て方から効能までを解説!

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勿忘草は春を告げる可憐な小花です。もとの名はミオソティスと言いますが、「私を忘れないで」という、とても有名な花言葉のためワスレナグサという呼び名で広く知られていますよね。今回は、花色も豊富で旺盛に育つ「勿忘草」の魅力を多角的にお伝えします。

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勿忘草の特徴とは?花言葉の由来は?

勿忘草とは、ムラサキ科・ワスレナグサ属の総称です。世界中の温帯に分布する一年草(寒冷地では多年草)で、日本には明治時代に紹介されました。草丈は低く、葉は円形をしており、春から夏にかけて小花を次々に咲かせます。

花色も豊富で、青や水色の他にも、白、ピンク、黄、紫と多彩に揃っています。可憐な花姿とはうらはらに、丈夫で育てやすく、こぼれ種でもどんどん増える強い植物です。

「私を忘れないで」「真実の愛」という花言葉は、ロマンチックな中世ドイツの悲恋伝説から由来しています。その昔、ドナウ川のほとりを散歩中の若き騎士ルドルフは恋人のベルタに花を摘もうとして、足を滑らせ川に転落してしまいます。

「私を忘れないで」という最後の言葉を胸に、ベルタは生涯この花を身に付けたことから勿忘草と呼ばれるようになり、真実の愛の証となったということです。欧米では「forget-me-not」の花の名で親しまれており、信頼と友愛の象徴にもなっています。

勿忘草の育て方、日常管理のポイントを解説!

勿忘草は春になると店頭でよく見かけられる人気の草花です。丈夫で日常管理も簡単なので、初心者の方でも育てやすい植物です。タネからでも苗植えでもよく育ち、こぼれ種からの発芽率もいいので、一度植え付けておけば翌年からも勝手に育ってくれますよ。

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ポイント1.土

勿忘草を上手に育てるポイントは、原産地のヨーロッパの湿原や水辺のような環境を整えてあげましょう。水を好む性質がありますが、通気性が悪いと根が傷んで腐りやすくなります。土は、水はけと水もちの両方を兼ね備えたものが適しています。具体的には、赤玉土6、腐葉土4の配合土、または草花用培養土を用いるとよいでしょう。

ポイント2.植え付け

夏の暑さには弱い勿忘草ですが、冬の寒さには比較的強いので、20度を下回る秋になってから庭に種を直まきしてください。または、初霜が下りる頃にポットに種まきしておいて、冬越しさせてから春に植えつけましょう。根は浅く張りますが、株は横に広がる性質があるので、株間を広く取って20~30cm間隔で植えつけるのがポイントです。

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ポイント3.水やり

春植えの場合は、水やりのコツは「土が乾ききる前にたっぷり」と覚えておきましょう。耐寒性には優れていますが、暑さと過湿を嫌うため、日本の夏越しは苦手です。夏の水切れには注意してくださいね。秋植えの場合は、不織布などで霜よけを施します。

ポイント4.肥料

勿忘草は、土壌が肥え過ぎると花つきが悪くなる植物です。元肥は草の成長を助ける大切な栄養分ですが、成長してからの過剰な追肥はNGです。植え付けの前には腐葉土など有機性の肥料をたっぷり施してください。元肥は緩効性化成肥料追肥は生育具合を見ながらリン酸とカリウムが多めの液体肥料をそれぞれ適量施すだけにしてください。

ポイント5.増やし方

9月下旬から10月下旬(寒冷地では春)にタネを撒いて増やします。半日ほどタネを水に浸しておくと発芽率がアップしますよ。暗発芽種子なので2cmほど覆土をして、本葉が3枚程度になったら、根を切らないように注意しながら移植して育てます。こぼれダネでも増えることがあります。

ポイント6.病害虫対策

春から夏にかけて気温が上がってくると、アブラムシが発生することがあります。見つけたら速やかに駆除してください。また、湿度が高くなると、葉に灰色かび病が発生することがあります。風通しをよくして、傷んだ葉はこまめに摘み取りましょう。

勿忘草の植栽アイデア&活用法をご紹介!

勿忘草の植栽アイデア&活用法をご紹介しましょう。

彩り豊かな花の絨毯

春から初夏(4月~6月)にかけて、木の下の株もとや花壇に植え付けておけば、どんどん広がってグランドカバーとして活用できます。シナワスレナグサはブルー、シノグロッサムは白、と小さな花を次々に咲かせて花の絨毯が広がりますよ!

寄せ植えは色を統一しても

勿忘草といえば水色やブルーの涙色のイメージがありますが、ピンクの品種は春らしく可愛らしいもの。春らしい寄せ植えを玄関に置いてみてはいかがでしょうか?

勿忘草の花茶でリラックス

勿忘草の種は、ヨーロッパでは喘息や慢性気管支炎に効果があるとされ、民間療法でシロップ薬としても用いられています。薬用効果もある勿忘草の花茶はいかがですか?

開花後の花を摘んで日陰で乾燥させ、ハーブティーとして楽しみましょう。花弁の色のためか、薄く青みがかった色のとても美しい花茶となります。ちなみに、美白効果や美肌効果がある他、腎臓機能のアップ、アンチエイジングにも効果があるそうですよ。

ペンネーム:Yoshidanz
ファームステイしたのをきっかけに農業生活にはまる。イギリスのオーガニックガーデニングを通信教育で勉強しながら、コンポースト造りと家庭菜園に挑戦。現在はニュージーランドの海沿いの丘陵地に土地を購入、ポタジェで有機野菜作りに励んでいる。

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