ガーデニング

人気の常緑樹・オリーブを元気に育てるポイント、その魅力あふれる鑑賞方法とは?

2019-03-23

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オリーブの木は爽やかな葉色と繊細な樹形が特長の観葉植物です。暑さ寒さや乾燥にも強いので、ガーデナー初心者にも育てやすく、一年を通じて鑑賞することができますよ。併せて今回は、オリーブの木のいろいろな鑑賞法や楽しみ方もご紹介しますね。

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そもそもオリーブの木とは?

オリーブの木とは、地中海沿岸に自生している常緑樹です。花言葉には「平和」と「知恵」があり、「幸せを呼ぶ木」とされ、平和のシンボルとして国連の国花にも用いられています。 乾燥に強く、水やりの手間が少ないため、観葉植物としてもとても人気があります。実から作られるオリーブオイルは美味しく健康にとても良い効果があることが広く知られています。

オリーブの木の育て方のポイントを解説!

丈夫で育てやすいオリーブの木ですが、より元気に成長させるために覚えておきたいポイントがいくつかあります。

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ポイント1.水やり

押さえておきたい育て方のポイント1つめは、水やりの方法です。オリーブの木はもともと乾燥に強いので、土の表面が乾いてきたら水やりのサインと覚えておきましょう。ただし、夏場は土が早く乾燥するので、こまめに水やりをおこないます。冬場は水がしっかりと吸収するように、土がカラカラになってから水やりをおこないましょう。

ポイント2.土作り

オリーブの木に適した土は、水はけ、水もちのよいものです。この条件さえ満たせば、土はあまり選ばなくても結構です。赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土などを用いるとよいでしょう。酸性土壌を嫌う性質があるため、年に一回、苦土石灰を混ぜてやり、土が酸性に傾くのを防ぎましょう。

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ポイント3.植え付けと植え替え

苗の植え付けは、3月?4月、植え替えは4~5月か9月~10月が適期です。真夏や真冬は避けましょう。また、オリーブの木は成長が早いため、鉢植えで育てていくうち根詰まりをおこすことがあります。成長の速度にあわせて、鉢を一回りおおきくすることを忘れないでくださいね。

ポイント4.肥料

肥料は定期的にあたえることで、より元気な木に育ってくれます。3月~6月中旬までのシーズンには、月に1回、有機肥料を施し、植え替えの際には、土に油かすと化成肥料を適量混ぜて与えましょう。

ポイント5.添え木

若いうちはひょろりと細長く縦に伸びるので、苗の植え付けと同時に添え木をして倒れないよう注意してください。方法は、オリーブの木のすぐ横に、根を傷つけてしまわないよう注意しながら支柱を立て、麻ひもで緩めに固定します。成長とともに支柱の位置をチェックし、麻ひもも緩く締め直してあげましょう。

ポイント6.病害虫対策

4~10月の気温が高い間は、病害虫に注意が必要となります。

特に、マイマイガは4月頃からあらわれはじめる毛虫で、オリーブの木の至る所を食べてしまう害虫です。幹にマイマイガの毛虫や白っぽい大量の卵を見つけたら、すぐに取り除いて、殺虫剤を散布しておきましょう。

また、「オリーブ炭そ病」は高温多湿の時期に発生するカビが原因の病気です。放っておくと木全体に広がって枯れてしまいます。葉っぱの表面に褐色の斑点があらわれたら感染を疑い、患部を切り取って殺菌剤を散布しておきましょう。

オリーブの剪定の時期と方法を解説!

オリーブの木は、ときには1年で数10cmも枝を伸ばすほど、生長スピードの速い木です。成長して枝同士が混みあってくると、葉擦れの原因になったり、成長の妨げになったりします。

毎年3?4月には、伸びすぎた枝や混みあっている部分を中心に剪定し樹形を整えてやる必要があります。細かい枝も、余分なところは付け根から切ってかまいません。中途半端に切り残してしまうと、葉っぱが混みあって湿度が高くなる原因となります。

新しく伸びた枝が次の年に花をつけるので、できるだけ新しい枝や若い枝は残して、古い枝から剪定してください。うっかり太い枝を切り落とした場合は、切り口に癒合剤など薬剤を塗っておきましょう。

オリーブの魅力と楽しみ方

オリーブの木は樹形やスタイルがいいだけでなく、可愛い花が咲いたり、実がなったり、いろいろ楽しみ方があるのも魅力のひとつです。最後に、オリーブの鑑賞法や楽しみ方をお伝えしますね。

その1.木や花を鑑賞しよう!

庭植えの場合は、シンボルツリーとして玄関の隣や庭の真ん中に植えれば、素敵なアクセントになります。本来は背が高くなる樹木ですが、最近では鉢植えで楽しめるサイズのものも多く流通していますので、ベランダや日当たりのよい窓辺に置けば、シルバーグリーンの葉色が爽やかなお部屋作りを応援してくれそうです。また、素焼きの大きな鉢を選べば、どんな無機質なテラスでも地中海のリゾートに早変わりしますよ!

オリーブの木は5月の中旬から6月にかけて、木犀に似た白い小さな花を無数に咲かせます。ご自宅でお花見を鑑賞してみてはいかがでしょうか?「幸せを呼ぶ木」とされるオリーブを身近に置くことで、幸運が舞い込むかもしれませんね。

その2.オリーブの実を楽しむ!

オリーブの木の最大の楽しみはなんといっても収穫ではないでしょうか。花を落とした後のオリーブは、9月から11月頃にかけて、小さな緑色の実をつけます。実を付けるようになるまでは3年以上かかるそうですが、待つだけの価値はありますよ。オリーブの実は、秋のはじめ頃はライトグリーン、秋が深まるにつれてしだいに赤味を帯び、やがて黒紫色へと刻々と変化していきます。

鑑賞するだけでも十分楽しめますが、収穫する場合は、実を傷つけないように、枝からひとつひとつ摘み取ります。

オリーブの実には渋みの強いポリフェノールの一種が含まれているため、そのままでは食べられません。食用にするには渋を抜いて塩水漬けにしたり、黒糖やハチミツに漬けたりします。青い実、熟した実、収穫する時期によって味も変化します。

なお、オリーブの木は自家受粉しませんので、秋に実の収穫を楽しみたいなら、違う品種と併せて植えておきましょう。購入する際に大きめの苗を選ぶと早く収穫できますよ。

その3.挿し木で増やして育てよう!

今育てているオリーブの木をほかの場所にも植えたい、という方は、切り落とした枝を使って増やす「挿し木」をおすすめします。5~7月か2月が適期ですが、必ずいつも成功するわけではないので、数本枝を準備して挑戦してみてくださいね。

まず、充実したオリーブの枝を選び、先端から10~15cmの長さに切ります。枝の切り口を斜めにカットして、切り口を数時間水につけておきます。小さめの植木鉢に挿し木用培養土を入れ、水で湿らせます。割り箸などで土に穴をあけて枝を挿しこむと出来上がりです。

挿し木は土が乾かないよう水やりしながら日当たりのよい場所で管理します。数か月後に発芽して葉っぱが数枚ひらいたら、ひと回り大きな鉢へ植え替えましょう。幸せを呼ぶオリーブの木を増やすことで、育てる楽しみがさらに広がりますよ。

ペンネーム:Yoshidanz
ファームステイしたのをきっかけに農業生活にはまる。イギリスのオーガニックガーデニングを通信教育で勉強しながら、コンポースト造りと家庭菜園に挑戦。現在はニュージーランドの海沿いの丘陵地に土地を購入、ポタジェで有機野菜作りに励んでいる。

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