ガーデニング

歌人が好んだカキツバタ!その優美な花の上手な育て方とは

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日本では古くから親しまれているカキツバタ。多くの歌人が恋人を思う歌に登場させたカキツバタは、水辺の景色を優美に飾る代名詞の花です。
まるで幻の青い蝶々のように美しい花びらが魅力的なカキツバタは、日当たりのよい場所を好み、水をたっぷり施せばだれでも上手に花を咲かすことができます。カキツバタ!上手に育ててみよう。

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万葉集の中でも謳われるカキツバタとは

水辺の風景には欠かせない優美なカキツバタアヤメアヤメ属の草花です。学名はIris laevigataと表記されています。
植え替えをしながら毎年咲かすことができる多年草の草花です。カキツバタの名の由来は、昔、この花の汁で布を染めていたことで「書き付け花」と呼んでいた言葉が名前の由来です。
漢字では燕子花と書きますが、これは紫の花につばめが飛んでくる姿を思い浮かばせる様子を込めてこのような漢字で書かれているそうです。

カキツバタの種類で有名な種類の舞孔雀と裕美

カキツバタは日本、中国、シベリアが原産国で、50種類ほどの園芸品種があります。その中でも舞孔雀と裕美はカキツバタの有名な品種です。舞孔雀は濃い青色をした花をつけ、外花被が6枚ある6英花。八重咲の華やかで優美な姿をしています。裕美は葉に特徴があり、白と薄いグリーンの線が葉に入っています。

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カキツバタの開花の季節は5~6月

カキツバタの背丈は50~80cmほどの大きさで、葉は細長い形をしています。カキツバタの花の咲く季節は5~6月。
濃い青色、紫、白、青と白の混色の花を咲かせます。3枚の花弁が裏返ったような花が一般的なカキツバタの花で、種類によっては舞孔雀のように花弁が6枚の豪華なカキツバタもあります。
カキツバタを育てるときは苗から育てるのがおすすめです。種からでも育ちますが、成長が遅く、種から育てると、花を咲かせるまで3年くらいかかってしまいます。植え付けはいつの季節でも可能です。暑さにも寒さにも強い花なので、どんな季節に植え付けてもよく育ちます。

カキツバタの上手な育て方は水を欠かさないこと!

カキツバタの上手な育て方のポイントは、株元に水をたっぷり与え日当たりの良い場所で育てることです。水深5~15cmくらいの水辺で育てるのが最適ですが、鉢植えでも上手に育てることができます。

鉢植えで育てるときは、鉢を、水を貯めた容器に沈めて育てます。簡単に言うと人工水辺を作ってあげること!容器に貯める水は株元が水につかっているくらい、たっぷりと鉢を水に浸けて、株元を乾かさないようにすることです。暑さにも寒さにも強いカキツバタは、夏の暑さもたっぷりと水を与えていれば上手に育ちます。ただし、鉢植えの場合、鉢を付けている水の温度が上がってしまったらその都度水を替えてください。また汚れた場合も同じです。

寒さにも強いカキツバタは冬の寒さも水さえ十分に与えていれば大丈夫。もし霜がおりても、水が凍ってしまうことがあって問題ありません。お湯などかけて氷を溶かしたりせず、そのまま放置しておいてください。夏などは暑いと思い鉢を日陰に移動させたりすると、逆に元気がなくなり、衰弱してしまう場合があります。株元まで水を十分に与え、容器の水の温度が上がってしまったときは水を変えてあげるだけで、その他は心配いりません。

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鉢植えの用土は市販のものでOK!

どんな土でもよく育つカキツバタですが、ガーデニング初心者の方は、園芸店やホームセンターで販売している市販の草花用培養土を使用するのが簡単です。肥料は9~10月の涼しい時期になったら、ゆっくり効果があらわれる暖効性の固形肥料化か化学肥料を根元のまわりに撒きます。
水連に使用する肥料でも代用できます。肥料はその時以外は必要ありません。

害虫や病気に心配はない!

カキツバタは害虫も付かず、病気の心配もありません、強いて言うなら、稀にズイムシの幼虫が付くことがありますが、見つけたら殺虫スプレーなどで退治してください。

鉢植えは3年に一度は植え替えする

鉢植えのものは3年に一度くらい、株よりも一回り大きな植木鉢に植え替えをします。3年くらいすると、根が大きくなり根詰まりしてしまうので鉢を大きいものにします。植え替えの時期は6~7月がおすすめです。増やすときは株分けして増やしていきます。

あやかりたいカキツバタの花言葉

多く歌人は、水辺に咲くカキツバタの優美な姿を歌に残して、その思いを現代につなげています。
著名な歌人たちを魅了した、上品でしとやかな姿のカキツバタは「幸運」「雄弁」などという花言葉を持っています。日本の古い歌集である万葉集の中に登場するカキツバタは、恋人を待って待って待ちわびる乙女心を謳った歌の中で、待っていれば幸せがやってくるそんな願いを「幸運」という言葉に込め、それがカキツバタの花言葉になったのだそうです。
また恋人へはせる思いを和歌にした歌が多いことで「幸せはあなたのもの」とか「贈り物」という花言葉もあります。上品でしとやかな美しい花にふさわしい花言葉。あやかりたいものです。

優美な姿のカキツバタを育ててみよう

カキツバタは水辺で育てるのが最適ですが、鉢植えでも上手に育てることができます。鉢植えで育てるときのポイントは、鉢ごと株元まで水をはった容器に浸けておくことです。
暑さにも寒さにも強いカキツバタ、害虫や病気の心配もありません。水をしっかりと与え、日当たりの良い場所で育てると上手に育ちます。夏の暑い時期は容器の中の水が熱くなっていたり、汚れていたら取り換えましょう。寒い時期に霜がおりても氷が張っても心配いりません。
たくさんの歌人がカキツバタの魅力に見せられ、恋心を歌に残した優美なカキツバタ!上手に育ててみませんか。

ペンネーム:Yoshidanz
ファームステイしたのをきっかけに農業生活にはまる。イギリスのオーガニックガーデニングを通信教育で勉強しながら、コンポースト造りと家庭菜園に挑戦。現在はニュージーランドの海沿いの丘陵地に土地を購入、ポタジェで有機野菜作りに励んでいる。

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