ガーデニング

つややかな緑の葉のベンジャミンを育てて楽しむ

2019-03-28

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つややかな緑の葉っぱのベンジャミンは、大抵の園芸店やホームセンターでいつでも数種類は販売されていて、誰もが一鉢は育ててみたくなる観葉植物です。

ベンジャミンの枝の先端を見ると、とんがった緑色の新芽がついています。
このとんがった円錐形の新芽は、ベンジャミンも、ゴムの木ガジュマルなどと同じフィカス属であることを表しています。

ベンジャミンがかわいいから買ってきたのに、なぜか葉っぱがどんどん落ちてしまって、禿げ上がったようになった上に枯れてしまった、ということがよくあります。
ベンジャミンの性質をよく知った上で育てると、こんもりとした葉っぱのままですくすく育てることができます。

ベンジャミンは葉っぱのバリエーションが豊富

最もポピュラーなベンジャミンは、濃い緑色の先端がとんがった卵型の葉っぱを付けていて、展開したばかりの新葉は、少し色が薄いライムグリーンになります。
新葉でなくなっても全体の葉がライムグリーンの葉色になる「ベンジャミンライム」、黒っぽい葉色になる「ベンジャミンブラック」もあります。

ベンジャミンには葉に斑が入いるものもあり、黄緑色の葉にクリームイエローの斑が縁の方に入った「ゴールデンプリンセス」、濃い緑色に縁の白斑が大きく入っていて、逆に白い葉の真ん中あたりだけ緑色になっているような「スターライト」もあります。

葉っぱがどれもこれもくるくるにまいている「ベンジャミン・バロック」にも、スタンダードな葉色のものと、斑入りのものがあります。
葉っぱに斑が入いる品種の方が、全体的に耐陰性も耐寒性も弱くなるので、暗すぎない寒すぎない環境で育てるようにしましょう。

ベンジャミンは環境の変化に馴染むまで1週間はかかる

ベンジャミンは、インドや東南アジアといった熱帯地方が原産で、現地では街路樹にもなっています。
基本的にはベンジャミンは暖かい明るい場所を好むので、冬でも10℃以上の環境で、できるだけ明るい場所で育てるようにしましょう。

しかし、しっかり日光浴させてあげようと、ずっと室内においていたものを、夏、急に屋外に出したりすると、すぐに葉っぱがみんな落ちて枯れてしまうこともあります。

ベンジャミンは、環境の変化に適応するのに時間がかかる植物です。
それまで置かれていた園芸店の店頭から、自宅の明るい窓辺に置き場所が変わっただけで、これまでと環境が違うために、葉っぱを落としてしまいます。
新しい環境に慣れるまでは、はらはら葉っぱが落ち続けますが、1週間位たつと新しい環境に適応して、葉っぱをほとんど落とさなくなります。

1週間位経っても葉っぱがまだ落ちるようであれば、置き場所が暗すぎたり寒すぎたりしているので、もう少し明るい所に置き場所を変えるようにします。
新しい置き場所に替えた場合も、やっぱり慣れるまでに1週間はかかるので、1週間は様子を見守って、まだ葉が落ち続けるようであれば、更に明るくて温かい場所に置き場所を変えるようにしましょう。
環境に適応できたら葉っぱを落とさなくなります。

1時間だけとか、半日だけとか、急に日当たりに出すような急激な環境の変化は、ベンジャミンには全く対応できないので、やらないようにしましょう。

春から秋にかけては、ベンジャミンを屋外で栽培することもできます。
室内から屋外に置き場所を変えるときも、段階を踏んで、段々と明るい場所に移していき、冬に室内に置き場所を変えるときも、やはり段階を踏んで、段々と室内へと置き場所を移していきましょう。

ベンジャミンの水やりは控えめに葉水は毎日でも

ベンジャミンの水やりは、表面の土が乾いているのを確認したら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりします。
鉢皿に水を溜めておくのは、長期不在のときだけで、それ以外は鉢皿に水はためないようにしましょう。
植物は根でも呼吸しているので、いつまでも土が湿っていると根腐れしてしまいます。

ベンジャミンは葉水が好きなので、毎日でも構わないので、葉っぱの裏表に水をスプレーしておきましょう。
葉水によって、ホコリが洗い流され、病害虫がつきにくくなり、葉っぱがイキイキしてきます。

ベンジャミンの肥料は春~秋にかけて

ベンジャミン肥料は、春~秋にかけて、2ヶ月毎に緩効性化成肥料をひとつまみ、株元にまいておくだけでOKです。
全く肥料をやらなくても育ちますが、成長がとてもゆっくりになってしまうので、ある程度は追肥が必要です。

冬場は室内でも成長が穏やかになるので、追肥はやめておき、春と秋は旺盛に成長するので、時々水の代わりに液体肥料を与えるとより元気に育ちます。

ベンジャミンの伸びすぎた枝は剪定できる

環境に適応すると、ベンジャミンはどんどん大きくなっていくので、ボサボサしてくることがあります。
すっかり枯れてしまった枝などは、いつでも剪定して取り除くことができますが、ボサボサになってしまった樹形を整え直すのは、春に行うのがおすすめです。

春先であれば、これからどんどん新芽が出てくるので、切りすぎたときもすぐにリカバリーします。
ここを切ってはいけないという場所はありませんが、万一葉っぱが出てこないということがないように、枝に葉っぱを一枚以上残して切るようにします。

切り取った枝は、下の方の葉っぱを取り除いて、切り口の先端にメネデールなどを付けてから挿し木して、新しい鉢植えに仕立て直してみましょう。

ベンジャミンの植え替えと土

ベンジャミンの表面の土に根っこがたくさん見えるようになったら、鉢の中にも根がいっぱいできていて、植え替え時期がきています。
一回りか二回り大きな鉢に植え替えるようにします。

植え替えの適期は、剪定の適期と同じ春先です。
鉢を外して、上の方の土と下の方の土を少し落として、新しい鉢に植え替えます。
地下部を少し小さくするときは、地上部も少し小さくしたほうがいいので、剪定をしてから植え替えるのがおすすめです。

排水性が良くなるように、鉢底石を入れて、観葉植物用の土で植え付けましょう。
コバエ等が気になる場合は、赤玉土単用でも構いません。
植え替えした後は、鉢底から流れ出る水がきれいになるまでしっかりと水やりしましょう。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物多肉植物、ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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