家庭菜園

観葉植物として身近な野菜を水耕栽培してみよう

2019-03-29

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水耕栽培というと、畑や広いスペースがなくても、室内でもできる植物の栽培方法として、キッチンサイドなどで種や苗から野菜を育てて、楽しむものというのが一般的です。
でも、種を買ってくるのがめんどくさいし、プロが育てた野菜を買ってくるほうが早いし、おしゃれじゃないし、忙しいからそんな暇はないという人が多いのも現状です。

あまり植物の栽培に時間をかけられない忙しい人であっても、ふとした時に室内に植物があると、心が癒やされます。
水耕栽培は、特別な材料を用意しなくても、水が入れられる容器さえあれば、誰でもすぐに始められます。
収穫を目ざして野菜を育てる以外に、室内にちょっとした観葉植物を育てる方法としても、水耕栽培はピッタリの栽培方法です。

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栽培には気に入った空き瓶などを使って

水耕栽培を始めるために、特別なキットを用意する必要はありません。
空き瓶やペットボトル、テイクアウトしたコーヒーカップなど、きれいに洗ってある水を入れられる容器であれば、何でも構いません。

球根や種など、入れ物の口のほうが大きくて、そのまま入れたら水没してしまう場合は、針金で簡単に受け皿を作ってもいいし、竹串や割り箸などで井桁を作ってその上に載せたりしても構いません。
コーヒーカップの蓋をうまくくり抜いて使うことも。
自分で楽しむものなので、手近にあるもので創意工夫します。

すぐ苔が生えてみっともなくならない?

水耕栽培の天敵といえば、頻繁に水替えができなくて水が腐ったり、苔や藻が生えてしまうことです。
どんな状況でも水を腐らなくしたり、苔や藻が全く生えなくなることはありませんが、水が腐りにくく、苔や藻が生えにくくする方法はあります。

水を腐らせないためには、水換えを頻繁にやるのが一番ですが、そんなに水替えできないときは、水底に少量ゼオライトやミリオンAなどの根腐れ防止剤を入れておくことで、長めによい水質が維持できるようになります。

苔や藻は、肥料分がふんだんにあると生えやすくなるので、加える液体肥料の濃度をごく薄くして、与える頻度も多くしないことが、苔や藻を生えにくくさせてくれます。
肥料分が少なくても、植物は芽を出して、成長もします。

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身近な野菜でできる観葉植物の水耕栽培

手に入れるのが容易な身近な野菜を使って、見ごたえも存在感もある観葉植物を水耕栽培で育ててみましょう。
冷蔵庫を覗き込んで、「ある!」と思ったら、チャレンジ開始です。
寒さに弱いものは、栽培適期まで待って栽培を開始しましょう。

アボガド

アボガドを食べると、大きな種がコロンと残ります。
この大きな種を水耕栽培すると、簡単に芽が出て育てることができます。

アボガドの種をしっかり洗って周りの果肉をきれいに取り除き、種の尖っている方を上にして、種の半分くらいが水に浸かるようにしていると、2週間位で根が出てきます。
根がしっかり伸びてきたら、根の付け根が空気中に出るように水位を下げておきましょう。

アボガドは栽培適温が20℃以上なので、6~8月が水耕栽培にチャレンジする適期です。
芽が出てきて、茎が長くなり、葉っぱも出てくるので、おしゃれな観葉植物として楽しむこともできます。

さつまいも

買ってきたさつまいもに芽が出ていることがあります。
この芽を水耕栽培で育てると、つるが長く伸びてアイビーのような観葉植物に育てることができます。

水耕栽培に使うさつまいもは、芋まるごとではなく、切れ端だけで十分です。
さつまいものつるにはひげ根がないので、自力では上に登っていきません。
上へ上へとつるを伸ばしたいときは、何かに麻ひもなどで固定してあげる必要があります。

伸びてきたつるの、葉っぱついていた茎の部分を集めて、下茹でしてきんぴらにすると、美味しく食べることもできます。
伸びてきたつるを、土に挿して育てると、さつまいもを収穫することもできます。

里芋

里芋の平らな底の部分を下にして、半分ほど水に浸かるようにして育てると、根と芽が伸びてきて、里芋の水耕栽培ができます。
人気の高い観葉植物であるモンステラも、サトイモ科の植物です。
里芋そのものを水耕栽培で育てても、大きな葉っぱがでてきて、南国ムードも味わえます。

東南アジア原産の里芋の栽培適温は25~30℃と高めなので、水耕栽培を始めるのも気温がある程度上がってからにして、温度管理には注意しましょう。

クワイ

「芽が出る」縁起のいいものとして、おせち料理に使われるクワイは、水生植物なので、水の中にまるごと入れて育てていると、やがて根も芽も伸びてきます。
クワイは多年草なので、底の方に土を入れた容器で水耕栽培すると、小芋もできてきて、長く育てて行くこともできます。

クワイの葉っぱは里芋のような丸みを帯びたものではなく、矢じりのような尖った形をしています。
クワイは耐寒性の高い植物なので、お正月にクワイが手に入ったら、そのまま水中に放り込んで栽培を開始することができます。

レンコンは「蓮根」と書くように、蓮(ハス)の地下茎が食用になっています。
買ってきた蓮根の節のところから芽や根が出ていることがあるので、これを水につけて育てることでも水耕栽培ができます。

蜂の巣のような穴の空いた蓮の花のドライフラワーには、蓮の種も入っています。
この種を植えても蓮を水耕栽培できます。
育ててみるときは、できるだけ大きな種の入ったドライフラワーを選びましょう。
「古代蓮」とも呼ばれる「大賀蓮」は、2000年前の遺跡から発掘された種から育てられた蓮です。
ドライフラワーで流通している種は新しいものとは限りませんが、古代蓮ほど古い種ということはないので、発芽させるのは難しくありません。

蓮は、種の周りが硬いので、種の尖っていない方を、石やコンクリートなどにこすりつけ、こそげ落としてから植え付けると、発芽しやすくなります。
蓮を種から育てるときは、はじめはコップに水をいれたものでもスタートできます。
葉っぱが2枚位まで伸びた頃、底に5cm位土を入れた直径30cmくらいのバケツなどでの水耕栽培に切り替えたほうが長く栽培でき、花も楽しめるようになります。

レンコンから栽培するときは3~4月、種から育てるときは4~5月が栽培開始適期です。
種から育てる場合は、花は翌年まで咲きません。
土を入れて栽培しても、11月ごろには葉が枯れてしまいますが、翌春になるとまた芽吹いてきます。

水耕栽培したものを土に植え替えることも

球根を水耕栽培させた場合、土で栽培したときのように球根が太ってくることはなく、栽培後は球根がカスカスになっています。
育て方が悪かったのではなく、球根が栄養分を使い果たしたからなので、自然現象です。

水耕栽培で植物を育てていると、ふとした時に水が腐ることがあり、元気だった植物が急に弱ってくることもよくあります。
しかし、これも、土で植物を育てていても、ふとした時に起こることです。

水耕栽培していた植物が枯れたり腐ったりしても、必ずしも管理が悪かったわけではなく、自然の摂理のこともあるので、失敗と考えず、新しく植物の栽培にチャレンジできる機会が巡ってきたと考えましょう。

なるべく長く育ていきたいとき、実などの収穫も目指したいとき、土での栽培に切り替えるようにしましょう。
引き続き室内で栽培したいときは、赤玉土のみを用いて、緩効性化成肥料で追肥して育てると、コバエなども発生しにくく、着根もしやすいのでおすすめです。
ハイドロボールやセラミスグラニューなどの発泡煉石を土の代わりに使うこともできますが、赤玉土のほうが着根率は高くなります。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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