ガーデニング

丈夫で育てやすい縁起植物・万両の植栽アイデアをお伝えします!

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縁起の良い名前から、お正月飾りなどによく使われる万両。花数や色が乏しくなる冬に、赤い実と緑の葉でお庭を明るく彩ってくれます。
今回は万両の植栽アイデアまでご紹介しますので、ぜひあなたのご家庭でも育ててみてはいかがでしょうか。

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万両の特徴は?歴史は?

万両は、サクラソウ科、ヤブコウジ属に属する常緑低木です。日本では関東地方以西の暖地に自生しており、野生種は樹高1mにもなります。日本以外にも東南アジア・朝鮮半島・中国・インド・台湾などでも植えられています。

万両は7月頃に小さな花を咲かせたあと、11月中旬~1月にかけて果実が赤く実ってきます。常緑の葉は寒さで落ちる場合がありますが、果実はそのまま葉陰で守られて冬を乗り越えます。晩秋から冬にかけて赤い実をつけることから、縁起物としてお正月の飾り物や生け花に重用されています。

万両の園芸化は江戸時代からはじまり、昭和初期には大実の「宝船」が作出され、大流行しました。「両」の名が付いた縁起植物の中でも、万両は実が下向きに垂れさがることから、「お金が重いから葉の下にぶらさがって付く」と、特に縁起がよいとされています。

万両の名前の由来は?南天、千両との違いは?

万両」や「千両」という名前は、年の初めに、今年一年お金に困らないで 金運に恵まれますようにと、福徳を祈願したのが由来です。「幸福」と「長寿」を合わせた福寿草と同様に、正月の縁起物として親しまれています。

万両はよく千両と間違えられますが、万両サクラソウ科、千両はセンリョウ科と、全く違う科目の植物です。万両は葉の下に実をつけるのに対して、千両は葉の上に実をつけて上に伸びていきます。他にも、百両、十両という品種もあります。百両は万両と同じサクラソウ科の常緑低木で、十両はサクラソウヤブコウジ属の常緑小低木です。丈が低くコンパクトなので、鉢植えで栽培されて正月の縁起植物として流通しています。

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万両

サクラソウヤブコウジ

特徴:毎年伸びた葉の下に実をつける

千両

センリョウ科

特徴:葉の上に実をつけて上に伸びる
一方、「南天」は、万両と同じく赤い実をつけることからよく混同されますが、メギ科ナンテン属に属する常緑低木です。「難(なん)を転(てん)ずる」という意味から、同じく縁起のよい植物とされています。

万両の育て方の注意ポイント

万両は初めての方でも育てやすい丈夫な庭木です。もともと暖かい地方に自生していた植物なので、寒い風や直射日光の当たらない半日陰の場所を好む性質があります。

肥料はなくても育ちますが、2月と9月に油かすや固形の有機肥料を適量与えると尚よく育ちます。また、水を好み、乾燥してしまうと葉が黒ずみ、実の付き方も悪くなります。根腐れを起こさないよう、土の表面が乾いたらたっぷり水やりして下さい。

鉢の底から根が出ていたら根鉢がまわっている証拠なので植え替えが必要となります。植え替え適期は4月から5月が適期です。万両の根はデリケートなので、傷つけないよう注意して、水はけのよい土に植え替えましょう。

万両を活かすアレンジメントのアイデア集!

万両は縁起植物。枝を摘み取って正月飾りにしたり、新年を迎える生け花にしたり、千両寄せ植えにしたり、盆栽を正月の間の床の間に飾ったり、アレンジ次第でいろいろな生活シーンに活かすことが出来ます。ここでは、万両のアレンジメントのアイデアをご紹介します。

組み合わせで福を呼ぶ

万両は優秀な園芸植物として、縮れ葉や斑入りの葉、赤以外にも白や黄色の実、など多くの品種が作出されていきます。松と組み合わせてお正月飾り、ひいらぎと組み合わせて「節分飾り」にするのはいかがでしょうか。また、「紅白」で寄せ植えや植栽にするとより一層めでたさを演出できますよ。

雪うさぎ

最近では、宝船などをはじめ、冬の寒さにも強い改良品種が流通するようになりました。冬でも艶のある赤い実が美しいことから、和風庭園や寺院などに好んで植栽されています。洋風の庭でも、こんなうさぎのオーナメントや置物と組み合わせておくと素敵ですよ。

万両のクリスマスリース

赤い実に緑の葉っぱ、とくれば、クリスマスの色ですよね。まず、ヒノキの葉など常緑の葉っぱで丸いリースを作ってください。

万両の赤い実をデコレーションすれば、和のテイストを採り入れたお洒落なクリスマスリースが出来上がりますよ。どんぐりや椎の実をアレンジしてもとても可愛くなります!

万両の苔玉盆栽

和風・洋風を問わず、インテリアとしても楽しめる万両苔玉盆栽をご紹介します。

用意するものは万両の小苗、水苔、ケイ酸塩白土、針金(なるべく細いもの)、これだけです。

1. まず、万両の小苗をポットから取り出して、掌でおにぎりを作るときの要領でぎゅっと軽く握ります。
2. 次に、根の真ん中に指で穴をあけ、ケイ酸塩白土を少量、埋め込みます。
3. あとは、水で湿らせた苔をそのまわりに張り巡らしながら、針金かワイヤーでしっかり留めていきます。

最近の苔ブームから、勝手に山に入り自然の苔を持ち帰ったり自然破壊が懸念されたりしている現在、苔は「FairMoss」などを園芸店やホームセンターで購入することをおすすめします。また、苔玉はとても乾燥しやすいので、週に一度ほど水をはったバケツの中に漬けて苔の奥まで吸水させてやるとよいですよ。冬の間は室内の日当たりのよい場所で管理し、成長したら植木鉢に植え替えてやりましょう。
「盆栽」と聞くと敷居が高いとお思いの方もいると思いますが、あまり堅苦しく考えずにまずは苔玉で気楽に楽しんでみてくださいね。

ペンネーム:Yoshidanz
ファームステイしたのをきっかけに農業生活にはまる。イギリスのオーガニックガーデニングを通信教育で勉強しながら、コンポースト造りと家庭菜園に挑戦。現在はニュージーランドの海沿いの丘陵地に土地を購入、ポタジェで有機野菜作りに励んでいる。

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