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ndフィルターにはどんな効果がある?種類や使い方についても解説!

2019-04-15

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カメラ用のフィルターの中にndフィルターというものがあります。
今回の記事ではndフィルターについての解説です。
ndフィルターにはどんな効果があるのか、どんな種類があるのか、どんな使い方があるのか、気になる方は注目してみて下さい。

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ndフィルターの効果は?

光量を抑える効果(減光効果)があるのが、ndフィルターです。
plフィルターや色彩強調フィルターのように、コントラストを高める、色彩を鮮やかにする、色彩を強調するといった効果はありません。
光量を抑えてカメラのシャッタースピードを遅くしたい時に、よく用いられているのがndフィルターです。

ndフィルターの種類

ndフィルターはnd2、nd4、nd8、nd16など、様々な種類があります。
ndの右側に付いている数字が上がるほど、次のようにndフィルターの減光効果が上がるのが基本です。

・nd2→光量2分の1
・nd4→光量4分の1
・nd8→光量8分の1
・nd16→光量16分の1

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高濃度ndフィルター

他にも次のような高濃度ndフィルターという種類もあります。

・nd32→光量32分の1
・nd64→光量64分の1
・nd100→光量100分の1
・nd200→光量200分の1
・nd400→光量400分の1

高濃度ndフィルターの中には光量10万分の1になるnd100000という種類も存在しています。

可変タイプのndフィルター

通常のndフィルターでは、減光効果が固定されています。
nd2であれば、光量2分の1以上に効果を上げる、光量2分の1以下に効果を下げることはできません。
しかし、可変タイプのndフィルターであれば一定の範囲で効果の上下が可能になります。
撮影シーンに応じてnd2、nd4、nd8、nd16など使い分けする手間はかかりません。
レンズに装着したままで、適度な減光効果になるまで調節ができます。
種類の異なるndフィルターを何枚も揃えずに済みます。
フィルター管理も楽になるのが、可変タイプのndフィルターです。
ただし、安価な可変タイプのndフィルターを使用すると色彩や解像度に影響が出ることがあります。
色彩や解像度への影響が少ない可変タイプのndフィルターは数万円ほどと価格の高いものが多いです。

ハーフndフィルター

ndフィルターには、半分透明のハーフndフィルターという種類もあります。
透明のほうにはndフィルターの効果はありません。
レンズに装着する円型ハーフndフィルター、アダプターに装着する角型ハーフndフィルターに分かれます。

ndフィルター種類ごとのシャッタースピードの目安

ndフィルターを装着した時のシャッタースピードの目安はこちらです。

ndフィルターの使い方

ndフィルターの使い方は撮影シーンによって様々です。
次からは一般的なndフィルターの使い方を紹介していきます。

滝や川での撮影

滝や川などでは、速いシャッタースピードで撮影しても水の流れが止まったような写真になります。
しかし、ndフィルターを装着し、スローシャッターで撮影すると水が流れているような写真に仕上がるのです。
滝や川の流れを表現したい時のシャッタースピードの目安は1秒ほどです。
ndフィルターなしでSS1/125秒の場合、nd100を装着すればSS1/1.3秒になります。
ndフィルター種類ごとのシャッタースピードを書いたメモを撮影時に持参すると良いでしょう。

花火での撮影

花火を速いシャッタースピードで撮影すると、あまりきれいに見えません。
シャッタースピードを遅くすると、花火がきれいになるものの、今度は白飛びに注意しないといけません。
単発の花火では問題なくても、スターマインといった連続速射する花火は明るいため、白飛びしやすいです。
白飛びを抑えたきれいなスターマインを撮影したい時にも、ndフィルターは活躍します。

動体の流し撮り

SS1/500秒やSS1/1000秒といった、速いシャッタースピードで動体を撮影しても止まったように見えます。
車や電車、子どもやペットなど、動体の流し撮りは難しいです。
そんな動体の流し撮りを行いたい時にも、あると便利なのがndフィルターです。

明暗差が大きい時の撮影

風景など明暗差が大きい時にあると便利なのが、効果が半分だけのハーフndフィルターです。
しかし、レンズに装着する円型ハーフndフィルターでは構図に合わせた撮影が難しくなります。
風景でのハーフndフィルターは角型のほうが使いやすいです。

nd100000はどんな撮影シーンで使う?

光量10万分の1になるnd100000は、殆どの撮影シーンに不要です。
しかし、太陽の黒点や日食などを撮影したい時に活躍するのがnd100000となります。

SS3.0秒ほどでは雲の流れを表現するのは難しいです。
そんな時にも、長いスローシャッターを切れるnd100000なら、雲の流れを表現しやすくなります。
nd100000は使い方が限られますが、nd2やnd4など明るいndフィルターでは難しい撮影が可能です。

絞りのコントロール

他にもndフィルターは次のような撮影シーンで、絞りのコントロールにも使えます。

・ボケを活かしたいが、開放F値に設定すると白飛びする時
・絞ってシャッタースピードを遅くすると回析現象(解像度の低下)が気になる時

スローシャッター時にあると便利なもの

スローシャッターを切る時にあると便利なのが三脚です。
ndフィルターでシャッタースピードを遅くすると手ブレが生じる時は、三脚にカメラをしっかりと固定して下さい。
他にもあると便利なのが、カメラ用のリモコンです。
リモコンがあれば、シャッターボタン押しによるブレの心配がなくなります。
特に花火でバルブ撮影(シャッターが開くのはシャッターボタンを押している時のみ)する時に便利なカメラ用品です。

まとめ

今回はndフィルターの効果や種類、使い方について解説してきました。
光量を抑えるという単純なフィルターでも、様々な撮影シーンで使えるのがndフィルターです。
どのフィルター径が良いのか迷ったら、一番使用頻度の高いレンズに装着できるフィルター径のndフィルターを選ぶと良いでしょう。

ペンネーム:はしくん
北海道在住、カメラ歴10年のアマチュアです。
旭川や美瑛、富良野、大雪山系などを主に撮影しています。
北海道らしい風景の他、キタキツネや蝦夷リスなど、動物も撮影するのが好きです。
現在使っているカメラは風景用に「SONY a7R」、動物用に「CANON EOS 7D Mark II」の2台体制。
富士フィルムの中判フィルムカメラ「GF670W Professional」もたまに使用しています。

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