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逆光時の撮影で白とびや黒つぶれ、ゴーストやフレアが発生する時の対策は?

2019-04-15

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太陽やライトなど、強い光源がカメラより前にある状況を逆光と呼んでいます。
今回は逆光時の撮影で注意したい点や対策についての解説です。

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逆光では明暗差が大きくなりやすい

逆光時の撮影で注意したいのが、明暗差が大きくなりやすい点です。
明暗差が大きい逆光では、明るい部分にカメラの露出を合わせると、暗い部分が黒つぶれしやすくなります。
逆に暗い部分に露出を合わせると、明るい部分が白とびしやすいために厄介です。

明暗差が大きい時の対策

逆光で明暗差がある時は、次のような対策があります。

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露出補正を使う

カメラには自動露出の機能があるものの、逆光時は被写体が暗くなりやすいです。
そんな時は、カメラの露出補正機能で被写体が適度な明るさになるまで調節します。
被写体を明るくしたい時は+に補正、被写体を暗くしたい時は-に補正してみて下さい。
ただし、露出補正機能だけだと、中途半端な仕上がりになりやすい点には注意が必要です。

レフ板を使う

逆光でポートレート撮影を行うと、被写体である人物が暗く写ることが多いです。
そんな時は補助光を当てられるレフ板で、被写体に向けて光を反射させると、撮影しやすくなります。
Profotoリフレクターというレフ板には、80x80cmと120x120cmと2つのサイズがあり、光源や被写体に合ったものを選択可能です。
折りたたみ式のため、サイズの大きなレフ板でも持ち運びしやすいです。

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ストロボを使う

レフ板で光を反射させる他、ストロボを強制発光させる方法もあります。
明るい日中に屋外でストロボを発光させるのが、日中シンクロです。
カメラとストロボの設定をマニュアルにしておき、被写体が暗すぎる時はストロボの光量を増やすように調節します。
逆に被写体が明るすぎる時はストロボの光量を抑えます。
事前にストロボなしで撮影しておくと、どこにストロボの光が当たったのか分かりやすいです。

HDR機能を使う

明暗差の大きな逆光時の撮影に便利なのが、HDR(ハイダイナミックレンジ)機能です。
HDR機能では露出の異なる複数の写真を撮影し、1枚の写真に合成しています。
明暗差が大きくなる逆光でも、きれいな写真に仕上がりやすい機能です。
最近ではスマートフォンにも、HDR機能が付くようになりました。
カメラに付いているHDR機能の他、HDR合成ソフトなどでHDR写真を合成する方法もあります。

RAW現像ソフトを使う

明暗差の大きな写真をRAW現像ソフトで調節するという方法もあります。
具体的にはハイライトのパラメーターを下げ、シャドウのパラメーターを上げるという調節方法です。

(RAW現像ソフトでハイライトとシャドウを調整)

風景などで空と地面との明暗差が大きい時は、段階フィルターを使用すると上半分、下半分の明るさに調節できます。
ただし、パラメーターの上げすぎ下げすぎは不自然になるため、適度な調整が大切です。
RAW現像ソフトで調節したい時は、カメラをRAWモードに設定しておきましょう。

逆光ではゴーストとフレアが発生しやすい

逆光時の撮影では、ゴーストやフレアも発生しやすいです。
ゴーストやフレアとは、レンズ面やレンズ内で光の反射によって発生する現象のことを言います。
ゴーストは光の玉のような現象、フレアは白っぽくなる現象です。
意図的にゴーストやフレアを写真に入れる表現方法はあります。
しかし、意図しないゴーストやフレアは邪魔になるだけのため、なるべくカットしたいところです。

ゴーストやフレアが気になる時の対策

ゴーストやフレアが気になる時は、次のような対策があります。

レンズにフィルターを装着しない

逆光時に反射率の高いフィルターをレンズに装着したままだと、フィルターの反射によってゴーストやフレアが発生しやすいです。
ゴーストやフレアが気になる時は、なるべくフィルターなしで撮影したほうが良いでしょう。
フィルターが必要な時は、反射率の低いフィルターを選ぶのがおすすめです。

ハレ切りを行う

レンズにはフードが付属されており、余分な光をカットできます。
しかし、ズームレンズの付属フードでは、広角側で効果が最大限になる作りです。
付属フードの作りの関係上、ズームした時のゴーストやフレアをカットするのが難しくなっています。
そんな時でも、ハレ切りを行うとゴーストやフレアを抑えやすくなるのです。
ゴーストやフレアの原因となる強い光源を、黒い板などでカットすることをハレ切りと言います。
市販されているハレ切りボードがない時は、傘や手でも構いません。
ただし、ハレ切りボードや傘、手が構図に入らないように注意して下さい。
他にも注意したいのが、強い光源が構図に入っている場合、ハレ切りを行っても効果が期待できない点です。

ゴーストやフレアに強いレンズを使用する

(Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS使用)

コーティングや非球面レンズなどで、ゴーストやフレアに強いレンズを装着するという対策もあります。
中には太陽が構図に入っても、あまりゴーストが発生しないレンズがあるため、ハレ切りでは無理な時でも対策しやすいです。
ただし、ゴーストやフレアに強いレンズは価格が高いものが多くなります。
実際にレンズを使用してみないと、どの位ゴーストやフレアを抑えられるのか、分かり難いのも難点です。

まとめ

逆光時の撮影について説明してきましたが、如何でしたか?
立体感やキラキラ感が出るメリットがあるものの、撮影が難しいのが逆光時です。
明暗差が大きくなる、ゴーストやフレアが派手に発生する時は、今回の記事を参考にしてみて下さい。

ペンネーム:はしくん
北海道在住、カメラ歴10年のアマチュアです。
旭川や美瑛、富良野、大雪山系などを主に撮影しています。
北海道らしい風景の他、キタキツネや蝦夷リスなど、動物も撮影するのが好きです。
現在使っているカメラは風景用に「SONY a7R」、動物用に「CANON EOS 7D Mark II」の2台体制。
富士フィルムの中判フィルムカメラ「GF670W Professional」もたまに使用しています。

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