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母の日のプレゼントにもらった鉢花を枯らさずに育てるには

2019-04-18

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母の日は、アメリカ南北戦争の時代、敵味方関係なく負傷兵の看護を行ったアン・ジャービスの死後、娘のアンナ・ジャービスが亡き母をしのぶ会を教会で行い、参列者に母の好きだった白いカーネーションを配ったのが起源と言われています。
母の日はアメリカ全土に広まり、日本にも明治末期に伝わりました。

毎年、5月の第二日曜日の母の日には、日ごろの感謝を込めてお母さんに鉢花を贈る人が多く、美しい鉢花が数多く出回り、赤いカーネーション以外にも様々な鉢植えが贈られます。

きれいにラッピングもされていて、花がたくさん咲いていて大切に育てますが、しばらくすると枯らしてしまう人が多くあります。
せっかくの花をできるだけ枯らさずに長く育てるにはどうしたらいいのか、母の日に贈られる鉢花として人気の高いカーネーション、ミニバラ、アジサイ、クレマチス、ベゴニアを例にご紹介していきましょう。

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もったいないけれどラッピングはなるべく早く外して

母の日に贈られる豪華な鉢花は、花も見事ですが、おしゃれなラッピングもされているので、そのまま長く楽しみたいところですが、なるべく早くにラッピングは外してしまいましょう。
ラッピングがあると、水やりがうまくできないばかりでなく、根株が蒸れてダメージを受けやすくなってしまいます。

また、鉢花に使われている鉢は、流通コストなどもあって、現状でぎりぎりのサイズが用いられているため、根がぎゅうぎゅうになっています。
届いたらなるべく早くに一回りか二回り大きな鉢に植え替えないと、早々に根詰まりを起こして枯れてしまうことがあります。

植え替える鉢のサイズとしては、現状の鉢がすっぽり余裕を持って入るくらいの大きさのものを選ぶのがおすすめです。
普通の培養土でかまわないので、新しい土を足してそのまま植え替えるようにしましょう。
慣れない場合は特に、鉢を外してそのまま周りに土を足す感覚で植え替えると失敗が少なくなります。

カーネーションは高温多湿に弱いので水のやりすぎに気を付けて

カーネーションは、母の日に出回ることが多いものの、その後元気に育てている人を見かけることが非常に少ないことからもわかるように、長く栽培するのが意外に難しい植物です。
カーネーションは乾燥気味に見える茎などから、しっかり水やりしないと枯れるイメージが強いのですが、土が乾き気味の方が好きなので、表面の土を触って乾いているのを確認するまで水やりは控えるようにします。

屋外でしっかりと日に当てないと花を咲かせなくなってしまいますが、夏の暑さも冬の寒さも苦手なので、真夏は明るめの日陰か室内の窓際に置き場所を変え、寒くなってきたら霜が降りる前に室内に取り込んでおく必要があります。
根の伸びも早いので、秋に室内に取り込む前に、古い土をできるだけ落として新しい培養土で一回り大きな鉢に植え替えます。

カーネーションが花をたくさん咲かせるには、肥料もたくさん必要です。
緩効性化成肥料を株元に毎月一つかみまいておくか、10日おきに水やりの時に水の代わりに液体肥料を与えるようにしましょう。

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ミニバラは大きな鉢に植え替えて屋外で育てて

ミニバラは、生え際を見るとわかるように、大部分が何本も挿し木された挿し木苗でできています。
地上部分は優雅に咲き誇っていますが、地下部では熾烈な根っこの縄張り競争が繰り広げられていて、このままでは一本ずつ枯れて、最終的にすべて枯れてしまいます。
ミニバラは、二回り大きな鉢にすっぽり植え替えただけでは不十分です。

花が大体咲きそろったら見切りをつけて、鉢を外し、水を入れたバケツの中で優しく根をほぐして一本ずつに株分けし、1本1鉢で育てるようにします。
バラは根を張る植物なので、あまり大きく根を広げないミニバラであっても、6号以上の鉢を使用しましょう。
肥料を非常に欲しがるので、毎月株元にバラ用の肥料を一つかみまいておきましょう。

バラは、いつでも土がじめじめしていても簡単には枯れませんが、乾燥がひどいとあっという間に枯れてしまいます。
水切れがないようにしっかり水やりしましょう。
また、バラはなるべく日がよく当たる屋外で栽培しないと、花を咲かせなくなるので、日当たりで育てましょう。

アジサイは土より花にこまめに水やりして

アジサイは梅雨時にも花を咲かせる植物なので、水やりをこまめにやらないと枯れるというイメージが強いのですが、庭植えにして根付いた後は土に水やりは必要ないほど、土は乾燥気味を好む植物です。
アジサイの花に見える色とりどりの四枚の花びらのようなものは、葉っぱの一種のガク片なので、水切れすると枯れたように見えるし、すぐに傷んでくることがあります。

アジサイの土の部分に水やりするときは、表面の土がしっかり乾いているのを触って確認してからたっぷりと与えるようにします。
アジサイの地上部分は、非常に水切れしやすいので、周りが濡れてもよい場所で、上からシャワーのように水をかけるようにしましょう。
地上部の元気がないと思ったら、上から水やりするのは朝でも昼でも構いません。
毎日与えてもいいし、暑いときは一日に何度も与えてもかまいません。
土と地上部分を分けて水管理するのが、アジサイの花を長くきれいに保つコツです。

アジサイを鉢植えでコンパクトに育て続ける場合は、7月になったら花がまだきれいであっても、下に葉っぱが4枚以上残して、先端を切り落としておきます。
アジサイの来年の花芽は夏以降にできてくるので、7月中をめどに剪定を終わらせます。
寒くなってくると地上部分が枯れたようになりますが、そのまま育てていると春になると再び芽吹いて先端の枯れたようなところにも花芽が付いてきます。

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クレマチスは日当たりのよい場所で乾き気味に管理して

クレマチスは、秋になると葉っぱを落として枯れ枝のようになりますが、地際で切り取る品種もあれば、つるを残して育てる品種、ある程度まで剪定して育てる品種があり、どこで剪定するかは品種ごとに違ってきます。
わからないときはそのまま剪定しないで育てて、その後どこに花が付いたかでどのようなところで剪定するか決めていきます。

細い茎が伸びているので、途中でともすれば折ってしまいますが、折れたぐらいで即枯れるわけではないので、テープで仮固定して様子を見ます。
クレマチスは日当たりのよい場所で、表面の土が乾いてきたらたっぷり水やりをするようにします。
土がいつもじめじめしているとあっという間に枯れてしまうので、乾いてから水やりするのを忘れないようにしましょう。

春以降花が咲くかどうかも、品種によって違い、秋まで花を咲かせ続ける品種もあります。
クレマチスは根をいじられるのを嫌う植物なので、植え替えるときは鉢を外して二回りほど大きな鉢に植え替えるだけにします。
庭植にするときは、今後植え替えないで済む場所を選んで植えつけます。

ベゴニアは暑さにも寒さにも弱く過湿にも弱い

一口にベゴニアといっても品種が非常に多く、育ち方や好む環境もそれぞれに大きく異なっています。
園芸店やホームセンターの店頭で非常に安価なポット苗で売られているベゴニアは炎天下でもどんどん咲く日当たりが好きな品種ですが、母の日に出回るような豪華な花を咲かせるベゴニアは、暑さにも寒さにも過湿にも弱い品種がほとんどです。

豪華な鉢植えのベゴニアは、明るい窓辺に置いて育てるのがおすすめですが、ずっと室内栽培しているとハダニやカイガラムシが付きやすくなってしまいます。
観葉植物であれば、こまめに葉水を与えることで予防もできますが、豪華なベゴニアの大部分が地上部分に水がかかるのが好きではないので、あらかじめオルトランなどを少量まいておくか、早めに発見して手で取り除くようにしましょう。
はびこってしまうと簡単には除去できなくなってしまいます。

ベゴニアの水やりは、表面の土が乾いてきたら、ベゴニアの地上部分に水をかけないように注意しながら水やりをします。
花を咲かせ続けるには肥料も必要なので、毎月、緩効性化成肥料を株元にまくようにしましょう。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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