ガーデニング

月桂樹ローリエ(ローレル)を育てて料理に生活に活用して

2019-04-20

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月桂樹は、地中海沿岸が原産地ですが、寒さにも強いため、ある程度育ってくると寒冷地でも特に防寒処理をしなくても越冬ができます。

月桂樹をフランス語で言うと「laurier(ローリエ)」、スペイン語・英語で言うと「laurel(ローレル)」と言います。
英語では月桂樹の葉をローレルではなく、「bay leaf(ベイリーフ)」と言うこともありますが、インド料理に使うときのベイリーフは月桂樹ではなくシナモン(ニッキ)の葉をさします。

インド料理に使うときのベイリーフであるシナモン(ニッキ)の葉は、月桂樹の葉とよく似ているので、区別するためにも「インディアンベイリーフ」と呼ぶこともあります。

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ローリエの精油成分は若葉の方により多く含まれる

ローリエの香りのよい精油成分は、下の方に生えてくる大きくなった葉よりも、枝の先端に生えてきたばかりの若葉の方により多く含まれています。
4~7月ごろに盛んに若葉が伸びてくるので、どんどん活用していきましょう。

ローリエの葉はしっかりと厚みがあり、木の下の方についている古い葉は固くなっていますが、枝の最先端にあるまだ小さな葉は、色も黄緑色で薄く柔らかい状態です。
先端の柔らかい葉は精油成分も多めに含まれているので、ローリエの葉をすりつぶしたり刻んだりして利用する場合にぴったりです。

育てやすく通年収穫できるローリエはぜひ育てたい

ローリエは常緑樹で、葉っぱの出る勢いも強いので、栽培して1年ほどたてば、家庭で香り付けなどに使用する分の葉は通年収穫ができるようになります。
元気に上へ上へと成長し、枝葉も広げていくために、ともすれば大きくなりすぎるため、春や秋にまとめて剪定してすっきりコンパクトに仕立て直しておく必要があります。

ローリエを剪定することは、そのままローリエの大量の収穫につながるので、剪定枝は処分してしまわないで、きれいな葉を取りおいて、活用していきましょう。

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ローリエの葉はフレッシュでもドライでも使いやすい

ローリエの葉は一般的には「乾燥した方が香りが強くなる」「フレッシュリーフは灰汁や苦みが出やすい」と言われていますが、厳密に大きな差が出るほどではありません。
ローリエの葉は、花のように香りがあたり一面に漂うことはなく、剪定したり葉をいじったりするととてもよく香ります。

ローリエを育てていると、主に自分で使う分はフレッシュリーフ、リースやポプリにしたものも含めて、プレゼントとして持っていくのはドライリーフが主体になります。
フレッシュでもドライでも使いやすさに差は出ません。
フレッシュリーフを使うのなら、いつでも必要な時に収穫できるので、置き場所がいらなくなります。

ローリエのドライリーフを作る方法としては、主に3つの方法があります。

1.枝ごと吊るして乾燥させて

枝ごと吊るして乾燥させるのは、最も手間のかからない方法ですが、乾燥させすぎたり、日に長く当てすぎると、色が退色して褐色になってしまいます。
色が変わっても精油成分には影響がありませんが、見た目がさわやかでなくなってしまうので、乾かしすぎには注意しましょう。

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2.葉を蒸してから乾燥させる

ローリエの葉を洗ってから蒸し器で蒸したり、電子レンジで加熱して乾燥させると、色が退色しにくくなりますが、色持ちしても精油成分を失ってしまうので、あまりお勧めではありません。
蒸している間、部屋中にローリエの香りが漂うので、ローリエの香りを部屋中に広げたい場合に活用するようにしましょう。

3.洗って冷蔵庫に保存する

ローリエの葉をきれいに洗ったものを、水気を切ってからジッパー付き袋に入れて、ふたの一部分を開けたまま冷蔵保存していると、緑のまま長く保存することができます。
ローリエの葉の香りも長く残るため、保存方法としては最適です。
水気をしっかり切っておかないとかびることがあり、長く保存しているといずれは退色してしまいます。

ローリエを料理に活用するときは主にリーフのままで

ローリエの葉をカレーやシチュー、ボルシチ、ロールキャベツといった煮込み料理の香りづけや臭み消しに使うときは、葉っぱをそのまま鍋に投入します。
ローリエの葉は固くてしっかりしているので、ぐらぐら鍋を煮たとしてもばらばらにならないので、食べる前に簡単に取り除くことができます。

ピクルスやマリネの香りづけに使う場合も、そのままのリーフを一緒に付け込んでおくと、原形をとどめたまま香りだけが食材に移るので、食べるときに邪魔になりません。

オリーブオイルにローリエの葉を数枚入れておくだけで、ローレル風味のオリーブオイルに仕上がり、ハーブオイルとしても活用できます。
ローズマリーや赤トウガラシ、にんにく片などもお好みで加えてみましょう。

レバーペーストなどの内臓料理を作るときは、臭みが強いので、ローリエはそのままのリーフではなく、刻んだりパウダー状にしたものを加えるのがおすすめです。
臭みが消えて食べやすくなります。

料理以外にも!ローリエの活用方法

ローリエのすがすがしい香りは、気分をすっきりとさせてくれるので、料理以外にも生活に取り入れて活用したいものです。

ローリエの枝葉を編んでリースをつくると、長く美しい緑の葉を楽しめるばかりではなく、すがすがしい香りが優しくお部屋を包んでくれます。

ローリエでハーブバスを楽しむときは、枝葉をそのままお風呂に入れても、リーフをだしパックに詰めたり糸でくくって束ねてからお風呂に入れても、香りのよいハーブバスが楽しめます。
フレッシュリーフでもドライリーフでもどちらでもハーブバスに使えます。

ローリエの葉をポプリにして、枕の下に入れておくと、さわやかな香りでゆったりと眠ることもできます。
ローリエは非常に育てやすい植物なので、育てる楽しみがあるだけでなく、いろいろ活用できるので生活に潤いも与えてくれます。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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