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鍋や薬味に大活躍!ネギに含まれている栄養と効果

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和食に欠かせないネギは、味噌汁や鍋の具として大活躍する野菜ですね。ネギは白ネギと青ネギの大きく2種類に分けられます。生のまま食べたり、加熱したりと調理法もさまざま。

今回は、ネギに含まれている栄養と効果についてご紹介します。

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ネギの基本情報

ネギ科ネギ属のネギは、中国西部やシベリアが原産地です。日本には、奈良時代より前に朝鮮半島から伝わり栽培され始めました。一般的に広まったのは平安時代といわれています。国内に流通している、白ネギと青ネギについて詳しく見ていきましょう。

■白ネギ
別名「長ネギ」「根深ネギ」と呼ばれています。栽培するときに根元を土に埋めて日光に当てないで育てるため、根元が白くなるのが特徴です。白い部分を食べ、葉の部分は臭味消しなどに使われます。主に東日本で食べられてきたネギで、東京発祥の千住群、金沢で生まれた加賀群に分けられます。群馬特産の下仁田ネギは白い部分が太く、耐寒性がある加賀群です。そのほかに、西洋種の白ネギに「リーキ」があります。加熱すると甘くなるのが特徴で、別名「ポロネギ」と呼ばれています。

■青ネギ
別名「葉ネギ」と呼ばれています。緑色の葉を食べるネギで、葉が柔らかいのが特徴です。白ネギに比べると細く、根元で株が分かれています。京都で生まれ、主に西日本で食べられてきました。京都特産の九条ネギや福岡の万能ネギが有名です。青ネギに見た目が似ている「ワケギ」や「アサツキ」は、分類上はネギではありません。

ネギの選び方と保存方法

1年中見掛けるネギですが、白ネギの流通量が多くなる時期は冬、青ネギは春です。白ネギは煮込むと柔らかくて甘くなり、鍋に欠かせない野菜でもありますね。青ネギはそばやうどんの薬味、味噌汁の具の定番です。食卓に並ぶ機会の多い、ネギの選び方と保存方法を見ていきましょう。

■選び方
白ネギは、白い部分と緑色の部分がはっきりとしているものが良品です。手で持つと白い部分に張りがあり、中身が詰まっているものを選びましょう。根元を見て、中心部が飛び出して2重にずれているものは鮮度が落ちています。また、表面が乾燥して、しわが寄っているものは避けましょう。青ネギは、みずみずしく張りがあり、先端まで色鮮やかなものが良品です。

■保存方法
乾燥しないように新聞紙に包み、冷蔵庫の野菜室か冷暗所で保存します。泥付きのネギは、そのまま新聞紙に包んで冷暗所へ置きましょう。泥が付いているほうが長持ちします。家庭菜園などがあれば、白い部分を土に埋めるとさらに長持ちしますよ。ネギは冷凍保存することもできます。小口切りにしてチャック付き保存袋や保存容器に入れて、冷凍しましょう。使うときは、冷凍のまま味噌汁の具などに使うことができます。

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ネギに含まれている栄養と効果

日光に当てずに栽培した白ネギと、日光を当てた青ネギでは含まれている栄養は異なります。白ネギに比べると、青ネギにはβカロテン、ビタミンC、食物繊維が多く含まれていますよ。また、ネギに含まれる香り成分の「アリシン」の効果も注目されています。

■βカロテン
βカロテンは青ネギに多く含まれています。βカロテンは、必要に応じて体の中でビタミンAに変化するため、プロビタミンAと呼ばれています。ビタミンAは、皮膚や粘膜を健康に保ち、視覚に関わるビタミンです。βカロテンは、抗酸化作用があることも知られています。油に溶けやすい特徴があるので、油と一緒に調理すると吸収されやすくなります。

■ビタミンC
野菜や果物に多く含まれているビタミンです。細胞と細胞をつなぐコラーゲンを作る補酵素として関わるため、皮膚や粘膜を健康に保ちます。水に溶けやすいビタミンなので、生のまま食べると効率よく摂ることができますよ。また、ビタミンCと鉄を一緒に摂ると、鉄の吸収率が良くなることが知られています。

■食物繊維
ヒトが分解できない食べ物の成分です。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類に分類されます。水に溶けるとドロドロになり、腸内をゆっくりと進む水溶性食物繊維は、コレステロールの吸収を緩やかにするといわれています。不溶性食物繊維は、便のカサを増やし、腸を刺激します。

■アリシン
ネギは強い香りがあり、肉や魚の臭い消しに使われています。この香り成分はアリシンで。硫化アリルの一種です。ネギのほかには、ニンニクや玉ネギにも含まれています。ビタミンB1の吸収を助け、血行を良くする働きが期待されています。アリシンは揮発成分なので、効果的に摂るには食べる前に調理すると良いといわれています。

ネギに似ている野菜

ネギに似た見た目で、料理の使われ方も似ている野菜に「ワケギ」と「アサツキ」がありますね。実はネギとは種類が異なります。

■ワケギ
青ネギに似た野菜で、根元は白く、細い葉が柔らかいのが特徴です。ネギと玉ネギを交雑した野菜で、主に西日本で栽培されています。見分け方は根元。球根で増えるため、根元がふっくらとしています。

■アサツキ
青ネギと比べると淡い緑色をしています。ネギに近い品種ですが、チャイブと同じ品種です。辛味が強いので、そばやうどんなどの薬味としてよく使われます。広島、福島、山形などで栽培されています。

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まとめ

中国から伝わったネギは、白ネギと青ネギの2種類に分けられます。白ネギよりも青ネギの方がβカロテンを多く含み、独特な香りのアリシンにはビタミンB1の吸収を助けるなどの働きが知られています。

監修:はせがわじゅん
子どものころから食への探求心が強く、管理栄養士の道へ。食にまつわる歴史や、豆知識を調べることが趣味です。素材の味を活かした料理や、簡単で手軽にできるレシピが得意。

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