土佐犬は飼い主に忠実な日本の闘犬!素人が手を出すと危険なのはなぜ?

2019-04-27

関連キーワード

土佐犬は、堂々と威厳に満ちあふれた容姿を持つ日本原産の大型犬です。
ジャパンケネルクラブでは使役犬に分類されており、用途区分は「以前は闘犬・現在は番犬」となっています。
先祖は天然記念物の四国犬(四国山地の土着犬)で、海外の大型犬や闘犬との交配が繰り返され、現在の土佐犬に固定されていきました。「土佐闘犬」とも呼ばれており、闘技で高い威力を発揮する強靭な肉体が最大の特徴です。
性格は、飼い主に忠実で忍耐強く闘争心旺盛。安全に飼育するには、大きな体と闘争心をしっかり制御しなければなりません。
土佐犬に備わっている闘犬としての特徴と、育てる際の注意点をまとめてみました。

スポンサー

土佐犬の特徴と性格

◇大きく逞しい強靭な肉体を持つ「特定犬種」

土佐犬はとても体が大きく成長する犬種です。30kgほどの小柄な個体も存在しますが、大柄な個体では100kgを超えることもあります。
頑丈な骨格と引き締まった筋肉で作られた強靭な肉体、噛まれてもダメージが少ないたるんだ皮膚、力強い顎が特徴的な凛々しい顔立ち。
闘うために必要な能力が全身に備わっています。迫力満点の威厳ある容姿は勇ましく魅力的ですが、誰でも気軽に接して良い犬種ではありません。
土佐犬は、人に危害を加える恐れのある「特定犬種」に指定されています。咬傷事故を防ぐために頑丈な檻の中で飼うことが義務付けられており、地域によっては飼育そのものが認められていません。それほど、育てるのが大変な犬種だということを理解しておきましょう。
体の大きさは、体高55cm~65cm以上・体重30kg~100kg以上。体格にばらつきがありますが、オスの方が大きく育ちます。平均寿命は、10歳~12歳くらいです。

◇飼い主に従順で忠実!縄張り意識と警戒心が強い

土佐犬の性格は、基本的に穏やかで従順です。飼い主に対して忠実であり、無駄吠えも少ないとされています。
縄張り意識と警戒心が強いので、番犬としては申し分ありません。もし不審者が家に近付いてきたら、大きく反応して飼い主や家族に知らせ、勇敢に追い払ってくれるでしょう。
その点では、とても頼りになる犬種と言えます。しかし、土佐犬の防衛本能は、他人や他のペットを巻き込む恐れがあるということも忘れてはいけません。飼い主や家族を守るという使命感が思わぬ方向に暴走してしまうことがあるからです。
一般的な家庭犬や愛玩犬と同じように他人とコミュニケーションさせるのは大変危険なので、徹底して回避しなければなりません。
散歩させるときは、人通りの少ない場所と時間を選び、誰ともすれ違わないようにするなど、細心の注意が必要です。

大型犬の飼育に精通した人による厳しい訓練が必要不可欠

◇飼育可能なのは逞しい大型犬の飼育に精通した成人男性のみ

土佐犬は特定犬種に指定されるほど、体が大きく危険な性質を持っている犬種です。
大型犬の飼育経験がある人でも、闘犬としての本能的な性質や力強さを完全に制御できる自信がなければ、飼育はおすすめできません。
飼育環境は、一軒家で檻が設置可能な敷地を持っていることが絶対条件。人通りの多い場所を散歩させることが難しい性格なので、近隣に適した散歩コースがあることも重要です。スタミナがあるので、1回当たり1時間~2時間程度・1日2回くらいの散歩をさせなければなりません。
土佐犬の飼育が可能なのは、周りの住人に危害が及ばないように徹底した配慮を行えるのはもちろん、プロ並みの訓練知識を持った成人男性が責任を持って育てられる家庭です。素人が気軽に手を出すと咬傷事故に繋がる危険があります。

◇訓練中の体罰と甘やかしは厳禁!難しい場合はプロに任せた方が無難

土佐犬は、闘犬の扱いに精通したプロのサポートが必要になるほど訓練が難しい犬種です。
子犬の頃から甘やかすのは厳禁!飼い主や家族にまで牙を剥く危険な犬になってしまう場合があります。
訓練中の体罰もおすすめできません。
飼い主との信頼関係に溝ができ、主従関係が危うくなる可能性があります。理想的なのは、コマンドひとつで完全服従させる方向に進めていく訓練方法なのですが、決して容易いことではありません。
叱り方やコマンドの教え方は、プロの訓練士にサポートしてもらうことを強くおすすめいたします。
土佐犬は筋肉が発達していて力強いので、体力に自信のある成人男性でも制御不能になってしまうケースが少なくありません。
独自の判断で訓練方法を誤ると、闘争心に火がついてしまう可能性があり大変危険です。訓練している過程で難しいと判断した場合は、定期的にプロの手に委ねるという方法も考慮に入れましょう。

土佐犬は、闘いに勝ち抜くための肉体や能力を考えられて産出された闘犬です。
土佐犬の堂々とした威厳ある容姿は魅力的ですが、闘犬としての性質が強い犬種だということを忘れてはいけません。
他人とすれ違うといった、ごく日常的な場面でも慎重に対応する必要があります。
大型犬の中でも飼育が難しいとされているので、素人が手を出すにはリスクが大きすぎると言えるでしょう。2018年の登録数は0頭なので、土佐犬と出会うのはかなり難しいかもしれません。運良く育てる機会を得られた場合は、プロの訓練士としっかり連携を取れる飼育環境が望まれます。

監修:ソラノアンジュ
愛するペットと暮らす充実した幸せな人生。その素晴らしさをたくさんの人に伝えたくて、ペットライターの道を選びました。
長年の執筆経験で得た情報を元に、あなたの可愛いパートナーを探すお手伝いができれば幸いです。

スポンサー

    ▲ページトップ