ガーデニング

春の花束に人気のスィートピーを花壇や鉢植えで楽しむ上手な育て方

2019-05-10

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スィートピーのスィートとは「香りのよい」という意味。その名の通りスィートピーは優しい香りの可愛い花です。
マメ科の花なので巻きひげで絡みながら育ちます。
切り花は見た目とスィートピーの持つ花言葉からよく卒業時期の花束に使われますが、花壇や鉢植えでも楽しめる花です。

スィートピーはマメ科の草花!

イタリアのシチリア島原産のスィートピーは、マメ科レンリソウ属の草花です。
地域によってはジャコウエンドウなどと呼ばれます。学名はLathyrus odoratus。一年草の種類や時期が来ると地上は枯れてしまうけれど根だけが残り毎年花を咲かせる宿根草のものもあります。ポピュラーなものは春咲きのものですが、夏に咲くタイプや冬に咲くタイプ、また背の高い切り花用の品種や背の低いガーデニング用の品種などがあります。

よく見かける花色はピンクや水色、白などパステルカラーの優しい花色です。女性の淡い恋心を歌った歌詞に「赤いスウィートピー」が登場しますが、赤や紫などはっきりした花色のスィートピーも人気です。

スィートピーの種類を知って楽しもう

品種によって咲く時期が違ったり大きさの違うスィートピーは、大きく分けると4つの種類があります。庭や鉢植えにする時には、環境に合わせて種類を選ぶことも、枯らすことなく上手に育てる近道になります。

■ロイヤル
4cmほどもある大きな花を咲かせるタイプ。耐寒性があるので花壇や鉢植えでも育てやすい種類です。高性種で花茎も丈夫なので、切り花にも向く種類です。花色は豊富な種類。

■リップル
花弁に特徴がある種類。花弁の色とは違う色の吹きかけ模様が入っている花を咲かせる種類です。

■キューピッド
茎の背が低く、ツルがあまり伸びないので、ハンキングバスケットやフラワースタンドなどのアレンジメントに利用すると、盛りだくさんに花が咲き、美しさに拍車をかけてくれます。

■宿根スィートピー
6〜8月の夏の時期に開花するので、花が咲いてもしおれてしまうのも早いですが、次から次へと花が咲きます。咲き終わると地上部は枯れてしまいますが、また翌年も芽を出し開花してくれる種類です。

スィートピーを花壇や鉢植えで上手に育ててみよう

切り花で楽しむのも可愛い花ですが、鉢植えや花壇に咲かせて楽しむこともできるスィートピー。スィートピーの種は、ほかのマメ科の植物と同じように種皮が硬いので、撒く前に一晩水に浸けて吸水するか、爪で種皮に傷をつけて種を撒くと発芽しやすくなります。発芽は15℃くらいの気温が最適です。ポピュラーな春咲きのスィートピーは10月上旬から11月上旬に種撒きします。順調に生育すると4月下旬から6月中旬に花を咲かせます。

ほとんどの植物の育て方の共通することですが、生育する場所は日当たりがよく、風通しのよい、そして水はけのいい場所で育てます。鉢植えの場合は水はけをよくするために、鉢の底に軽石などの鉢底石を1cmくらいひくようにしましょう。鉢植えの用土は市販の草花用培養土を使うと便利です。赤玉土(小粒)を使う場合は腐葉土を3割ほど混ぜ7:3くらいの割合に配合した用土を作り使用します。

庭に地植えする場合は、酸性度を嫌う植物なので、植え付ける場所の1?ほどに、土をアルカリ性の戻す作用がある苦土石灰をまき、元肥として腐葉土や堆肥などの有機質をまぜた土壌を作ります。スィートピーは根が深く張る植物なので、土壌は深めに耕しておくことをおすすめします。

■種撒きは1つの穴に3〜4粒
種は1つの穴に3〜4粒撒きます。生長してきたら間引きして1本にします。ポット苗の場合は植え付けの時に根を傷つけないように気をつけて植え付けましょう。

■水やりも肥料も手間いらず!
スィートピーは乾燥気味に育てるのが上手に育てるコツの一つ。水やりは土壌が乾いたらその時にたっぷりと水やりします。鉢植えの場合は用土が乾いたら鉢の底から水がこぼれ出るほど水を施してください。地植えの場合は根が深く張るので根の先まで届くようにしっかりと土壌に水を施します。

ガーデニング初心者は肥料の与え方も心配になりますが、鉢植えの場合、市販の草花用培養土には、すでに元肥が含まれており、また地植えのものも元肥として有機質を混ぜて土壌を耕しておけば、追肥の心配はいりません。ただその年によって気候が違うので、様子を見ながら生長が遅い場合は追肥として暖効性化成肥料を置き肥してください。

肥料は花の生育に働きかけるリン酸や根の成長に必要なカリ分の多い肥料を使用しましょう。チッ素が多いものは葉の生長が進み、花付きが悪くなる場合があるのでスィートピーの生長には好ましくありません。

■害虫を見つけたら駆除しよう
スィートピーにはアブラムシ、ダニ、イモムシ、エカキムシなどの害虫が付くことがあります。害虫は病気の原因となるなど生長の妨げになるので、見つけたら殺虫剤を撒いて駆除してください。殺虫剤を散布する場合は蕾や花にかからないように気をつけましょう。蕾や花にかかると花色が変色してしまいます。

■花を綺麗に咲かせるためにはこんな一工夫が必要!
花をたくさん咲かせるためには定植後、新しく伸びてきた茎を摘芯します。摘芯することで脇芽を増やしてたくさん花を咲かせることができます。またスィートピーはツルを巻きながら生長するので、ツルが伸びる前にネットを張ってツルを誘引するようにすると綺麗に育ちます。

フェンスなどにツルを張らすのでも構いません。近年はツルのない品種もあるようで、そのような種類のものにはネットを張る必要ありません。また花が咲き、花色があせてきた花柄はつけ根から摘んでしまいましょう。そうすることで、新しい蕾が付きやすくなります。

卒業時期の花束に好まれるスウィートピーの花言葉

花弁が可愛いスィートピー。庭や鉢植えで綺麗に咲いてくれると心の癒しになりますね。
甘い香りがするスィートピーは、切り花にして飾ると室内も優しい香りに包まれます。卒業時期のブーケにもよく利用されますが、それは「門出」「別離」「優しい思い出」「永遠の喜び」などという花言葉を持ち合わせているのも一つの理由です。花の形が今にも飛び立つような見た目をしていることが由来して「門出」とか「別離」などという花言葉が付けられているようです。歌声の美しい有名な歌手の歌に「赤いスイートピー」という歌がありますが、その歌詞を読むと「優しい思い出」という花言葉がぴったりです。

そのほかピンクのスィートピーは「繊細」「優美」「恋の愉しみ」、白い花は「ほのかな喜び」という花言葉を持ち合わせています。贈る場面に合わせて花言葉に思いを託してブーケを贈るのもお洒落なプレゼントになります。

スィートピーを上手に育ててみよう

スィートピーは英語でsweet peaと書きます。甘い香りのするマメ科の花。お花屋さんに行くと可愛い切り花として並んでいますが、鉢植えや庭に地植えして楽しむこともできる可愛い花です。あなたの庭にも可愛いスィートピーを咲かせてみませんか。

監修:Toshie.s
植物の成長はあわただしい毎日を癒してくれます。
ビオラが店頭に並び始める時期になると、毎年購入して寄せ植えを作っていたけれど、ある年から種を採り春に種まきして増やし続け、今では自宅で育ったビオラでクリスマスの寄せ植えを作成。
種から育てた花々に植物の生命力を実感し、それが自分のパワーになっている今日この頃です。夏野菜のキュウリやトマト、冬は白菜、園芸って楽しいですよ。近年人気の多肉植物の不思議な成長にはあっぱれです。そんな園芸の楽しさを皆さんにお伝えできれば幸いです。

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