ガーデニング

立ち姿がエレガントなツルバキアは見た目とは裏腹に荒地でも育つ丈夫な花!

2019-05-11

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スッとした立ち姿がエレガントなツルバキアは、見た目とは裏腹に荒野でも花を咲かせる丈夫な花です。葉や茎を傷つけるとニラに匂いがするので切り花には向きませんが、自然風の庭によく合い、地植えや鉢植え向きの育てやすい花です。

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ツルバキアは南アフリカ原産の球根植物

スッと伸びた茎の先に放射状に十数輪の星型の可愛い花を咲かすツルバキアは、南アフリカ原産の多年草のユリ科の球根植物です。学名はTulbaghia。和名は瑠璃二文字(ルリフタモジ)といいます。昔、宮中ではニラのことを「二文字」と呼んでおり、ツルバキアの葉や茎を傷つけるとニラの匂いがすることから由来している呼び名です。

40~50cmくらいにスッと伸びた草丈の立ち姿がエレガントで、すっきりした印象の花ですが、見た目とは裏腹に、耐寒性や耐暑性が高く乾燥にも強い、生育旺盛な丈夫で育てやすい花です。自然風にコーディネートした庭によく似あい、出来れば地植えでどんどん育てるのが好ましいですが、鉢植えでも十分楽しめます。ただ葉や茎に匂いがあるので切り花にはあまりおすすめできません。

一般的に見かけるツルバキアの花色は濃いすみれ色や淡いピンクや白です。花期は5~9月で夏に最盛期を迎えます。葉は細長く、葉の見た目はニラのような姿をしています。害虫の心配もないガーデニング初心者でもおすすめできる育てやすい、シンプルであきのこない庭植えや鉢植え向きの花です。

ツルバキアの種類

南アフリカには約24種類ものツルバキアが自生していますが、一般的に栽培されているのは花期の長いビオラセア(T. violacea)と花に甘い芳香があるフレグランス(Tulbaghia simmleri)の2種類です。

■ビオラセア(T. violacea)
一般的に見かける種類のツルバキアです。花期が長く春から晩秋まで花を咲かせます。丈夫で使い勝手の良いのが特徴。葉は5mmほどの幅でニラによく似ています。園芸品種に、葉に白い斑の入ったシルバーレースがあります。シルバーレースは明るい印象ですが、花付きは普通のものに比べるとやや悪いです。そのほか大輪種やピンクと白の2色咲きの園芸品種もあります。

■フレグランス(Tulbaghia simmleri)
花に甘い香りを放つ種類です。イギリスでは「スイートガーリック」と呼ばれています。ツルバキアは切り花には向かないと言われますが、この種類は切り花でも楽しめます。春咲きですが、暖地では1月頃からもう咲き始めます。ビオラセアに比べると花数は多いですが、花の大きさはやや小さめです。葉は2~3cmほどでビオラセアより幅の広い葉です。

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ツルバキアの育て方は簡単!

ツルバキアはとても丈夫な性質なので、特に環境を気にせずに育てることができます。ガーデニング初心者でも、また日ごろ植物に手間をかける時間のない忙しい方でも育てやすいおすすめの草花です。あえて言うなら、水はけのよいことにこしたことはなく、日当たりがよければ花をたくさん咲かせます。日が当たらなくても枯れはしませんが、花付きは悪くなります。

■植え付けは3月下旬から4月中旬が最適な季節
球根かポット苗を植え付けて育てます。庭に地植えする場合は特に土壌にこだわりはありませんが、できれば酸性土壌を嫌うので、植え付ける土壌に苦土石灰を混ぜてたがやしておくことにこしたことはありません。鉢植えの用土は市販の草花用培養土を使用すると便利です。赤玉土(小粒)を使うなら腐葉土を7:3に配合した一般的な配合土を使用します。球根から育てる場合は、芽が出やすいように球根が半分くらい埋まる程度に浅植えにします。

球根にしてもポット苗にしても、植え付けは3月下旬~4月中旬が最適な季節です。生育旺盛な植物なので、庭の地植えしたものは数年すると大株に育ちます。庭植えのものは植えっぱなしでも問題ありませんが、できれば株が増えたら掘り上げて株分けして植え替えるのがおすすめです。鉢植えの場合は株が込み合うと生育が悪くなるので、分球して植え替えてださい。春(4~5月)と秋(10~11月)は植え替えに最適な季節です。地上部が枯れてしまっても、地下では球根が育っています。その時期は日が当たらなくでも構いませんが、たまに水を施してあげましょう。

■水やりや肥料の心配もなし!
庭に地植えしたものは水やりの必要はありません。自然の降雨に任せておけば大丈夫です。鉢植えのものも用土が乾いたら水を施せば問題ありません。肥料についてもとくべつ与えなくても生長します。生長が悪いようなときは春と秋に、緩効性肥料を置き肥してください。

■夏越しと冬越しについて
耐暑性の高い性質なので、夏越しは特に対策を考える必要はありません。耐寒性も高いので暖地でも戸外で問題なく冬越しできます。軽く霜が降りるくらいでは枯れることはありません。ただ-5℃以下になり土が凍るような地方では、根元に盛り土をしたり、腐葉土をまいたり、藁やビニールでマルチングするようにしましょう。また鉢植えのものは室内や玄関の中に移動しましょう。土が凍ると球根が凍ってしまいます。土が凍るほど気温が下がる場合は、このような対策をとり冬越しするようにしてください。

ツルバキアの花言葉

その植物に象徴的な意味を持たす花言葉。外国では気持ちを花に託して花束を贈る風習があり、そんな風習をまねて、日本でも花の持つ花言葉を調べる人も少なくありません。ツルバキアの持つ花言葉は「落ち着きのある魅力」「小さな背信」「残り香」です。
このような花言葉を持つ由来ははっきりとわかりませんが、おそらくツルバキアのシンプルでありながら立ち姿が美しい見た目から、このような言葉を象徴にしているのではないないでしょうか。

ツルバキアの花言葉はどれも癒しのある言葉。こんな花言葉を持っている花だと知ると、美しい立ち姿に、より癒しを感じて観賞することができますね。

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ツルバキアを育ててみよう!

ツルバキアは荒野でも花を咲かすという丈夫な花です。生育旺盛で毎年株が増える元気な植物。
育て方の管理は簡単なので、ガーデニング初心者や、忙しい方も上手に育てられるエレガンスな花です。ただ-5℃以下になる寒冷地にお住まいの方は冬越しに対策が必要です。
夏越しは暑さ対策の必要ありません。花数は多少減りますが日当たりが悪くても生長し、環境に文句を言わない丈夫な花です。お庭や鉢植えでツルバキアを育ててみませんか。

監修:Toshie.s
植物の成長はあわただしい毎日を癒してくれます。
ビオラが店頭に並び始める時期になると、毎年購入して寄せ植えを作っていたけれど、ある年から種を採り春に種まきして増やし続け、今では自宅で育ったビオラでクリスマスの寄せ植えを作成。
種から育てた花々に植物の生命力を実感し、それが自分のパワーになっている今日この頃です。夏野菜のキュウリやトマト、冬は白菜、園芸って楽しいですよ。近年人気の多肉植物の不思議な成長にはあっぱれです。そんな園芸の楽しさを皆さんにお伝えできれば幸いです。

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