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幾重にも重なる花びらの花姿が魅力的!ラナンキュラスの上手な育て方

2019-05-12

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薄い紙を何枚も重ねたペーパーフラワーのような花ビラが魅力的なラナンキュラスは、春を彩る球根植物です。原種は5枚の花びらしか持たない黄色い花です。
品種改良が進み現在のような幾重にも重なる花びらをもつ花姿になりました。切り花、鉢植え、地植えでも楽しめる華やかな花です。

ラナンキュラスは球根植物

花びらが魅力的なラナンキュラスはキンポウゲ科ラナンキュラス属、学名はRanunculus asiaticus L.です。
早春から春の季節を彩る球根植物。秋に植え付け、春に花期を迎え、暑い夏は休眠するとは、なんともうらやましいリズムで育つ花です。ふわっとした薄い花びらが幾重にも開いた美しい花姿をしていますが、原種は5枚の花びらから成る黄色い花です。その形や見た目からバターカップルと呼ばれているのが、現在流通しているラナンキュラスの原種です。

現在観賞しているラナンキュラスは、原種の品種改良が進んだ姿で、咲き方や花色も豊富な種類を楽しめます。草丈は30〜50cm。華やかな花姿は切り花や花束に人気ですが、鉢植えや庭に地植えしても楽しめます。ちなみにラナンキュラスの「ラナ」は、ラテン語で池にいるカエルの意味に由来しており、ラナンキュラスの仲間の多くはカエルが住むような湿地に自生していますが、現在観賞できるラナンキュラスは湿地は苦手で、水はけのよい土壌を好みます。

ラナンキュラスの種類

ラナンキュラス属の仲間は世界中におよそ500種類以上分布していますが、その中で球根を作るものは、原種であるラナンキュラス・アシアティックスの1種類。現在流通しているラナンキュラスと呼ばれる花は、これの改良品種です。
フリルのような5枚の花びらから成る一重咲き、半八重咲き、八重咲き、15cmもある大輪の花を咲かせる種類もあります。

■花色も豊富
春を彩るラナンキュラスは花咲く季節にふさわしく、豊富な種類の花色が楽しめます。白、ピンク、黄色、オレンジ、紫、赤、緑、地の色とは違う色で花びらが縁どられた種類、パステルトーン、また花びらに光沢のある種類もあります。

ラナンキュラスの上手な育て方

幾重にも重なる花びらがふわっと開いた花姿が魅力的なラナンキュラスの育て方は、花びらの繊細さに比例して、手入れに少し手間かかります。湿気を嫌うので蒸れに気をつけ、耐寒性もそれほど高くないので、霜の降りるような時期は根元を藁で囲ったりマルチングして防寒対策しなければなりません。
たとえば水やりの時は花に水がかからないように注意が必要であったり、綺麗な花を咲かせるためには肥料も必要です。 ■植え付けの季節は11〜12月
ラナンキュラスは球根もしくは苗から育てます。球根から育てる場合は植え付け前に球根を半日水に浸けて球根に水を吸水して植え付けします。球根の上に2〜3cmくらい土が被さるくらいの深さに植え付け、数個植え付ける場合は15cmくらいの間隔をとり植え付けます。

苗から育てる場合は、まずは苗選びからの始まりです。株がしっかりしていて、葉っぱは緑で生き生きしている苗がおすすめ。蕾が付いていても開花したときにどのような色の花が咲くかわからないので、花色にこだわる場合は、一輪開き始めている苗で花色を確認して苗を選びましょう。

球根にしても苗を植え付けるにして、植え付けは11〜12月の晩秋の季節が最適です。たとえば球根から育てる場合、9月に植え付けてしまうと秋の長雨で球根が腐ってしまう場合がありますので、早めの植え付けはご注意してください。また寒さにも強くないので冬場に植え付けるのはおすすめできません。

*球根を植え付けたあとは一度水を施しそれからしばらく水をあたえずに様子を見ます。鉢植えの場合は日陰の涼しい場所で管理することがおすすめです。水を与えすぎると球根が腐ってしまいます。徐々に球根に水を吸わせることで球根を腐敗することから防ぎ、球根に水を吸わせることができます。植え付けてから10日間くらいは水を与えず育てます。

■日当たりのよく水はけのよい場所で管理する
植え付けたら日当たりのいい場所で管理しましょう。また湿気を嫌うので庭に地植えする場合は土壌に腐葉土や完成堆肥などの有機物を加えて耕した土壌を作り植え付けます。また土壌は砂質土壌であること。粘土質の土壌はラナンキュラスの植え付け環境にはおすすめできません。そのような環境の場合は、園芸店などで市販されている土壌改良剤のバーミキュライトやゼオライトで土壌を耕して砂質土壌を作ります。砂質土壌は水はけがよく通気性にも優れているのでラナンキュラスを育てる土壌には最適です。

鉢植えの用土も水はけをよくするために、水はけのよい用土を使います。腐葉土など有機質が全体の3〜4割程度含まれている根張りの良い培養土を利用してください。

蒸れに弱いラナンキュラスは風通しの良い環境であることも大切です。たとえば葉っぱが込み合ってきたら間引いて整理するのも風通しを良くする方法です。

■上手な育て方は乾燥気味に育てること!
ラナンキュラスは土壌や用土を乾燥ぎみにして育てましょう。そのため水やりは土壌や用土が乾いた時にたっぷりと施すことが基本です。水を与えすぎると球根が腐ってしまう場合があります。また水やりするときは花びらに水をかけないようにすることで、重なり合って咲かせている繊細な花びらを蒸れから守ることができます。

水のやりすぎは蒸れの原因をでもあり、灰色カビ病を誘引することもあります。灰色カビ病とは花びらや葉や茎に淡褐色の斑ができ、斑が大きくなるにつれて そこから枯れていき、やがて灰色のカビに覆われ株が枯れてしまう植物の病気です。蒸れ予防していても、梅雨の時期などに病斑を見つけたらその部分を取り去り拡大を抑えてください。

■発芽後はこんな作業が必要!
発芽後、生長していくうちで、黄ばんだ葉が出てきたらそれは病気の原因にもなるので取り除いてください。また鉢植えで、球根から育てて発芽した苗に初めて蕾が付いたら、その八より一回り大きな鉢に鉢替えします。これは根がまわり根詰まりしてしまうのを防ぐためです。また鉢植えのもので葉が黄色くなる原因は、鉢の中で根が根詰まりしていることも考えられるので、そのような場合も一回り大きな鉢に鉢替えしましょう。

■肥料を施し栄養管理!
花姿が美しいラナンキュラスは、綺麗な花を咲かせるためには栄養管理も大切です。そのために肥料を施します。庭に地植えする場合は、植え付け前に堆肥や有機物と共に、化成肥料を混ぜて耕し元肥にします。追肥は葉が増え始めたころに同じ化成肥料を根元に置き肥します。

鉢植えの場合は、ゆっくりと効果があらわれる緩効性化成肥料を、鉢の下の方に元肥として施します。地植え同様に、葉が増え始めたころに追肥します。元肥と同じ緩効性化成肥料を根元に置き肥します。また鉢を植え替えたあとにも、緩効性化成肥料を置き肥します。その他葉が緑色の期間は月に2〜3回の割で液肥を施すと、葉の色を綺麗に保つことができます。

ラナンキュラスの花言葉

切り花としても人気のラナンキュラスは、人に贈る春の花束にも利用の多い花です。
その花の花言葉を利用し、花に気持ちを託して贈る花束はちょっと粋なプレゼントですね。豪華で魅力的、またふんわり優しげなラナンキュラスの花言葉は見た目どおり「とても魅力的」「華やかな魅力」です。花の色によっても紫は「幸福」、白は「純潔」、ピンクは「飾らない美しさ」、黄色は「優しい心遣い」などという象徴的な花言葉を持っています。
ラナンキュラスの花言葉に気持ちを託して、ちょっとお洒落に花束を贈るのも粋なプレゼントです。

ラナンキュラスを育ててみよう

切り花でも人気の春を彩るラナンキュラスは鉢植えでも庭に地植えしても楽しむことができる球根植物。
繊細な幾重にも重なる花びらの花姿が魅力的は花ですが、育て方はちょっと手間のかかることもあります。
水やりに注意し、必要な時期に肥料を施し、黄色い葉は取り除く。まずはこんなことを頭において育ててみましょう。案ずるより産むがやすし!あなたの庭に素敵なラナンキュラスを咲かせてみてください。

監修:Toshie.s
植物の成長はあわただしい毎日を癒してくれます。
ビオラが店頭に並び始める時期になると、毎年購入して寄せ植えを作っていたけれど、ある年から種を採り春に種まきして増やし続け、今では自宅で育ったビオラでクリスマスの寄せ植えを作成。
種から育てた花々に植物の生命力を実感し、それが自分のパワーになっている今日この頃です。夏野菜のキュウリやトマト、冬は白菜、園芸って楽しいですよ。近年人気の多肉植物の不思議な成長にはあっぱれです。そんな園芸の楽しさを皆さんにお伝えできれば幸いです。

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