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世界屈指の炭酸泉を持つ大分県・長湯温泉へ 風情ある「ガニ湯」やドイツ建築が美しい「御前湯」で温泉を堪能

2019-05-13

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長湯温泉は大分県久住山系の東の麓に位置する直入町にある温泉地です。国内有数の炭酸湯で、その炭酸濃度や湧出量、温度などから世界屈指の炭酸湯として人気を集めています。

与謝野晶子や田山花袋も訪れた名湯

「飲んで効き長湯して利く長湯のお湯は心臓胃腸に血の薬」これは昭和初期に九州帝国大学の松尾武幸教授が長湯温泉について詠った句です。
長湯温泉には血行を促進する効果が期待できるため、この句に詠まれているように、ゆっくりと湯に浸かれば心臓病や神経痛に効き、飲めば胃腸に関する病に効果的だとされています。

古くは与謝野晶子・鉄幹夫妻や田山花袋、種田山頭火といった名だたる文人も、長湯温泉へ湯治に訪れています。長湯温泉には彼らの歌碑も各所に残されているので、湯上りにお散歩しながらぶらりと巡ってみても楽しいかもしれません。

長湯温泉は含重炭酸土類泉と単純二酸化炭素泉の2系統の炭酸を多く含んでおり、マグネシウム・ナトリウム・カルシウムなどが豊富な泉質です。炭酸泉自体が日本国内では数少ない貴重なものではありますが、その濃度や湧出量、温度なども大変優れていることから、世界屈指の炭酸泉として注目を集めています。

また、長湯温泉では旅館や日帰り温泉施設などが軒を連ねていますが、そのほとんどで独自の源泉を持っているため、それぞれお湯の温度や質が異なります。そのため、長湯温泉を訪れた際は、温泉施設を巡っていろいろ試してみるのもおすすめです。

川の中心部に湧く「ガニ湯」や「ラムネ温泉」などバラエティ豊かな温泉も魅力

長湯温泉を流れる芹川沿いには、「ガニ湯」と呼ばれる混浴露天風呂が設けられています。「ガニ湯」とは娘に恋をしたカニが雷に打たれたことでできたという伝説を持つ温泉で、長湯温泉の一大名所でもあります。芹川の水位が低い時は河原にありますが、水位が高くなると川の水に覆われ、川の真ん中で温泉に浸かっているような貴重な体験が楽しめます。24時間無料で利用できるうえ、水着の着用もOKなので、女性にもおすすめです。

長湯温泉にはほかにもバラエティ豊かな温泉施設が点在しています。例えば名前がなんとも美味しそうな「ラムネ温泉館」は、お湯につかると炭酸泉ならではのシュワシュワとした感触が楽しめる温泉施設です。建物もおしゃれで、2階には無料で入場できる美術館も併設しています。

また、ドイツ建築の特徴的な外観が見事な「御前湯」も長湯温泉の名所のひとつです。大浴場をはじめ、露天風呂や家族風呂なども設けられているので、1日ゆっくりと温泉を楽しみたいという方におすすめです。

世界屈指の炭酸泉を持つ長湯温泉をゆっくり堪能しよう

いかがでしたか。長湯温泉の温泉街には、温泉を飲むことができる「飲泉所」が数ヵ所設けられています。炭酸泉を飲むという健康方法は長湯温泉のみならずヨーロッパ、とくにドイツで認められているので、旅の思い出として一杯試飲してみてはいかがでしょうか。ぜひ参考にしてください。

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