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風が強いときの花写真のコツを紹介!

2019-06-07

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冬から春先になると、そろそろ始めたいのが花写真です。しかし、花が咲き始める春先は冷たい空気と暖かい空気が混じり合い、強風が吹く日が多くなります。

風が強く花が大きく揺れていると、ピントを合わせたつもりでも被写体ブレを生じやすいです。被写体ブレが生じるとシャープに見えない写真になってしまいます。

今回は風が強くて花写真を撮りにくいときのコツの紹介です。

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シャッタースピードを上げる

風が強いときの花写真は、シャッタースピードを上げてみて下さい。花がブレてしまう強風時でも、シャッタースピードを上げれば止まったように写せます。

通常の風なら250分の1ほどのシャッタースピードでも充分ですが、強風のときはさらにシャッタースピードを上げましょう。しかし、シャッタースピードの設定をただ上げるだけでは、暗い花写真になりかねません。

暗い写真にならないよう、シャッタースピードを上げるには以下の方法があります。

△F値を小さくする
F値の設定ができるデジタルカメラでは、F値を小さくするほどシャッタースピードが上がります。F値を大きくしすぎるとシャッタースピードが遅くなるため、花がブレないシャッタースピードになるまでF値を小さくしてみましょう。

デジタルカメラで設定できる最小F値は、装着したレンズの明るさに左右されます。明るいレンズはF値が小さくなるため、シャッタースピードを上げたいときに便利です。

ボケのある花写真を撮りたいときも、明るいレンズのほうが綺麗になりやすいです。

△ISO感度を上げる
ISO感度の設定ができるデジタルカメラでは、ISO感度を上げるほどシャッタースピードが上がります。ISO100でシャッタースピードが250分の1の場合、ISO200に上げたときのシャッタースピードは2倍である500分の1です。

ただし、ISO感度を上げすぎるとノイズによるザラツキが目立つ花写真になってしまいます。必要以上にISO感度を上げない方が良いでしょう。

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フラッシュを使用する

曇りの日など光量不足でシャッタースピードが上がらないときは、フラッシュで光量を足すという方法もあります。フラッシュにはカメラ内蔵フラッシュ、外付けフラッシュと2種類あり、外付けフラッシュの方がハイパワーのものが多いです。

パワーがあるほど遠くまで光が届くため、なるべく外付けフラッシュを用意したいところです。

△TTL自動調光のフラッシュが便利
TTL自動調光の機能が付いているフラッシュであれば、自動的に光量の調整が行われます。TTL自動調光ではフラッシュ側ではなく、カメラ側で測光しているため精度が高いです。

どのパワーでフラッシュを光らせると適正な露出になるのか、分からないときにも便利な機能となります。

TTL自動調光だと上手くいかない、自分好みに合わせたいときはマニュアルで発光させると良いでしょう。

フラッシュでは1/1がフル発光となり、1/2〜1/256まで下げていくほどパワーが減っていきます。何枚か撮影してみて、適正な露出になる数値を探してみて下さい。

△ハイスピードシンクロのフラッシュが便利
カメラにはストロボ同調速度というスペックがあります。外付けフラッシュをカメラに取り付けた際、シャッタースピードが一定以上に上がらないことはありませんか?

シャッタースピードを上げすぎると、シャッターの幕が写って光が切れたような写真になります。そのため、カメラのストロボ同調速度よりシャッタースピードが上がらない仕組みになっています。

カメラによって異なりますが、ストロボ同調速度は125分の1〜250分の1ほどです。

125分の1〜250分の1のストロボ同調速度よりシャッタースピードを上げたいときに便利なのがハイスピードシンクロのフラッシュです。ハイスピードシンクロにより、昼間にフラッシュを使用する日中シンクロが行えます。

花の揺れが収まるまで待つ

風が強いときは、次のように花の揺れが収まるまで待つというコツがあります。

△風が弱まるまで待つ
強風が吹く日でも弱まる瞬間があります。被写体となる花を見つけたらカメラを構え、風が弱まるまで待ってからシャッターを切るという方法も有効です。

天気予報を見て強風になりそうな日は避け、風の弱い日を狙って撮影に出かけても良いです。

地域や天候などによって異なりますが、朝方や夕方は昼間より風が弱まる傾向があります。風が強くなりやすい日中は避け、朝方や夕方に花写真を撮ると良いでしょう。

カメラの設定でシャッタースピードを上げる方法と比べると、風が弱まるまで待つ方法は時間がかかりますが被写体ブレは抑えられます。

△動体用のAFモードを使う
風が弱まる一瞬で花へピント合わせするのが難しいときに便利なのが動体用のAFモードです。例えばニコンのデジタル一眼レフカメラには「3Dトラッキング」というAFエリアモードがあります。

「3Dトラッキング」はシャッターボタン半押し中、動いている被写体にピントを合わせ続けるという機能です。「3Dトラッキング」に設定しておき、風が弱まって花の揺れが収まったらシャッターボタンを押すといった使い方ができます。

まとめ

風が強いときの花写真のコツをいくつか紹介してきました。F値やISO感度、フラッシュなどでシャッタースピードを上げるのが被写体ブレを抑えるコツです。

シャッタースピードを上げても被写体ブレを抑えられないときは、花の揺れを活かした写真を撮っても良いでしょう。三脚でカメラを固定してスローシャッターを切ると、思わぬ写真が撮れることがあります。

ペンネーム:はしくん
北海道在住、カメラ歴10年のアマチュアです。
旭川や美瑛、富良野、大雪山系などを主に撮影しています。
北海道らしい風景の他、キタキツネや蝦夷リスなど、動物も撮影するのが好きです。
現在使っているカメラは風景用に「SONY a7R」、動物用に「CANON EOS 7D Mark II」の2台体制。
富士フィルムの中判フィルムカメラ「GF670W Professional」もたまに使用しています。

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