ガーデニング

地味で神秘的なところが魅力!アスチルベ

2019-06-14

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1. アスチルベの季節

アスチルベはユキノシタ科チダケサシ属の多年草です。英名の「Astilbe」は、「輝きがない」というギリシャ語が語源になっていますが、逆にその地味で神秘的なところが魅力として捉えられ、人気が高まっている園芸品種です。もとは山間の湿地に自生していたような植物なので、高温乾燥には弱い性質を持っています。西日の当たる場所は避けて、明るい半日陰で、湿り気に注意しながら管理しましょう。

春:アスチルベは春に茎や葉を伸長させ、夏の開花期にむけて成長します。植え付け適期なので、ポット苗を入手して植え付けてみましょう。土質は特に選びませんが、水もちのよい土の方がよく育ちます。春に緩効性化成肥料を施しておけば、あとはほとんど必要としません。

夏:初夏6月から夏8月にかけて、開花期を迎えます。細い茎の先に小さな花穂をたくさん付け、花穂は枝分かれしながら花を咲かせます。株全体がふわふわと柔らかで幻想的な雰囲気に包まれます。真夏は、乾燥と葉焼けに注意して育てましょう。株元にマルチングを施し、葉水を行うのも効果的です。

秋:アスチルベは葉や茎の地上部を枯らせます。剪定して株元をスッキリさせましょう。

冬:アスチルベは多年草なので毎年花を咲かせてくれるのも魅力のひとつです。耐寒性が強いので、そのまま土の中の根だけで冬越しをします。
病害虫にも強く、生育旺盛で、環境適応能力が高く、地植え・寄せ植えのいずれでも育てられます。
鉢植えでも楽しめますが、冬の寒気に当てた方が花つきがよくなりますので、戸外で管理しましょう。

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2.アスチルベの種類

アスチルベは、もともと日本の山野に自生していたチダケサシやアワモリショウマなど6種の原種を元に、ヨーロッパで品種改良したものです。円錐形の花穂と、流れるようなフォルムの葉が美しく、バランスのとれた草姿が魅力の園芸植物です。

品種数は25種類とさほど多くありませんが、近年のガーデニングブームによって多様な改良種が流通するようになりました。大別すると、アレンジーハイブリッド、ジャポニカハイブリッド、シンプリシフォリアハイブリッド、シネンシスタイプの4つの系統になります。ここでは人気の園芸種をご紹介します。

アレンジー系:日本のアワモリショウマと中国のオオチダケサシを掛け合わせ、ドイツのゲオルグアレンズ氏によって開発されました。花色や種類も豊富で、育てやすく、最も流通しているポピュラーな品種です。

カトレア:カトレアのように美しいピンク色の小さな花を房状に咲かせます。しなやかな茎が風にそよぐ姿が優美です。

カプチーノ:ブラウンの茎にミルク色の花を咲かせる品種です。花は、蕾のうちは黄緑色ですが、咲き進むにつれてカプチーノコーヒーに似たオフホワイトへ変化するのが特徴です。葉も、新芽のうちは茶色ですが、時間の経過とともに緑色へと移り変わります。花と葉の色の変化を鑑賞しましょう。

カラーライムフラッシュ:黄色の花とライム色の葉っぱが珍しい、人気の品種です。背丈は50センチ程度と他の品種に比べて小ぶりの矮性種です。まだ珍しく園芸店でも苗が見つからない場合には通販などで入手しましょう。

アスチルベは葉色が美しい品種も多く、花が終わった後もカラーリーフとして楽しむことができます。葉色は品種によって変わるだけでなく、時期によっても緑や赤紫に変化することがあります。
選ぶ際には品種や花色だけでなく、ぜひ葉色もチェックしてくださいね。

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3.アスチルべの地植え

アスチルベは日本や中国で自生していた植物が西洋に渡って品種改良されたものです。どこか草姿に「和」の風情を感じさせるのはそのためです。丈夫で、耐寒性があり、半日陰でも育つことから、シェードガーデンなどに彩りを添えてくれますよ。

地植えの場合は、午前中の日光が当たるような半日陰の場所か、夏に葉を茂らせ冬には葉を散らす「落葉樹の下」などが最適です。ポット苗なら通年植え付け可能ですが、春の3月から4月か、秋なら10月から11月が最も植え付けに適しています。

まず、植穴に赤玉土と腐葉土と緩効性肥料を混ぜ込み、よく耕しておきましょう。30?間隔で植えつけ、株もとにたっぷり水やりをしてください。花色が悪くなるので、真夏には日除け対策をしっかり施してください。逆に、冬場にはしっかり日に当てないと成長が悪くなります。
水切れさせると蕾が枯れることもありますので、表土に湿り気を保つように注意して育てましょう。乾燥を防ぐため腐葉土などで表土を覆うマルチングをおすすめします。

数年間は植え放しでも構いませんが、芽数が増えて混み合ってきたり、花立ちが少なくなったりしてきたら、早春か秋に株分けして植え直しが必要です。

4.アスチルベの寄せ植え

アスチルベの寄せ植えなら、5月から9月ごろまで長く開花を楽しむことができます。梅雨の長雨にも元気に咲き続け、夏の庭を明るく彩ってくれるでしょう。

寄せ植えの適期は3月から4月、または10月から11月です。
用土は、水はけがよく、しかも水もちのよいものが適しています。例えば、赤玉土小粒6に腐葉土4の配合土、または山野草用培養土を用いてもよいでしょう。株元の乾燥を防ぐため、バークチップなどでマルチングをすることをおすすめします。

アスチルベと寄せ植えにする植物は、似たような環境を好み、お花少な目で、育てやすく、手入れが楽な植物、例えばロニセラ、レモンビューティ、ツルニチニチソウ、斑入りアケビ、ケイトウなどがよいでしょう。
アイビーやワイヤープランツは、ナチュラルガーデニング風の庭によく合い、アスチルベとも相性がよい植物です。ヒューケラは和風にも洋風にもよく合います。開花後の花がらはすぐに摘み取りましょう。

アスチルベにとって栽培のチェックポイントは水やりで、1年を通して乾かさないように管理することが大切です。
庭のシェードガーデンや寄せ植えでも、春の伸長期や夏場は特に念入りに水やりをしましょう。特に鉢植えでは水切れすると、葉が乾燥して枯れやすく、蕾も枯れてしまうため花が咲かないことがあります。

耐寒性が強く、耐暑性もありますが、夏の高温乾燥は葉焼けの原因にもなるので注意が必要です。コンテナや鉢の寄せ植えは乾きやすいので、夏の間は日陰で管理するほうが安全です。

春5月の成長期と秋10月頃に緩効性肥料を追肥してください。根が傷むので、数回に分けて少量を少しずつ施します。
鉢植えの寄せ植えは根詰まりしやすいので、3月頃の適期に、1〜2年を目途に植え替えをしましょう。

ペンネーム:Yoshidanz
ファームステイしたのをきっかけに農業生活にはまる。イギリスのオーガニックガーデニングを通信教育で勉強しながら、コンポースト造りと家庭菜園に挑戦。現在はニュージーランドの海沿いの丘陵地に土地を購入、ポタジェで有機野菜作りに励んでいる。

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