景勝地

沼津で喧騒を離れてぜひ訪ねたい沼津御用邸記念公園

2019-06-20

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沼津の漁港で海の幸を堪能するのも旅の醍醐味ですが、皇室のかつての生活を伺うことのできる沼津御用邸記念公園は、一度は訪れてみたいスポットです。 建物が現存し、皇室の使用がなく公開されているのは、ここだけとなっています。
明治26年、大正天皇(当時は皇太子)のご静養のために造営された沼津御用邸は昭和44年に廃止され、翌年に沼津市が「沼津御用邸記念公園」として開設したものです。 大きく本邸跡、西附属邸、東附属邸の3つのエリアからなっており、平成28年10月には本公園内の一部が「旧沼津御用邸苑池」として国指定名勝となっています。

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御用邸内部はどうなっているの?

昔さながらの門番が立っており、その瞬間から厳かな気分になってきます。通り抜け受付(料金を支払う)を済ませ、建物内部へと入っていきます。車寄せのエントランス部分に付けられた照明は、当時のままで江戸切子細工が施されています。

かつて、御用邸はどなたがどのように使ってきたのでしょうか?
明治、大正、昭和の3代、77年間にわたり、天皇皇后両陛下や皇族の方々がご利用になりました。 特に、歴代の天皇皇后両陛下、皇太后陛下のご利用日数は約5000日にも及び、同時期の他の御用邸にくらべて最も多く利用されました。沼津という気候や風土、そして景観や交通の便など様々な要因の面で恵まれ、皇室の方々に愛された御用邸なのではないでしょうか。
また、皇族の方々が度々ご利用になられることにより、文化的な面での向上が図られるなど、沼津市民が受けた恩恵は計り知れないものでしょう。 西附属鄭御殿は広大な松林の中で自然と調和する歴史的な建造物で明治時代の雰囲気を残した貴重な木造平屋建ての和風建築になっています。中へと足を進めていくと代々の天皇が過ごされた様子が伺えます。 食事を用意する場所は火を使うこともあり、別棟で用意されて運ばれたようです。また湯殿も湯舟はなく、お湯を運んで使われた様子が分かります。 現代の住まいでリビングとして使うような続きの間の一つが謁見所となっていて、当時使われていた家具備品も保存されていて、歴史的にも重要です。椅子の背もたれ部分にも菊の御紋が見てとれます。和室の畳に絨毯を敷く和洋折衷方式なのもご静養生活の一端が垣間見えて面白いです。 突き出すように造られた部屋はビリヤードをするために、配され、4穴のビリヤード台が残っています。

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季節や時期によって記念展示を開催

所蔵されている備品も数多くあることから、時々によって展示品を公開しています。
時節柄、令和のはじまりとともに、それを記念するかのように、十二単の展示が行われていました。
優雅な面持ちとともに、皇族としての品格を感じさせてくれる品々の展示が楽しめます。

庭も心の静養として散策してみよう

玄関には、ボランティアガイドがいますので、説明を聞いてみるといろいろなことを丁寧に教えてくれます。一緒に庭に回ると皇族方のお印の花が植えられており、梅林もあります。お印の花や木の話のエビソードにも興味深いものがあります。
庭の前面には海が広がり、防風林として植えられた松林とともに、心和む風景が広がります。
一回りすると、そば処や喫茶店があり、食事をして楽しむことができます。
その喫茶「主馬」は本邸の馬屋を改装したもので、店内では上生菓子付きお抹茶や軽食をとる方々で賑わっていますが、よく内装を見てみると、当時そのままに馬を繋いでいた様子がわかる木組みが残されています。

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皇室気分を味わったら、最後に立ち寄ろう

松籟亭では、皇室の方々のお印を刺繍したハンドタオルや小物を販売しています。
また、沼津市内の老舗菓子舗による御用邸オリジナルの和洋菓子が取り揃えられています。
お土産として購入して、帰ってからも楽しんだり、味わってみたりしてはいかがでしょうか。

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